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Released | New rFactor 2 Build Update Available - May 19 2021

 Studio397より、rFactor2の最新ビルド(公式版、バージョンはv1124から変化なし)がリリースされました。このビルドは、以前はリリース候補版(ベータ版)として上がっていたものが調整され、公式版として採用されたものとなります。本稿では、Studio397のリリースノートを和訳し、掲載いたします。

 

※誤訳、間違いなどありましたら、遠慮なくご指摘ください。

 


新ビルド更新日です!

 

 シムレーサーの皆さん、こんにちは!今日はrFactor2ファンにとって良い日であり、我々は新ビルドのアップデートリリースを、これまでのリリース候補版からrFactor2のメイン公式ブランチに移行いたします。そしてこれには、シミュレーション体験を強化するために、新しく多くの修正された機能、バグフィックス、開発、変更が含まれます。  この最新アップデートの変更部分を見ていく前に、我々はリリース候補版に対し、早期に利用してくれた全ての皆様に感謝を申し上げます。皆さまのフィードバックは、スタジオにとって早期の問題を解決するためにとても価値のあるものになり、このビルドが今後数年間のrFactor2の開発と改善の継続にむけて、とても良い一歩を踏み出したことをご理解いただけることを望みます。

 

 最新の開発にあまり詳しくない方のために、rFactor2の新しいパブリックアップデートでどこが変わったのかを見ていきましょう。

 

Key Highlights

Automatic Wipers & Lights

 最新ビルドではnewUIのセッティング画面において、プレーヤーが有効or無効を選択できる新しいオプションが追加されています。その中でもプレーヤーにとって2つの面白いオプション、オートヘッドライトとオートワイパーの追加に焦点を当てます。

 

 新しいオプションでは、ソフトウェアのプレーヤー設定により、サーキットの状況に応じてライトとワイパーの両方(もしくは片方)を自動化することができます。例えば、ワイパーをAutoに設定すると、シミュレーションが雨を検知した際にワイパーを動作することでしょう。もちろん、この機能は、コントローラーのアサイン画面でキーを割り当てることにより、プレーヤーによって手動動作させることもできます。さらに、プレーヤーライトやワイパーをコントローラーにマッピングしていない場合は、rFactor2はこれを認識して自動ルーチンを適用させます。よって、コース上が暗くなった場合、ステアリングにヘッドライトをマップし忘れていたとしても、もうそれで失格になることはありません!

 

Auto Exposure Rework

 注目して欲しいもう一つのビジュアル面は、新ビルドでは自動露出機能となります。我々の開発チームは、rFactor2のコックピットカメラにこの機能をもたらすために、また、シミュレーションでの自動露出の計算方法を見直すために、ハードワークを行ってきました。この新ビルドアップデートでは、我々は自動露出にいくつかの変更を行い、異なるコンディションにおいて計算される露出の”バウンシング”を抑えるようになりました。

 

Replay Monitor Stutter Fix

 我々は前回のメジャービルドアップデートをリリースしてから、プレーヤーがレースリプレイモニターをガレージUIで見る際、大小のスタッター(カクつき)が起こる問題について、様々なレポートをコミュニティから受け取っていました。多くの詳細な解析の結果、我々はこのスタッターの背景にある問題を発見しました。そして、新ビルドリリースでは、最新の問題修正を適用しています。この新ビルドでは、レースリプレイモニター内の基本的なリプレイスクリーンと、スクリーンのトップそしてボトムにある、ユーザーがポインタを追加リプレイインフォメーションエリア上に合わせた時の両方において、リプレイのスムースさが保たれるようになりました。

 

Sunflare Improvements

 サンフレア(太陽光)エフェクトが、このごろrFactor2に帰ってきました。そしてこのビルドで我々は、シミュレーションにおいてこれらがどのように表示されるかについて、さらなる見直しと調整を行う機会を得ました。また、エフェクト全体を均一にし、一日の様々な時間と天候において、ソフトウェアが測定を行い、リアルな結果がエンドユーザーにもたらされます。この新たなアップデートの一つとして、我々はコミュニティから寄せられた多くの異なるFOVにおいて、サンフレアがどのように表示されるかについて注意を払いました。また、グレア(眩しさ)のイン/アウトの移行が、リアルライフでどのように見えるか、正しく反映されるように追加作業に着手しています。-エフェクトの没入感と視覚エクスペリエンスを改善し、サーキットでの強いグレアシチュエーションにおいて、rFactor2動作の全体的な改善を行います。

 

rFactor 2 Update Notes:

Steam Build IDs

  • Client 6660506

  • Dedicated 6660508

General

  • 各クライアントのSteamIDを追加しました、dedi鯖のリザルトログに生成されます。

  • アタックモードのオーバーレイ情報が、正しくリセットされない問題を修正。

  • AIがガレージでワイパーを動かしているのを停止しました。

  • 自動ヘッドライトとワイパーのプレーヤー設定を追加しました。

  • これらは、キートグル の追加ステップとして表示されます(Headlights: Off / Auto / On) (Wipers: Off / Auto / Slow / Fast)。

  • 設定が無効になっている場合、自動オプションをスキップします。

  • ワイパーの状態メッセージをメッセージセンターに追加しました。もしワイパーが無い車両の場合、メッセージは表示されません。

  • オートヘッドライトとワイパーがキーアサインされていない場合、強制的にONになります。

  • オートマチックギアにおいて、いくつかの車両でダウンシフトを成功させるために、偽のトップギアが必要だった問題を修正しました。

  • 起動時にSteamブランチとビルドナンバーがレポートされます。

HUD

  • HUDの気象情報スペースを修正

Graphics

  • 適用されたMSAA値を表示するため、AAオプションをリネームしました。

  • 異なるFOVで機能するように、サンフレアの強さを調整しました。

  • スクリーンエッジにブレンドアウトを追加、サンフレアがスクリーン外に消えるのをスムースにします。

  • テクスチャサンプラーが正しく設定されない問題を修正。

  • デジタルフラッグが、オンラインでマーシャルとして動作する問題を修正しました。

  • 様々なコンディションで計算される”バウンシング”を低減するため、自動露出を見直しました。

  • コックピットカメラの自動露出を有効にしました。

  • TVスクリーンで(路面に)水が表示されない問題を修正しました。

  • グラフィックコンフィグ設定から、GPU V-syncオプションを削除しました。

  • 環境反射設定をアップデートしました。

  • リフレッシュレートと解像度を”Low/Medium/High/Ultra”で設定します。

  • アンビエントライトプローブは、更に高度なブレンディングオプションが可能になりました。

  • リプレイモニタースクリーンのスタッターを修正しました。

UI

  • フルスクリーンリプレイバーに、セクターとラップタイミングを追加しました。

  • フルスクリーンリプレイのスタイルと配置をアップデートしました。

  • イベントスクリーンでコースマップを繰り返しクリックした時、UIが停止する問題を修正しました。

  • FXAAの表示をOn/Offに修正しました。

  • Transparent Trainer Lead Timerの表示を秒単位に修正しました。

  • Low Speed Informationを%で表示するように修正しました。

  • マルチプレーヤーレースにおいて、常にレースカウントダウンされない問題を修正しました。

  • シングルプレーヤーレースのレーススタート前、最大時間を表示するように修正しました。

  • タイムデュレーションのフォーマットを改善しました。

  • セットアップスクリーンのトラックセクションにおいて、リアルロード設定がキャリーオーバーされる問題を修正しました。

  • 有効ではないトラックレイアウトSCNファイルがパックされているため、いくつかのトラックが表示されない問題を修正しました。

  • 難易度設定画面に、Auto Blip, Auto Lift, Hold Brakes, Hold Clutch, Repeat Shifts, Start Engine, Auto Wipers,Auto Headlighの設定を追加しました。

Modding

  • サンプルModDevコンテンツの、いくつかの小さな問題を修正しました。

  • ポップアップ(mod dev&シーンビューアーのみ)/RRBINファイルのロードに失敗した経緯のログを追加。

  • シーンビューアーもしくはmoddevにRRBINをロードした後、すぐに正しく表示されるよう、強制的な更新を行います。

  • デフォルトRRBINファイル名シーンビューアー/moddevのtweakbarロールアウトをアップデート。

  • Max Plugins 2021の安定版とベータ版をセットアップ。安定版は最後に完全な内部テストを行っています。ベータ版は最新のコードに基づいて制作されています。

 

 新しい公式ビルドは、Steam内のrFactor2のスタンダードリリースブランチ(Betas-なし)で利用可能です。プレーヤーはSteamライブラリリストからrFactor2を右クリックし、オプションセッティング-ベータ-で”なし”をドロップダウンリストから選択することで、このビルドバージョンを利用することができます。

 

Next Release Candidate Build

 ビルド開発スケジュールの伝統と同じく、新しい公式アップデートのリリースは、通常、我々が最新ベータ版の変更のいくつかを、”リリース候補版”に移行することが出来ることを意味します。-SteamライブラリのrFactor2のエントリー内のベータタブで、再び選択することが可能になります。以前のリリースとは異なり、今回、我々はさらなる微調整のために、新しい”リリース候補版”のアップデートをコミュニティプレーヤーベースに送る前に、少しの間、遅らせることを選択しました。rFactor2の最新変更を手に入れる前に待つことについて、失望される方もいるでしょうが、我々は、次のリリース候補版を調整し続ける間、現在のメインプレーヤーベースのアップデートを保留し続けることは、フェアではないと考えました。-しかしながら、これは次のRCを手に入れることを楽しみにしている方は、長い間待つ必要はありません。我々は近い将来、次のリリース候補版をSteamにプッシュできる用になると見込んでいます。

 

最後に、rFactor2の開発の旅を続けてくれる全ての方に御礼を申し上げ、我々は皆さまが新たな変更を楽しまれることを望んでいます。そして、とても近い将来、シミュレーション開発のさらなる飛躍について、情報を共有できることを楽しみにしています。

 

ハッピーレーシング!