昨日、報道があった。亡くなったのは3月3日だったという。
彼の作品は難解だと言われているが、私が読んだ「芽むしり仔撃ち」個人的な体験」「人生の親戚」は案外スンナリと読めた。
1994年にノーベル文学賞を受賞した時、もし安部公房が生きていたら(1993年没)彼が受け取っていただろうと言ったとか。
今までに読んだ3冊のうち2冊のレビューをサルベージして、彼の冥福を祈りたい。
「個人的な体験」
脳の障害児として生まれた息子。闇医者に委ねて自然死させようとするが、生命力に圧倒されて断念する。その後手術して成功するが・・・・
「人生の親戚」
障害児 光の友達「ムーサン」の母親を巡る話。自殺で二人の息子を同時に亡くした彼女。「人生の親戚」の意味とは。