rFactor2 CODE OF CONDUCT 日本語訳 | rFactor2にゅーす

rFactor2にゅーす

本格レースシムソフト、rFactor2のサーバーを運営する谷間鯖です。
こちらの記事では、rFactor2の最新情報、シリーズ戦のレース結果、Le Mans Ultimate情報などを更新します。

 rFactor2のCompetition System(以下CS)に参加する際、Studio397は以下の"CODE OF CONDUCT"(行動規範)に従う必要があるとしています。これはいわゆるレギュレーションにあたるものとなりますが、谷間鯖の"開催規則"とは比べ物にならないぐらい厳しい規則が定められています。

 

 この行動規範は2016年にご紹介したVECのレギュレーションがベースになっていると思われますが、文中をよくよく読んでみると微妙にVECとは違うところもあるようで、VECに参加されている方、もしくは詳しい方も少し注意が必要なようです。

 

 本稿ではこのCODE OF CONDUCTを日本語訳し、掲載致します。間違えている部分も多々あるかもしれませんが、CSに参加される日本人ユーザーの一助になれば幸いです。

 

※誤訳、誤記などあればご一報ください。また、本文は予告なく修正することがあります。

※PDF版はこちらからダウンロードできます

 

 

CODE OF CONDUCT

1. 行動規範

1.1 ドライバーは、コース内/外の双方で自身の行動に責任を負い、このドキュメントの全てのルール、そしてイベント前に説明されるルールを受諾しなければならない。

 

1.2 ドライバーは現在のイベントにおけるルール変更に対し、最新のレースインフォメーションを確認しなければならない。

 

1.3 不正行為はいかなるものも許容されない。

1.3.1 不当なアドバンテージが得られるバグ、グリッチ、ゲームの問題の報告を怠った場合、失格になることがある。

1.3.2 ルールを悪用して不当なアドバンテージを得るドライバーは、レース、イベント、チャンピオンシップから、追放を含むペナルティを課される可能性がある。

 

1.4 ドライバーは倫理的かつスポーツマンライクマナーを持って参加しなければならない。

1.4.1 トーティング(嘲笑等)、トラッシュトーキング(威圧、蔑み等)、グリーフィング(嫌がらせ等)を、他のドライバー、スタッフ、スポンサー、及び他の関連会社に対して行うことは許容されず、即時追放になる場合がある。我々は、全てのドライバー、チームマネージャー、スタッフは、互いをリスペクトしポジティブな雰囲気を形成することを期待する。

1.4.2 このルールは公式、もしくはrFactor2サーバーがホストする全てのセッション中で適用される。パブリック、フォーラム、ディスコードも同様である。

 

1.5 パッチやプラグインの使用は、シミュレーションの機能、不当なアドバンテージ、他のドライバーに影響を及ぼさない限り許可される。

 

1.6 レース前準備:我々は、全てのドライバーがレースイベント前に事前準備を行うことを推奨する。もし、ドライバーがイベントに参加し明らかな準備不足であった場合、スチュワードはドライバーに対し不参加を勧告することができる。スチュワードはドライバーの練習時間を確認するために、"Top Lap times log"を使用することができる。スチュワードは現在のウィークリーレースにおいて、ドライバーが予選で到達すべき最低レースタイムを掲示することを選択できる。これはドライバーがイベントに対し適切な準備を行っていることを確実にし、そのイベントの準備に多くの時間を掛けている全てのチームやドライバーを危険に晒さないためである。

 

2. 一般規則

2.1 ドライバーは安定したインターネット接続を構築しなければならない。これはpingが最低でも150以下でなければならないことを意味する(レースサーバーから見て)。150を超えるドライバーは、レースサーバーから退出を勧告されることがある。

2.1.1 WIFI、GSM/3G/4G接続は非常に高いpingとラグを引き起こすことが知られている。-これらの接続は使用してはならない。

 

2.2 ドライバーはrFactor2内でフルネームを使用する必要がある。-これを行わないドライバーは車両ポイントの全てを失い、この問題が修正されない限り次のイベントに参加することが許可されない。

2.2.2 我々のイベントに参加するドライバーは、フォーラムでもCSと同様にリアルネームを使用する必要がある。

 

2.3 ルールの例外は特定のレーススレッドに掲示され、そのレースのみの例外となる。

 

2.4 rFactor2イベントはヨーロッパで開催され、全ての時間は、後述する中央ヨーロッパ時間(CET)-GMT+1、もしくは中央ヨーロッパ夏時間(CEST)-GMT+2が採用される。

 

2.5 管理者は車両、コース、ルールを変更する権利を有する。

 

3. 車両識別、リバリー、カーメイク

3.1 特に注記された場合-ドライバー/チームは参加を許可される前に、承認されたリバリーを準備する必要がある。

 

3.2 不敬、ヌード、その他管理者が不適切と認めるものは、リバリーの一部として許可されない。

 

3.2.1 ドライバーとチームは、リバリーのコンテンツに対して責任を追う。実在する企業、組織、団体の名前、ロゴ、ウェブサイト、スローガン、その他情報の使用には、各オーナーの同意を得る必要がある。

 

3.3 S397は車両テンプレートを提供する。これには特別なイベントで義務化されるナンバープレートデザインを含む。

 

3.3.1 ドライバーとチームは、ナンバープレートの位置を変更することはできない。

3.3.2 ドライバーとチームは、ナンバープレートのフォントを変更することはできない。

3.3.3 特定カテゴリーのステッカーは、リバリーに残すものとする。

3.3.4 LMH class color = White(ffffff)

3.3.5 LMP2 class color = Blue (0000ff)

3.3.6 LMP3 class color = Purple (ff00ff)

3.3.7 GTE class color = Red (ff0000)

3.3.8 GT3 class color = Green (00ff00)

 

3.4 リバリーはシリーズルールに従って提出されなければならない。-これはゲーム内、もしくはファイルシェアリングオプションを通じて行うことができる。

 

3.5 シーズン中-ドライバーとチームは、カーマニュファクチャラーを変更することはできない。

 

4. 予選

4.1 予選セッションでは、各車のファステストタイムを用い、レースのスターティンググリッドを決定するために使用される。

 

4.2 予選はゲーム内セッションとなり、長さ、日程などはシリーズによって決定される。

 

4.3 予選セッション後、特に別記されていない限り、レース前にウォームアップセッションが実施される。

 

5. レース

5.1 各ドライバーは、ゲーム内チャットオプションを有効にし、管理者がレースサーバー内でドライバーと通話できるようにしなければならない。

 

5.2 イベントにおいて、ドライバーがTeamSpeakに接続する必要があると管理者が掲示した場合、ドライバーはrFactor2のTeamspeakサーバーに接続する必要がある。

5.2.1 管理者はTeamSpeakを使用し、レース前ブリーフィング、Code 80、警告、ペナルティ、その他のインフォメーションなど、全チームに重要情報をアナウンスする。

5.2.2 オンライン中、全てのドライバーは割当チャンネルにいなければならない。

5.2.3 ドライバー走行時、少なくとも一人のチームメイトがチームチャンネルにいることを推奨する。レース中に問題が発生した場合、チームメイトはTeamSpeakのダイレクトメッセージを通じ、レースディレクターに容易にコンタクトすることができる。

 

5.3 レースはフォーメーションラップを経た/経ないスタンディングスタート、もしくはローリングスタートのいずれかでスタートする。

5.3.1 ドライバーは、フォーメーションラップ中の行動に責任を追う。他ドライバーに対する重大なダメージを伴うインシデントでは、より厳しいペナルティが課される。

5.3.2 ドライバーは、スターティングポジションを維持しつつ、安全且つ他ドライバーとの適切な車間を確保しなければならない(車両は左右交互となるべきであり、グリッド前方車両の背後にいてはならない)。

5.3.3 マニュアルフォーメーションラップの場合-ドライバーは、特にレーススチュワードから指示がない限り、ピットスピードリミッター下(80km/h)においてスムースなペースを維持しなければならない。

5.3.4 ドライバーは、タイトコーナーにアプローチする際、常にアコーディオンエフェクト*に備えなければならない。

*距離の近い車間に波が発生し、自然渋滞につながる現象。例えば先頭が80km/hで走るフォーメーションラップでも、後方車両は低速コーナーでの速度低下から徐々に車間が狭まり、最後方では停止することもある。詳細はこちらを参照

5.3.5 ドライバーは、タイヤを暖めるためのバーンアウトを行ってはならない。これは、アクシデントを呼び起こし、特にタイヤを暖める行為にもならない。

5.3.6 ドライバーは、ブレーキを暖めるためのブレーキチェック(加速からの突然のヘビーブレーキング)を行ってはならない。ブレーキを効率的に暖めるためには、アクセルとブレーキの両方に圧力をかけ、"drapping the brakes"(ブレーキの引きずり)を行う。これは十分な熱を発生させ、スムースでコンスタントな予測可能速度を維持する安全な方法である。

5.3.7 ドライバーはフォーメーションラップ中にスピン、その他のドロップアウトした場合、安全にフォーメーションラップに戻る。もしくは車列が過ぎ去るのを待ってからコースに戻り、スタートまでに自身のグリッドに安全に戻る必要がある。

 

5.4 レーススタートは特別な調査対象となり、定義されるオレンジゾーン5.6を参照)に従い、レース開始時のペナルティは増幅される。

 

5.5 レーススタート時のグリーンフラッグは、スタート/フィニッシュライン(ゲームが新しい周回をカウントする場所)の近くで各ドライバーに提示される。この瞬間、ドライバーはピットスピードリミッターをオフにし、レースをスタートすることができる。これはフォーメーションラップを完了した各ドライバーは、一斉にレースをスタートすることを意味する。

5.5.1 レースによってスタート方法が異なるため、各レーススレッドのファーストポストは常にチェックすること。

 

5.6 各レースの"Orange Zone"は、イベントのレースアナウンススレッドで定義される。ドライバーがオレンジゾーン内でインシデントを起こした場合、ペナルティは2倍になる。

5.6.1 オレンジゾーンでインシデントを繰り返すドライバーは、失格そして/または出場停止を含めた追加ペナルティの対象となる。これはスチュワード委員会が決定し、上訴の対象とはならない。

5.6.2 オレンジゾーンでの追越しは許可されるが、全車両は非常に接近しており、その際は最大限の注意を払う必要がある。

 

5.7 レースディレクターから"CODE-80 in 10 seconds"とアナウンスされた瞬間、全コースはオレンジゾーン状態となり、グリーンフラッグまで継続される。

 

5.8 リスタートは、サーバー誤作動時にのみ発生する。そうではない場合、レースリスタートはオプションにない。

5.8.1 リスタートは、スターティンググリッドから20%以内で、重大なサーバー誤作動が発生した場合のみ承諾される。

 

5.9 観戦は許可されない;ドライバーはチームメイトとドライバー交代を行う際、1-3周前、もしくは5分前からサーバーにJOINすることができる。

 

6. 追越し、コース上の所作

6.1 オンラインイベントでは、車種やクラスでそれぞれに異なるハンドリングやブレーキングがあり、具体的な追越しルールを定義することは困難である。一般的に、追越しをするドライバーは他クラスの車両性能限界を理解し、安全な時に安全な追越しをする責任がある。しかし、安全な追越しが確実に実行されることは、両ドライバーに責任が発生する。そうではない場合、ペナルティが課される可能性がある。

6.1.1 速い車両/クラスには、自動的に追越し権限が与えられるわけではない。全ての車両/クラスはコース上でレースをする権利があり、それぞれの車両やクラスは自身のバトルを行っている。速い車両は安全な追越しをする必要がある。

6.1.2 ブルーフラッグを振られた車両は、4つのコーナー以内にポジションを放棄し、ラップされなければならない。そうではない場合、ペナルティを受けるリスクが発生する。

6.1.3 一般的に、速い車両が追越しを行うのに適したタイミング(優先度)は、ストレート、コーナー出口、ブレーキングゾーン進入の順となる。コーナー中の追越しは非常に危険であり、少なくとも追越される車両が追越しに気がついていると確信できる場合を除き避けるべきである。

 

6.2 コーナー進入時、追越し側のドライバーはレーンに進入する権利を得るため、少なくともターンポイントの前で自身の前輪が追越される側の後輪より前にある必要がある。この時点で、追越されるドライバーはレーンをオープンにする責任がある。

6.2.1 チョッピング-追越しを完了する前に追越される車両の眼前に戻った追越しドライバーは、ペナルティの対象になることがある。

6.2.2 ブレーキチェック-レーンに戻ってすぐにブレーキを踏んだ追越しドライバーは、ペナルティの対象になることがある。

6.2.3 バンプパスは許可されず、たとえ偶発的なものであっても、少なくとも違反したドライバーがパスを戻さない限り、ペナルティの対象となる。バンプパスは、パスする側のドライバーが前方車両を小突いて不安定にし、パスされるドライバーがリカバリーする間に追越す行為と定義される。

 

6.3 ブロッキングは、いかなる理由であっても許可されない。ブロッキングはパスを未然に防止するため、他のドライバーにリアクションしレースラインを変更すること、と定義される。コーナー出口ではラインを選び、そこに留まらなければならない。ブロッキングにはペナルティが課される。

 

6.4 後続車のドラフティングを防ぐためレーシングラインを変更する行為(ウィービング)は、ブロッキングとみなされ禁止される。

 

6.5 コース上でスピンした場合、ドライバーは完全に停止するまで(たとえコース上であっても)ブレーキをロックさせ、そして、周囲の状況を確認できるまでブレーキをホールドし続ける必要がある。(コースがクリアになり再走行できるまで待機する)。ドライバーがブレーキをロックさせない場合、車両はさらに予測できない流れでスピンまたはロールし、さらなるインシデントを引き起こす傾向にある。コース上でスピンし、そしてブレーキを完全にロックさせずにインシデントを引き起こしたドライバーは、そのインシデントの責任を負う。

 

6.6 コースオフしたドライバー、またはコース上で単独スピンした車両は、安全な方法でレースを再開する必要がある。これは、先ずはセーフエリアに移動するために前進または後退し、最初に進行方向に向かってターンを行い、その次にトラフィックの流れに安全に戻る手順であることを意味する。

 

6.7 何かの理由で車両が、ピットレーン、コース上、コース外エリアで恒久的に動かなくなった場合、ドライバーはrFactorMonitorに退出しなければならない。車両が停車する間、コース上ではイエローフラッグが発生する。

 

6.8 rFactorによってイエローフラッグが提示された場合、状況に応じ適切な減速をしなければならない。ドライバーがイエローフラッグを守らず、結果として既存のインシデントに加わる、もしくはインシデントに関わった場合はペナルティが課される。「他のドライバーが減速しなかったので、私も減速しなかった」という言い訳は通用しない。各ドライバーは自身のアクションに責任を負う。

6.8.1 ゲームコードの限界により、ドライバーに対し黄旗区間で自動的にペナルティを課すことはできない。レースレビューの際、そして/もしくはインシデントレポート(PROTEST)を通じて、ドライバーが黄旗区間で他車両を追い越したとスチュワードが判断した場合、そのドライバーには黄旗追越ペナルティが課されることがある。黄旗区間で追越した場合は、"Gentleman's Rule" (6.11参照)を遵守することが推奨される。

 

6.9 予測不能動作を行うドライバーは、ペナルティの対象になることがある。予測不能動作の一般例は次の通り:

6.9.1 (自分より速い)ラッピング車両がミラーに表示された、または青旗が提示された際、"邪魔にならないように"突然レーンを変える行為。ドライバーはラッピング車両がパスを開始するまで予測可能なレーンを保持する必要があり、その後も現在のレーンを保持しなければならない。

6.9.2 ラッピング車両がミラーに表示された、または青旗が提示された際、コーナー進入のかなり手前でブレーキを踏む行為。往々にしてラッピング車両はドラフティングを得るために前方車両の背後を走行するため、早すぎる、または突然のブレーキには行き場所を失う。

6.9.3 コーナー出口において、通常のレースペースで加速しない行為。加速ゾーンにおいてスロットルをリフトすることはブレーキと同じ行為であり、注意を促すブレーキランプは効果をもたない。後続車両は行き場所を失う。

 

6.10 スチュワード委員会によって過度にアグレッシブな方法でドライブしたとみなされるドライバーは、(それがインシデントを引き起こしたかどうかに関わらず)ペナルティの対象となる。

 

6.11 ドライバーは、自身が引き起こした感じインシデントの責任を負う場合、違反ドライバーには"Gentleman's Rule"(以下GR)の実施を推奨する。これはオンラインレーシングの"my fault, sorry (自身の責任であり謝罪を行う)"に相当する。単純に言えば、危害を加えた相手が自身をパスするまでセーフティストップ、もしくは通常よりも遅い速度で走行することを意味する。

6.11.1 スチュワードにより明確にGRを遵守したと判断されたドライバーは、インシデント後のペナルティ適用が軽減されることがある(例、ペナルティは違反に、違反は警告になる)。

6.11.2 ドライバーが他車両に重大なダメージを与えた場合、GRでは不十分であり、スチュワードは追加ペナルティを課す場合がある。

6.11.3 ドライバーが13.3.4に違反し、GRを適用し最小限のダメージである場合、ペナルティは13.3.5もしくは13.3.3に移行する。

6.11.4 レース終了時-ドライバーはクールダウンラップを完了させる、もしくは安全で予測可能なコースのランオフエリアに退去し、[ESC] を押してモニターに戻る必要がある。最終車両がフィニッシュラインを通過する前にチャットしたりサーバーから離れることは、ポリシーに反する行為であることを忘れてはならない。

6.11.5 ドライバーはレースフィニッシュ後、車両を他車両やコースサイドにクラッシュさせることは許容されない。ドーナツ、バーンアウトなどは、ドライバーがクールダウンラップを完了させ、ホームストレートに戻った時にのみ実行できる。これに違反したドライバー、まだ走行中の他者とインシデントを引き起こしたドライバーには、ペナルティが課される場合がある。

 

7. フラッグルール

7.1 ブルーフラッグ(青旗)は、周回上位の車両が近づきラッピングを行うことを警告するために表示され、パスを許容しなければならない。周回遅れのドライバーは最大で4コーナー以内に、完全かつ安全にパッシングができるよう補助する必要がある。

7.1.1 コースによっては、青旗遵守を目的として連続するショートコーナーを1つのコーナーとすることがある;これはスチュワードの裁量による。

7.1.2 青旗が振られたドライバーが青旗状態から解放された場合、継続して走行することができる。ただし、再び青旗条件が発生した場合、4コーナー以内に進路を譲る必要がある。

7.1.3 ラップされるドライバーは、現時点の、そして予測可能なレーシングラインを維持する必要がある。予期できない変更が原因で発生したあらゆるインシデントは、ペナルティの対象となる。

7.1.4 ドライバーがコーナーにまだ進入していない場合、可能であれば、青旗ドライバーは外側のラインを取ることが合理的である。

 

7.2 イエローフラッグ(黄旗)が表示されている間、ドライバーは他車両が非常にゆっくり移動している、損傷している、もしくは停止している場合にのみ追越しが許可される。

7.2.1 ドライバーは、黄旗下では注意しなければならない。コース上で低速走行、損傷、もしくは停止している車両に対し備えよ。

7.2.2 ドライバーがコース上に停止し続けることにより、もしくは他ドライバーにとって危険な環境を作り出すことにより、黄旗ゾーンを形成することは許可されない、

 

7.3 レッドフラッグ(赤旗)は、稀な危険な状態にのみ使用され、レース全体を即座に中止する。

7.3.1 赤旗は重大なサーバー障害が発生し、サーバーのリカバリングが不可能な場合にのみ提示される。

7.3.2 チームは赤旗状況中にドライバー交代を行うことが許可されるが、リスタートはピットレーンからとなる。

 

7.4 Red flag – server crash – If the race is not restarted

7.4 赤旗 -サーバークラッシュ –レースがリスタートしない場合

7.4.1 イベントが1/4の距離を走行する前にサーバークラッシュが発生した場合、イベントは放棄、そして/またはリスケジュールされ、ポイントは付与されない。

7.4.2 サーバークラッシュがレース距離の1/4に到達していた場合、最終完了ラップ終了時の順位に基づいて、ポイントの1/4が付与される。

7.4.3 サーバークラッシュがレース距離の1/2に到達していた場合、最終完了ラップ終了時の順位に基づいて、ポイントの1/2が付与される。

7.4.4 サーバークラッシュが3/4の距離に到達していた場合、最終完了ラップ終了時の順位に基づいて、ポイントの3/4が付与される。

 

7.5 赤旗-サーバークラッシュ-レースがリスタートされる場合

7.5.1 サーバーログ、リプレイ、またはその他ソースにより、最終完了ラップ終了時のポジションが決定される。車両はこの順位を基準として、リスタートに向けて整列する。

7.5.2 イベントのポイントは、レースの各パートに比例して付与される。

7.5.3 赤旗後にレースリジョインが許可されるためには、サーバークラッシュ/リスタート時点で、車両がDNFになっていない必要がある。

7.5.4 赤旗/サーバークラッシュ後のレースリスタートは、レース管理者の裁量となる;考慮される要素は残り時間、現実時間、そしてレース管理者が配慮する他の要素となる。

 

8. ヘッドライト及びホーンの使用

8.1 ドライバーにはヘッドライトのフラッシュが許可される-ただし、これは適切でなければならない。フラッシュは必須ではなく、使用し過ぎてはならない。

8.1.1 一度のフラッシュは長くても2秒以内、そして4回を超えてはならない。

8.1.2 適切ではないヘッドライトを使用するドライバーに対し、スチュワードはレースからの失格を含めたペナルティを課すことができる。

 

8.2 ホーンの使用は、レース中には許可されない。

 

9. ピットイン/アウト

9.1 ドライバーはピットイン/アウト時、ピット近辺/ピット内にいる他車に対し、安全な速度で走行しなければならない。

 

9.2 ドライバーはピットイン/アウト時、ブレンドラインに触れてはならない。

 

9.3 コース上のドライバーは、公式なレーシングサーフェースの一部として、ピットブレンドラインを使用することを許可されていない。

 

9.4 ドライバーは、ピットストール(ピットボックス)に近づくまで、ピットロード(走行ライン)にいなければならない。ドライバーは安全にピットロードを離れてストールに入ることを期されている。

 

9.5 ドライバーはピットストールから離れる際、安全にそれが行える場合のみ、注意深く再進入しなければならない。

 

9.6 ピットイン中の車両とガレージの間を通り抜けることは許可されない。

9.6.1 ドライバーがピットイン中の車両とガレージの間を通り抜けることが許可されるのは、ピットに2台並んでピットインする必要があり、かつボックスのイン側に停止し、外側に出ることができない場合のみとなる。

 

9.7 ピットレーン中のドライバーは、オフィシャルレースイベント、オフィシャルホストサーバーにおいて、いついかなる時もピットスピードリミットを遵守する必要がある。

 

9.8 接触を起こした、もしくはアンセーフドライビングを行ったドライバーは、ペナルティの対象になる可能性がある。

 

10. チャット

10.1 ドライバーは予選、レース中などあらゆるセッションにおいて、"Sorry"、"Pit in"、"Pit out"を含むいかなる理由においても、車内テキストチャットを使用してはならない。

10.1.1 レーススチュワードは、予選後とレース後のチャット再開が許可される際、ドライバーにそれを通知する。

 

10.2 レーススチュワードは全て大文字を使用し、必読投稿を作成する。ドライバーはこれを読む必要があり、指示に従わない場合はペナルティの対象となる("読んでいない"という弁解は許容されない)。

 

10.3 ドライバーは、レーススチュワードがレース前ブリーフィングを行っている間、チャットメッセージの投稿を控えなければならない。

 

10.4 ドライバーは、プラクティス、ウォームアップ、予選後、レース後において、テキストチャットの使用が許可される。

 

 

11. トラックサーフェイス

11.1 我々はゲーム内カット検出システムを使用する;トラックリミットが乱発すると警告が与えられ、次いでペナルティが課される。これに例外がある場合/時は、特定のレースアナウンススレッドに掲示される。

 

11.2 ドライバーは、アクシデントや他車を避ける場合に、2輪以上のオフトラックが許可される。ドライバーはラップタイム改善のためにオフに行ってはならない。ドライバーがゲームによって警告、もしくはペナルティを受けた場合、これは削除されない。

 

11.3 予選中も同ルールが適用される。

 

12. ポイント

12.1 各チャンピオンシップのポイントシステムは、他に掲示がない場合、以下が標準となる:

12.1.1 25-18-15-12-10-8-6-4-2-1

 

12.2 チャンピオンシップポイントの対象となるには、クラス優勝車両の少なくとも50%の距離を完了していなければならない。

 

13. ペナルティレベル、概要

13.1 ペナルティは、各レース中のライブスチュワード、ゲームの自動"カットトラック"システム、レース後のインシデントレビューから課される。

13.1.1 レース後のインシデントレビューを経るペナルティは、レースリザルト、もしくはドライバー/車両の次戦に課される。

13.1.2 これらのペナルティは、ゲームによって車両に課される。

 

13.2 以下は、ペナルティ対象となるインシデントの種類:

13.2.1 アグレッシブドライビング(AD)-過度に攻撃的なドライビングであると判定された場合。

13.2.2 回避可能な接触(AC)-他ドライバーとの接触で、当該ドライバーは回避可能でありながら接触したと判定された場合。

13.2.3 ブロッキング(BL)-オーバーテイク防止やドラフティングの低減を図り、他車の動作に対してレーシングラインを変更したと判定された場合。

13.2.4 チャット(CH)-"チャット禁止"中に"チャットを行った"と判定された場合。

13.2.5 ブレーキロック違反(FLB)-ドライバーがインシデントに巻き込まれた際、ブレーキロックを完全に行わず、コース上で不規則な移動を行った/行った後停止したと判定された場合。

13.2.6 青旗無視(IBF)-周回上位ドライバーに対し4コーナー以上進路を譲らなかったと判定された場合。

13.2.7 黄旗無視(IYF)-黄旗区間で適切な速度低下を行わなかったと判定された場合。

13.2.8 黄旗区間の追越し(PUY)-黄旗掲示中、追越しを完了したと判定された場合。

13.2.9 ピットレーン違反(PLV)-ピットレーン速度制限超過、不安全なピットレーン進入/退出、コースクローズ中の進入、ピットレーンブレンドライン違反と判定された場合。

13.2.10 カットトラック(TC)-2輪以上がコース外に出たと判定された場合。ただし、アクシデントに巻き込まれた、ドライビングミス、アクシデント回避、ポジションやタイム利益を享受しなかった場合を除く。

13.2.11 不安全なコース復帰(UR)-ドライバーがレースに戻る際、セーフマナーを怠ったと判定された場合。

13.2.12 予測不可(UP)-ドライバーが予測不可能な動作を行ったと判定された場合。

13.2.13 アンスポーツマンライク(US)-スチュワード委員会によって、ドライバーの所作がアンスポーツマンライクであるとみなされた場合。

 

13.3 一般インシデントは下記5種類に分類する:

13.3.1 レーシングインシデント-レーシングインシデント、ペナルティに関与しない。

13.3.2 警告 – ドライバーは問題の原因になった行動を注意される、ただし、ペナルティは保証されない。

13.3.3 違反 – ドライバーはルール違反、もしくはコース上で問題を発生させた。ただし、完全なペナルティには十分ではない(違反2回でペナルティ1回)。

13.3.4 ペナルティ-ドライバーはルール違反、そして/もしくはコース上での問題によって、他参加者に対し重大なロストタイム/ロストポジションを発生させた。ペナルティ:ピットレーンドライブスルー。

13.3.5 ペナルティ-ドライバーはルール違反、そして/もしくはコース上での問題によって、重大なダメージを発生させた。ペナルティ:60秒ピットストップ。

 

13.4 ドライバーは、2回の連続したレース中で2度(もしくは1レース中に2回)の回避可能接触ペナルティを課された場合、次戦イベントでは保護観察下に置かれる。

 

13.5 保護観察期間中のドライバーが何らかの回避可能接触ペナルティを課された場合、ドライバーには1戦の出場停止処分が与えられ、次戦イベントのレースは許可されない。

 

13.6 コースのショートカット(ゲームによる自動判定):ペナルティは以下の通り

 

13.6.1 1~4回目の違反-警告。

 

13.6.2 5回目以降の違反-ピットレーンドライブスルー。

 

13.6.3 ゲームによってカットが多すぎるとみなされた場合、13.6.2は無効となり、自動的にSG、もしくはDTが課される。

 

13.7 青旗違反:ペナルティ-ピットレーンドライブスルー。

 

13.8 黄旗違反:ペナルティ-ピットレーンドライブスルー

 

13.9 ブロック:ペナルティ-ピットレーンドライブスルー

 

13.10 ピットレーン違反:ペナルティ-ピットレーンドライブスルー

 

13.11 予選、レース中のチャット(セクション9参照):ピットレーンドライブスルー

 

13.12 予選のホットラップは、同じ状況でペナルティが適用される代わりに、見直しが行われる可能性がある。

 

13.13 保護観察:ラフ、ケアレス、アグレッシブドライビングの履歴があるドライバーは、スチュワードによって保護観察下に置かれることがある(公式通知される)。保護観察期間中の観察下ドライバーは、他のペナルティを発生させた場合、失格処分となる可能性がある。ドライバーが再び保護観察下となり、他のペナルティを受けた場合、ドライバーはシーズンの残り期間を出場停止となる可能性がある。

 

13.14 チームが登録外ドライバーを使役し、レースディレクターの許可を事前に受けていない場合、そのチームは失格となる。

 

14. (削除?本文に記載なし)

 

15. フルコースコーション-CODE-80

15.1 従来のフルコースイエローに代わり、S397は”CODE-80”手順を使用して領域をスローダウンし、ダメージを負った車両などの動作を保護しつつコースを中立にする。

 

15.2 この手順は、レースディレクターからTeamspeakで宣言される”CODE-80 IN 10 SECONDS (NO OVERTAKING)”から開始される。直後より、周囲の速度に関わりなく追越しは許可されない。

15.2.1 ダメージがある車両、またはコース上で停止している車両に対しては、追越しは許可される。

 

15.3 カウントダウン開始後すぐに、各ドライバーはコース上にクリアスペースを見つけ、前方もしくは後方の車両とインシデントを起こさないよう、徐々にスローダウンを開始する責任を追う。

 

15.4 10秒経過後、レースディレクターは”CODE-80 ENFORCED”を宣言する。車両は既に減速しており、80km/h(49.7mph)以下になり、ピットスピードリミッターを作動させている必要がある。周囲の速度に関わりなく追越しは許可されない。

15.4.1 ダメージがある車両、またはコース上で停止している車両に対しては、追越しは許可される。

15.4.2 車両はオーバーラップしないようシングルファイルで進行する必要がある。ライン上にて順位を譲って下げるのは後方車両の責任で行われる。怠った場合はペナルティの対象となる。

15.4.3 Code-80の宣言直後、積極的にペースを落とさずアドバンテージを得たチームは、厳罰の対象となる。

15.4.4 いくつかのコースは異なるピットスピードリミットであり(例えばルマンは60km//h)、この場合は80km/hより上下させることができる。この場合CODE-80は、そのコースの定めるピットレーンスピードで実施される。

 

15.5 ピットは、CODE-80中はオープンであり続ける。

15.5.1 ピットレーンの車両はコース上と同じ速度で走行することになる。よって、ピットレーンから戻る車両は、既にコース上にある車列に戻る場所を探し必ず進路を譲らなければならない。コース上のドライバーに進路を譲らせた場合、ペナルティの対象となる。

15.5.2 ピットレーンから戻る車両は、トラフィックに対して明確な車両全長分のギャップがある場合のみ合流すべきである。

 

15.6 CODE-80中のあらゆる時点でピットリミット速度を超過したドライバーは、チームがアドバンテージを確保しないように、60秒のストップアンドゴーを含めたペナルティの対象となる、

 

15.7 スチュワードはレース後にセクタータイムのレビューを行い、ピットレーン速度の平均から決定される最速タイムより速い車両がいないことを確認する。

 

15.8 CODE-80シチュエーションの終了は、レースディレクターによる”10 SECONDS TO GREEN FLAG”宣言によって開始される。カウントダウンが終了した際、スチュワードは”GREEN FLAG”を宣言する。この時点より、車両は加速しオーバーテイクを再開できる。

 

15.9 リスタート時、追越し側のドライバーは、例え前方車両が加速に失敗したとしても、安全に追越しを完了させる責任を追う、CODE-80セーフティピリオド終了時に発生したアクシデントは、レビューとペナルティの対象となる。

 

15.10 レースディレクターは”CAUTION SECTOR (1,2 OR 3) – SLOW OR DAMAGED CAR OFF PACE”を宣言することができる。

 

15.11 CODE-80期間中、ペナルティを消化することは許可されない。

 

16. レーススチュワード

16.1 S397はスチュワード委員会と呼ばれる不平等の無いシステムを設立した。この委員会は各レースをレビューし、アグレッシブ、ラフドライビング、レギュレーション及びルールを遵守しないドライバーを発見する。この委員会はインシデントレビュー、ドライバーによる過失、それによるペナルティの適用について責任を負う。

 

16.2 ライブスチュワードはレースに立ち会うが、全ての個別インシデントは捕捉されない。

 

16.3 ライブスチュワードはTeamSpeakに接続する。コース上で違反が発生している場合、参加者は、チームチャンネルを通じてライブスチュワードに連絡することが求められる。最低限、参加者は氏名をスチュワードに伝え、その件に関してさらに議論するために特定のチャンネルにジョインすることを依頼する必要がある。

16.3.1 ライブスチュワードは、レースを構成するボランティアであることもあり、対応できない期間が発生することがある。この場合、ライブスチュワードに方法を問い合わせよ。

 

16.4 レーススチュワードは、オレンジゾーン(レース前に指定)、及びドライバーがコースカットしやすいエリアのレビューを自動的に行う。

 

16.5 スチュワードは、レース全体のレビューは行わない。ドライバーがインシデントレビューを求める場合、インシデントレビューリクエスト(IRR)を提出することが推奨される。これはシリーズごとに説明される。

16.5.1 ドライバーはIRRを決定する前に、オフィシャルレースサーバーリプレイを慎重にレビューしなければならない。

16.5.2 ドライバーはこれらの情報を提出する必要がある:インシデントのサーバーリプレイタイム、関与する車両とドライバー、イベント(インシデント)の短い説明。

16.5.3 IRRプロセスを乱用するドライバーは、ペナルティの対象となる場合がある。

16.5.4 IRRを提出するドライバーは、報告されているインシデントに関与するチームの一員である必要がある。これらの指示に従わなかった場合、スチュワードは特定のドライバー、そして/もしくはチームに対し、一定期間、IRRを提出する権利を剥奪する。

 

16.6 IRRの提出期限は、レーススタート後24時間以内とする。

 

16.7 ポイントチャートはペナルティによってアップデートされ、関与するチームにはペナルティが通知される。

 

16.8 スチュワードによる全ての裁定は最終決定となる。ドライバーは、裁定の一部がルールに違反している場合、スチュワードに対し通知することが許可される。