監督 チャド・スタエルスキ
脚本 デレク・コルスタット
製作 キアヌ・リーブス
興行収入:約0.9億ドル
キャスト
ジョン・ウィック - キアヌ・リーヴス
ヴィゴ・タラソフ - ミカエル・ニクヴィスト
ヨセフ・タラソフ - アルフィー・アレン
ミズ・パーキンズ - エイドリアンヌ・パリッキ
ヘレン・ウィック - ブリジット・モイナハン
アヴィ - ディーン・ウィンタース ヴィゴの右腕
ウィンストン - イアン・マクシェーン ホテル」の支配人
オーレリオ - ジョン・レグイザモ 解体屋のオーナー
マーカス - ウィレム・デフォー ジョンの旧友
グレゴリ - オマー・バーネア ヨセフの友人
ヴィクター - トビー・レナード・ムーア ヨセフの友人
キリル - ダニエル・バーンハード ヨセフの護衛
アディ - ブリジット・リーガン ホテルの女バーテン
シャロン - ランス・レディック ホテルのコンシャルジュ
ジミー - トーマス・サドスキー 警官
医者 - ランドール・ダク・キム
チャーリー - デヴィッド・パトリック・ケリー 掃除屋。
ハリー - クラーク・ピーターズ ジョンの顔馴染み
フランシス - ケビン・ナッシュ 用心棒。
予告編
感想
一時期激太りが話題になっていたキアヌ・リーブスだが、この映画のために1ケ月で減量したとか。さすがはプロ。
空気の読めない、マフィアボスの息子ヨセフが、かつての同業者の車を奪ってその愛犬も殺してしまった。
父親のヴィゴが話す内容で、ジョン・ウィックの輪郭が徐々に明らかになって行く。
だがその割りに、最初でヨセフにあっさりやられてしまったジョンがちょっと不可解。
そんなレジェンドなら、そもそもやられんだろう。
殺し屋としては、大した準備もなく(ただ弾倉の量は豊富)、超接近戦で次々に相手を撃ち殺して行く。
勘の良さという、一点のスキルだけで生き延びて来た様な男。
それに対してはマーカスの方がプロらしい。この役やったウィレム・デフォーは「スパイダーマン」で敵役の「グリーン・ゴブリン」のイメージが強いが、今回はジョンを助ける朋友として沁みる役だった。
パーキンズ役のエイドリアンヌ・パリッキは「エージェント・オブ・シールド」のボビー役でおなじみ。
すごくキレのいい動きとバタ臭い顔が印象的。
まあ、ちょっと大味なギャング映画といった位置付けか。
2017年にこれの続編の「ジョン・ウィック:チャプター2」が公開されたが、初作を観ていないという理由で観なかった。
TV公開を待つか・・・・
あらすじ
血だらけの男が車から降りる。
愛した女が倒れ、病院で息を引き取る。
友人マーカスがお悔みに来る。
そんな男の元に荷物。
妻が死を覚悟し、自分の代わりにと犬を託した。
給油に行った先で若い男から声を掛けられるジョン。
「いい車だな」それはマスタング69年型BOSS429。
その夜家に侵入され襲われる男。車は奪われ、犬も殺された。
床をハンマーで破壊する男。封印してあった数々の武器が出現。
解体屋オーレリオの所へマスタングを持ち込んだヨセフ。
例によって盗難車の処置(ナンバー交換)を頼むが、それはジョン・ウィックの車。持ち主を知っているのか、とオーレリオ。
そしてオーレリオを訪れるジョン。
襲ったのはヨセフ・タラソフ。「息子か?」そうだ。
ロシアンマフィアのボス、ヴィゴが息子のヨセフを殴る。
お前が手を出した男はジョン・ウィック。以前の我々の仲間。
三人殺したことがある。鉛筆を使って。
ある時、女のために仕事を辞めたいと言って来た。
その時誰も成功しなかった「ブギーマン」殺害を条件にした。
それをやり遂げたおかげで、今の俺の地位がある。
ジョンはお前の命を狙う。だから俺の前から消えろ!
ジョンに電話をして解決しようとしたヴィゴだが、沈黙のまま切られる。
やむなくその夜殺し屋を仕向けるが、全員殺される。
廃棄物処理業のチャーリーがチームで来て死体の始末と清掃。
やむなく賞金200万ドルで殺し屋たちにジョンの暗殺を指示するヴィゴ。ジョンの友人マーカスにも声をかける。
情報収集のため「コンチネンタル・ホテル」に部屋を取るジョン。
コンシェルジュのシャロン。
ここは掟により守られ、ここでの暗殺は厳禁だと伝える。
バーテンのアディとの会話。
ホテルのオーナー ウィンストンから、ヨセフが隠れているナイトクラブ「レッド・サークル」を聞き出し向かうジョン。
入り口に立つフランシスに警告して立ち去らせ、中に入って次々に敵を殺して行くジョン。
だがヨセフは護衛の助けで脱出し、ジョンは腹に重傷を負う。
コンチネンタル・ホテルに戻り、医者の手配をシャロンに頼むジョン。闇医者による治療。
どうしても動きたい時はこれを飲め、と薬を渡す医者。
スコープでジョンを狙うマーカス。だがその一方で女がジョンを襲おうとしていた。狙撃に気付いたおかげで女の攻撃もかわしたジョン。女は殺し屋仲間のミズ・パーキンズだった。パーキンズを締め上げ、ヴィゴの隠し財産の場所を聞き出すジョン。
マシンガンを手に教会へ乗り込むジョン。
司祭と、祈りに訪れている男女。だがそれらはみな一味。
躊躇なく撃ちまくるジョンは、ケガをした司祭を引っ張って地下の金庫に行き、そこにある札束に火をかけた。
だが捕まってしまい、ヴィゴの前に引き出されるジョン。
ジョンを説得するヴィゴ。だがヨセフに対する復讐心は納まらない。殺すよう命じて立ち去るヴィゴ。
その時マーカスの狙撃でジョンは取り巻きの者を倒す。
そしてヴィゴを再び追い詰め、ヨセフの居所を聞き出す。
手下に守られているヨセフだが心配は消えない。
外から一人づつ護衛を倒して行くジョン。
そして脱出用の車を破壊する。
取り巻きの護衛も殺され、最後に撃ち殺されるヨセフ。
息子を殺されたヴィゴは、裏切ったマーカスを拷問の上殺す。
ウィンストンは、ホテルの掟を破ったパーキンズを粛清し、ジョンにヴィゴの行き先を教える。
港へ向かうヴィゴらの車列を襲うジョン。
部下たちを皆殺しにして、ヴィゴとの一騎打ち。
ヴィゴがナイフでジョンを刺し、それを抜いて今度はジョンがヴィゴの肩を刺すが、それ以上の戦いをやめ、互いに重傷を負って別れる。
動物病院に辿り着いたジョンは、何とかそこの薬と縫合具で治療を行い、処分を待つ犬の中の一匹を檻から出して歩き出した。
そしてオープニングの映像を繰り返して映画は終わる。