インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国  2008年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

 

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 デヴィッド・コープ
音楽 ジョン・ウィリアムズ

 

キャスト
インディアナ・ジョーンズ      ハリソン・フォード
マリオン・レイヴンウッド      カレン・アレン
マット・ウィリアムズ        シャイア・ラブーフ
ジョージ・マクヘイル(マック)   レイ・ウィンストン
オックスリー教授          ジョン・ハート
スタンフォース学部長        ジム・ブロードベント
イリーナ・スパルコ         ケイト・ブランシェット
アントニン・ドフチェンコ       イゴール・ジジキン
ロス将軍                                    アラン・デイル    
テイラー               ジョエル・ストファー 

 

 

予告編

 

感想
インディ・ジョーンズシリーズを先日までレビューしていたが、最後の作品がずっと放置されていた。

あまり思い入れはないが、一応集結宣言という事で・・・・

*そういえば、最新作(第5作)が予定されているとか。

 

今までのシリーズでは、007じゃないけど、ヒロインとの絡みや、ちょっとしたお色気なんかがあったが、今回のケイト・ブランシェットは、最初から最後まで軍服姿。せっかくの美人女優だから、せめてシャワーシーンでもあったら良かったのに・・・(まあいいか)

 

今までよくあった謎解き要素はあまりない。マリオンもヒロインというには歳食ってるし、マットとの親子関係もイマイチ盛り上がりに欠ける。

しかし戦争に関して「シンドラーのリスト」の様な高い見識を持つスピルバーグが、今回みたく雑な原爆の見せ方をすると、ちょっとゲンナリ。放射能に関しても呆れるほどの程度の低さ。

シャワーで放射能が落ちるかよ・・・・

円盤は完全にスピルバーグの趣味だろう(未知との遭遇?)。さすがにクリスタル・スカルとのミスマッチ感が半端なかった。
ただ、マヤ文明などではクリスタル・スカルの関わる文明があった様だ。

 

例によってヒコーキねたを。
マットのバイクを乗せてペルーまで飛んだのはソ連の「アントノフ An2 」。質実剛健、頑丈な複葉機です。

 


あらすじ
砂漠を走る軍用車両。米軍基地「エリア51」のゲートを突破して侵入。車のトランクからインディと相棒のマックを引きずり出す。
連中はソ連兵。リーダーはイリーナ・スパルコ。インディが過去に発掘した中の、遺骸を収めた箱を探していた。
それが強磁気を帯びている事を利用し、散弾を分解した鉄粒を使って見つけるインディ。箱には1947 Roswellと表記。
隙を見て銃を奪うインディだが、マックは買収されていた。

 

それでも何とか逃げ出すインディだが、そこは原爆の実験場。

町一つが再現されているが人はいない。ソ連兵が逃げ出す中、鉛遮蔽の冷蔵庫に入り込んで何とか難を逃れるインディ。

 

ソ連への協力を疑われ、FBIの拘束を受けたインディだが、何とか釈放される。だが関わりを恐れる大学は、インディを休職扱いにした。
学校を去ろうとしていたインディを訪ねるバイクの若者マット。

母子家庭に育ち、かつての研究仲間だったオックスリーが父代わりだった。そのオックスリーがクリスタル・スカルを発掘し、その謎を解くためにアケトーへ行ったが、現在トラブルに巻き込まれている様子。

母のマリーに言われてインディに会いに来た。

 

オックスリーからの手紙をインディに見せたマットだが、その時KGBに襲われる。

マットのバイクで追っ手から逃げ、その手紙を解読するインディ。

手紙のヒントによりナスカに渡ったインディとマット。オックスリーが入っていたという病院に行くが、既に誰かが連れ去っていた。部屋の残った壁の絵を解読するインディ。
墓地の地下でクリスタル・スカルを見つけるインディ。

クリスタルなのに磁気を帯びている。
墓地を出たところでマックとソ連兵に捕まるインディとマット。

 

ジャングルの中まで連れて行かれたインディとマット。イリーナが待っていた。


イリーナは伝承されているアケトーの神殿の話とクリスタル・スカルの関連を信じていた。
誘拐されていたオックスリーとの再会。

だがオックスリーは人が変わってしまっていた。
イリーナはクリスタル・スカルの目を見ることで情報が得られると考え、インディで実験を始めた。スカルと目を合わせ、しだいにぐったりとなるインディ。人質になっていたマットの母親マリオンが引き出される。

再会を喜ぶ母子。
インディがオックスリーにアケトーへ行く道を聞き、地図上でそれをイリーナと確認。
その隙にマットが暴れ出して皆が脱出。その途中でマリオンが、マットはインディの息子だと告白。マット、インディ双方ともショックを受ける。

 

再び皆は捕まり、トラックに分乗してアケトーへ向かう。
途中でトラックを奪い、イリーナの車からスカルを奪うインディ。さらに奪い返され、スカルは何度も双方の手に渡る。
最終的にスカルを手にしたインディたちは水陸両用トラックで崖から落ちるが、途中木のクッションで無事に着水。

再度インディ側についたマック。
乗員はインディ、マリオン、オックスリー、マット、マックの五人。

 

オックスリーが三度滝を通ると言い、その通り滝に落とされる。三度目の滝でトラックが破壊されるが、オックスリーがその滝の中途の、骸骨状の岩を指指す。そこに入り口があった。

 

入り口を抜けて、塔のあるところに出て、教えの通りに壁の一面の石を崩すと砂が流出し、塔の岩が開き始めて、巨大な地下空間が現れる。縦穴周囲の引き込みつつある階段を降りて一番下まで行き、更に先へ行くと、神殿を守る種族に襲われる。だがスカルを見せると怖がって離れる。
そうして神殿の入り口を見つけて中に入る。

 

一方イリーナたちは、残された発信器を頼りに追跡していた。

神殿の中には遺物が豊富にあり、貴金属もあった。
更に先へ行くと、円形に配置された十三体の、クリスタルで出来た骸骨の座像があり、一体だけ頭蓋骨がなかった。


オックスリーがクリスタル・スカルをそこに戻そうとするとマックが銃を出してそれを止める。

 

そこへイリーナたちが来る。結局マックは向こう側の人間。
イリーナは、異星人の知識を自分のものにしようと、クリスタル・スカルを最後の一体に戻そうとすると、それは強制的に引き込まれて体と一体化し、十三体の骸骨から光を発した。渦巻きながら、ものが上に巻き上げられる。
周囲の壁が崩れ始め、インディたちは脱出を始める。
イリーナは知識を求めてそこに留まったが、目を光に射抜かれて舞い上がる。
インディはマックも助けようとするが、彼は財宝をポケットに詰め込むのに気を取られて逃げ損ない、巻き上げられた。
残った者でそこを逃げ出す。
外に出た時、渦巻きの下から銀色に光る巨大な円盤が出現し、空に飛び去った。

大学に戻ったインディ。ポストは副学部長。

 

そして、マリオンとの遅い結婚式。

だがその式の後、どこからか転がって来た彼の帽子。
それを被って教会をあとにするインディ。