【2022年1月22日追記】
Studio397より、12月のリリース候補版にさらなるホットフィックスが追加されました。既存コントローラプロファイルには適用されていなかった”Exaggerated Yawが-80%に固定されてしまう問題"の修正などが行われたようです。
Steam Build IDs
Client 8040261 Dedicated Server 8047819
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カスタムコントローラプロファイルでExaggerated Yawが-80%で保存されないようになった。
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コントローラプロファイルのYawオーバーライドは、手動で追加しない限りデフォルトでは無効となる。
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オフィシャルコントローラプロファイルがアップデートされ、他のオーバーライドの変更と共に全ステアリングホイールでオーバーライドを0%とした。
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グレア(光沢)セッティングを見直し日中の余計な明るさを軽減、夜間のヘッドライトを修正した。
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ライティングパラメータのいくつかの小さな調整を行い、シーンに暖かい色彩をもたらした。
【2022年1月5日追記】
Studio397より、12月のリリース候補版(RC)に小規模な更新(修正)が行われました。他鯖さんで発生していたRC版サーバークラッシュの問題が修正され、反射表現など描写の調整も行われたようです。
Update Notes
Steam Build IDs
Client 7969457
Dedicated Server 7969463
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(RCの)サーバーが断続的にクラッシュする問題を修正。
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RCでもCompetition Systemに参加可能になった。
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サーキットの読込がフレームレートに依存していたが、フレームレート無制限と同じ速度にした。
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PFX(ポストエフェクト)のプロファイルを改善し、サーキットの日付と日の出/日の入りが更に適切に管理されるようにした。
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グレアエフェクト(眩しさ表現)を少しトーンダウンさせた。
12月15日(日本時間16日早朝)、rFactor2の新たなリリース候補版(オープンベータ)がリリースされました。
Update Notes
Client 7889012 Dedi 7889035 HUD
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新ドライバーラベル実装(VR環境は非対応)。
Graphics
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新たなウェットウィンドスクリーンシェーディングを実装し、車両ごとに調整が可能となった。
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光量計算の調整を行い、直接光の色相に関するいくつかの問題を修正した。
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ポストエフェクトのグレア設定を更新し、日中/夜間の調整をコントロールしやすくした。
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ウィンドスクリーンシェーダーとトラック用の新グラスシェーダーを更新し、反射計算を改善した。
Modding
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路面と縁石のシェーダーが、(3DS)Maxプラグインで重複表示される問題を修正した。
今回のリリース候補版のアップデート内容は項目量とするとやや少なめですが、機能面ではrFactor2ユーザーの多くが復活を熱望していた"ネームラベル"が実装されています。
早速AIでテストしてみた画像がこちらになりますが、先月の予告画像と同じくゼッケンとドライバー名が表示され、10m程度から遠くの車両では名前が薄く表示される仕様となっています。表示のON/OFFはこれまでと同じくTABキーとなっており、不必要な場合は表示を切り替えることが可能です。
この表示はリリース候補版ということもあり、もしかしたら今後は表示内容や方法の変更や調整が入るかもしれません。ただ、ネームラベルが復活したということ自体がマルチレースではとても重要なことであり、これにより今後は特に耐久レースではドライバー識別による走りやすさが戻ってくることでしょう。
ただし現在のところ、ネームラベルはVR環境下では表示されないようです。この辺はS397のDiscordにおいても言及があり、S397側も早期の実現を図りたいとしています。
さて、このリリース候補版ではフロントガラス反射の最適化も行われており、日中のフロントガラスに水滴が光る際の描写の最適化が図られています。上は雨天(曇天)時の描写となり、この辺りはこれまでとさほど変わっているようには見えませんが、
この様な天気雨のときの雨の透過度が以前のものに比べると向上しており、これまでは「油が張り付いた」ような描写だった雨滴が改善されているようです。
なお、ウィンドスクリーンに付着する雨の"動作"に関してはこれまで通りのようで、現在のDisplay設定項目の"RainDrops"では、UltraでもLowでも描写にほとんど変化が見られません(OFFにすると雨滴は消えます)。また、ワイパー付近の雨滴動作では水を拭う仕草も簡略化されているようです。もしかしたら描写の軽量化が図られている可能性もあり、この辺りは今後のアップデートに期待でしょうか。
ただ、S397のDiscordに書き込まれている内容を精査すると、現在S397のコアチームは先月のバーチャルルマンで発生した大量コネロスに対応しているため、通常の開発が予定よりも遅れているそうです。よって、先月のロードマップやrF2ブログで予告されていた大幅アプデや新コンテンツのリリースは1月にずれ込む可能性があるとのこと。人員減の影響も尾を引いているようですし、rFactor2の大幅アップデートにはまだまだ時間が掛かりそうですね。
このリリース候補版は、SteamライブラリでrFactor2のプロパティを開き、ベータタブから選択することができます。もし試してみたい方は、上記画像のように選択してみてください。