原題:The Equalizer
監督 アントワーン・フークア
脚本 リチャード・ウェンク
原作 マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム
興行収入:1.9億ドル
キャスト
ロバート・マッコール - デンゼル・ワシントン
テディ - マートン・ソーカス
アリーナ - クロエ・グレース・モレッツ
フランク・マスターズ - デヴィッド・ハーバー
マンディ - ヘイリー・ベネット
スーザン・プラマー - メリッサ・レオ
ブライアン・プラマー - ビル・プルマン
スラヴィ - デヴィッド・ムニエ
ラルフィ - ジョニー・スコアーティス
ウラジミール・プーシキン - ウラジミール・クリッチ
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=VjctHUEmutw
感想
今年公開された「イコライザー・ザ・ファイナル」の視聴前にTV放映があったので、まとめて3作観ることになった。
デンゼル・ワシントンといえば「ペリカン文書」と「ボーン・コレクター」を観ている。どちらも知的で静かな役割り。
この時から比べると、驚くほどイメージが変化している。
「え、これがデンゼル・ワシントン?」と思った。渋くなったものだ。
写真比較
ホームセンターの地味なおっちゃんが、実は元工作員だった・・
DIA(国防情報局:Defense Intelligence Agency)はベトナム戦争で失策した例のロバート・マクナマラが設置したものらしい。実際業務はこんな過激ではないだろう。
イコライザーってえと、我々はこんなヤツをすぐイメージする。
音楽等の周波数ごとのバランスを調整するものだが、この作品では世の中にはびこる「悪」を調整して正す、てなとこか。
引退して静かに暮らしているつもりが、少女娼婦がICU送りになった事で義憤に駆られ、ロシアン・マフィア5人を手近なもので瞬殺。
下手に出て十分に引っ張ってからのもって行き方はウマい。
そしてプーシキンの資金源となっている事業の石油設備爆破。
これはさすがにちょっとやりすぎか・・・(007だわ)
同僚ラルフィとの前半から中盤にかけての絡みも、終盤で協力させるための伏線になっていて、しっかりしたシナリオに共感。
最後にテディを殺した道具は、最初サイレンサー付きのマシンガンかと思ったが建築用の釘打ち機!ぞわっとするナ・・・・
最後にメール返信で「Yes.」なんてバットマンのノリだ(笑)
期待を込めて次作に続く・・・・
あらすじ
マサチューセッツ州ボストンのホームセンターで働き、静かに暮らすロバート・マッコール。
警備員試験を受けたいと言う、同僚のラルフィ。
マッコールは、深夜のダイナーでの読書が日課だった。
常連の少女(娼婦)アリーナとの短い会話を楽しむ。
店の帰りに並んで歩くマッコールとアリーナだが、娼館の男が車で来て、客に暴力を振るったと言ってアリーナを連れて行く。
アリーナは、元締めのロシアン・マフィア スラヴィから激しい暴力を受けICU送りとなる。
娼婦仲間のマンディから話を聞き、スラヴィのアジトに向かったマッコール。
持参した9,800ドルでアリーナを解放するよう申し出るマッコールを鼻で笑うスラヴィ。マッコールは時計のタイマーをセットすると手下含む5人を瞬く間に殺害。所要時間は19秒。
ある日、悪徳刑事が店で上納金を巻き上げている現場を見るマッコール。その二人を叩きのめして金を返す様命令した。
事件を知ったスラヴィのボス ウラジミール・プーシキンは部下のテディを向かわせて解決を図る。すぐにマッコールの仕業だと突き止めたテディはマッコールに会いに行く。
一般市民を装うマッコール。
その夜、ダイナーに客を装って殺し屋が出向くが返り討ち。
マッコールは国防情報局(DIA)にいた元特殊工作員。妻の死を受けて引退していた。かつての同僚スーザン・プラマーとその夫ブライアンを訪れ、敵の事を調べてもらったマッコール。
表向きは新興財閥総裁だが、ロシアンマフィアのプーシキン。
警察も引き込んでいる。
マッコールは、癒着刑事のフランクを糸口に、ボストンでのプーシキンの資金洗浄の拠点を次々に潰した。
そして彼らの資金源である傘下の石油タンカー、コンビナートを爆破。激怒したプーシキンはテディに早急な決着を命令。
テディは手下と共にマッコールが勤めるホームセンターに押し入り、店員を人質に取った。
店内を知り尽くしているマッコールは停電を起こして、手下が動き出したスキにラルフィの協力で店員を救出。
店内のものを活用して一人づつ殺し屋を倒して行くマッコール。
そして最後には釘打ち用のネイルガンでテディを殺す。
その後マッコールはモスクワに飛びプーシキンを感電死させる。
傷も癒えたアリーナはマッコールと並んで歩く。
彼が渡した9,800ドル(誰からかは知らず)を元手にまともな生活に戻っていた。
その夜、いつものダイナーでパソコンを開くマッコール。そこには自身が立ち上げた救済サイトへの助けを求めるメッセージが。
「Yes.」と返信するマッコール。