名車再生!クラシックカーディーラーズ
「フォード・シエラ コスワース」BS11 3/2放送
感想
外観はいたって地味だが、エンジンはツインカムの2ℓ。
オーナーが改造を加えて400PSに!
白煙の原因はステムシール関係。これは私の車でも昔オイルパンを割った時(何やったんや!)短期間エンジンオイルがない状態で走ったら、とたんにやられて数万円の出費になった。
しかしエドの腕ならこの程度の作業はやれる筈だが・・・
ミッションについても前にベアリング交換を自分でやっていた。
まあ、毎回目いっぱい働くのも疲れる・・・か。
エンジンとミッションの修理では利益が少ないのもやむなし・・
内容
「羊の皮をかぶった狼」と言われる。
コスワースのエンジンとフォードのボディ。
1986~92年まで、3.2万台製造された。
オークション・サイトで見つけた。4WDを2WDに改造したという。車を見に行ったマイク。持ち主はアレックスさん。
シート、ドアトリムに難あり。
エンジンはインタークーラー増設他で400PS。
エンジンのかかり始めに白煙が出る。走行でミッションに異音。
加速はかなり速い。「ワオー!」白煙は一つの賭け。
最高額を4250ポンドとして入札→4100ポンドで落札!
白煙についてはエドも心配。「ピストンリングだと深刻・・」
まずエンジンの周辺部品から取り外し。インタークーラーはターボで圧縮した空気を冷却するもの。(充填効率を高める)
ターボが外れた。
タイミングベルトの取り外しは合いマークを確認してから。
次いでカムカバーを外し、プラグコードを抜いてようやくシリンダープロックに到達→取り外し。
業者に外注して原因を探る。
フォード車のパーツを扱うスティーブさんを訪ねるマイク。
レカロシートをゲット。オリジナルのホイールセットもある。
ステアリングも。現ホイールを下取りに出し300ポンドにした。
ミッションからも音がするので専門家に任せるが、費用を抑えるため自分で外すエド。ポールの協力でエキゾーストを外す。
プロペラシャフトを外す。スピードメーターケーブル、セルモーターを外す。
最後にトランスミッションマウントを外してミッション分離。
業者に送った。
業者より連絡あり。シリンダーヘッド、ミッションとも損傷。
ヘッドはバルブガイドとバルブステムオイルシール交換。
トランスミッションはカウンターシャフトのベアリング交換。
シートとステアリングを持参してゴキゲンのマイク。
だがエドの出費を聞いて渋い顔。「これ以上の出費は厳しいぞ」
シリンダーヘッドが帰って来た。ガスケットを交換して再組立。
次いでミッションの組み込み。クラッチは新品に。
ミッションオイル補充は忘れずに♪
エンジン始動!煙は出ない!
バンパーの傷付きは外注で塗装に出すが、下地の研磨を自分でやってコストダウンする。
シートにドアトリム、ステアリングの交換。
戻って来たバンパーを組み付ける。
費用一覧 円換算(¥190/£)
CAR 4,100 779,000
CYLINDER HEAD WORK 500 95,000
HEAD GASKET SET 110 20,900
GEAR BOX REBUILD 300 57,000
CLUTCH 260 49,400
INTERIOR AND WHEELS 300 57,000
BUMPER RESPRAY 250 47,500
OTHER PARTS 100 19,000
TOTAL 5,920 1,124,800
費用かけすぎたかも・・・(マイク)
テストドライブには最高のコース。1マイルの直線!
エドの挑戦 6.4秒で100キロ。
マイクの挑戦 5.9秒で100キロ。
「スゴい車だよ、さすがはエド」と褒めるマイク。
専門サイトに6500ポンドで出した。2名訪れる。
コリンさん。提案厳しく6000ドル。話合わず。
トレバーさん。気に入った様だが価格で攻防。
マイクが6300まで落としたが6200で決着。
マイク談:利益が280ポンドとは思ってもみなかった。
ただ車は蘇ったし、良しとしましょう・・・