ヒューマニエンス 40億年のたくらみ「“脂肪”人類を導くパートナー」BSP 8/12放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

 

感想
やや太め女性の体脂肪率30%が、黒毛和牛と同じだとはオドロキ。
しかし人類の女性の胸が大きくなるのが、産後男を引き留めるための武器だというのには、ちょっと首をかしげる。
個人的に、あまり巨乳に魅力を感じないんだよな・・・・

内容
【司会】  織田裕二、井上あさひ
【ゲスト】 服部文祥 登山家
【解説】 中山一大(東京大学准教授)
      清水慶子(岡山理科大学教授)

食べ過ぎればすぐに溜まる脂肪。落とすのに苦労する・・・

ややふくよかな女性の体脂肪率が30%だという。
その30%がいかにすごいか。黒毛和牛30%。豚でも16%。


なぜ貯めこむか→人類の特権。
違いは脳の大きさ(チンパンジーの4倍) 

TRIB2遺伝子:内臓脂肪を放出し易い。この仕組みで脳が発達した。皮下脂肪→長期の蓄積。内臓脂肪が素早く使える事で脳に最優先で供給される(文明を生んだ)
死亡率とBMIの関係:やや太め(BMI25前後)が最も低い。

 

5万年前にアフリカから全世界に広がった人類(グレートジャーニー)
生き抜くのを支えるのが脂肪。サモア島には肥満が多い(島民の90%)

島に渡るのに頼りになるのは脂肪(体に付けて行く食料)
日本人も縄文から弥生(狩猟から農耕)で変わった。

農耕後の方が飢餓が多くあった。農耕で一気に人口が増えたため。

天変地異による飢餓→太り易い進化を遂げた?

他の要素もある。特別な力→辛いもので汗が出る(脂肪細胞が関与)
褐色脂肪細胞(鎖骨周辺)→辛み成分で熱に変える。

寒冷地進出を助けた(イヌイット) 白色脂肪はホルモンを作り出す。
女性を大人にするのも脂肪。

体脂肪率が17%以上になると生理が始まる。
レプチンの作用。視床下部から分泌され、卵巣を刺激する。
エストロゲンが初潮に関与。

内臓脂肪17→22%になると妊娠可能になる。

脂肪細胞は熱を作るだけでなく断熱にも必須。寒冷刺激で褐色脂肪が活性化。赤ちゃんでは褐色脂肪が体温維持(体温高い)
男性の場合は肥満で生殖機能が悪化(精子の動きが悪化)

男女の仲にも脂肪あり
女性の胸の脂肪の役割りが良く分からない。第二次成長期に最優先で胸が大きくなる。なぜ必要か。母乳のため?→違う。
バストの9割は脂肪。乳腺のために大きい必要はない。
チンパンジーはぺちゃんこの胸でも良く乳が出る。
何のためか→セックスアピール
サル、チンパンジーでは尻がセックスアピール。

二足歩行では目立たず。
胸は妊娠後の方が大きくなる。子供がまだ未成熟で母親はエサを取りに行けない。パートナーの心を引き留める必要がある。
体重落とすと胸から落ちるというのは違う。胸は皮下脂肪。

細い体への憧れが続くと人類の未来はない・・・・
 

 

 

今日の一曲

Gato Barbieri 「Merceditas」