マスク・オブ・ゾロ 1998年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督  マーティン・キャンベル

 

キャスト
アレハンドロ・ムリエッタ / 二代目:アントニオ・バンデラス
ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ / 初代:アンソニー・ホプキンス
エレナ・モンテロ      : キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ドン・ラファエル・モンテロ  : スチュアート・ウィルソン
ハリソン・ラブ                      : マット・レッシャー
エスペランザ・デ・ラ・ベガ    : ジュリエッタ・ローゼン
ドン・ルイス         : トニー・アメンドーラ
ホアキン・ムリエッタ           : ヴィクター・リヴァース
三本指のジャック       : L・Q・ジョーンズ
アレハンドロ少年時代             : ホセ・マリア・デ・タヴィラ
ホアキン少年時代                   : ディエゴ・シエレス


予告編

 

感想
TV版の「怪傑ゾロ」は1961/7月~1966/6月まで放映されたという。育て親だった「おじちゃん」といつも観ていた記憶がある。再放送だったかも知れない。おじちゃんはドン・ディエゴの事を「どんでん号」と言ってお気に入りだったが、私が中二の年に脳溢血で倒れ、半年後に他界。

ちょっと悲しい思い出に接続している番組。

 

あらすじ

1820年代。スペイン領のメキシコ(カリフォルニア)で圧政を強いるラファエル・モンテロ総督。民衆を助ける怪傑ゾロを捕らえるために、農民3人を処刑しようとしていた。そこに現れるゾロ。階上からそれを見守るホアキン(兄)とアレハンドロ(弟)。
ゾロが見事に農民らを助けるが、銃を持った兵士がゾロを狙う。兄弟はそこへ石像を落としてゾロを救った。
騒ぎが収まって、兄弟の元を訪れたゾロは、お礼と言ってホアキンに首輪のメダルを渡した。

 

ドン・ディエゴ邸。生まれたばかりの娘をあやすディエゴと、最愛の妻エスペランサ。屋敷の地下がゾロとしてのアジトだった。
かねてからディエゴをゾロだと疑っていたラファエルが、兵士を引き連れてディエゴを連行に来る。反抗するディエゴを庇ってエスペランサが凶弾を受けて絶命。捕らえられたディエゴはラファエルに娘を奪われる。

そしてラファエルはスペインに帰る。

 

それから20年後。ホアキンとアレハンドロ兄弟は、強盗をやって小金を稼ぐ毎日。三本指のジャックと組んで一稼ぎしていたが、兵を率いるハリソン・ラブの追撃を受け、ホアキンが殺される。兄は自分を犠牲にしてアレハンドロを逃がした。

同じ頃、失政のために20年間スペインに戻されていたラファエルが再び総督としてカリフォルニアに戻って来た。
それを知った捕われの身のディエゴ。たまたま収監され、獄死した老人を身代わりにして牢から脱出。ラファエルを殺そうとするが、そのすぐそばにいる娘エレナが自分の娘である事に気付き、思い留まる。

 

兄を殺されてヤケになったアレハンドロ。兄から受け継いだメダルを酒と引き換えに手放そうとした時、ディエゴが現れてそれを制する。
かつてのアジトがそのまま残っており、案内したディエゴは、性急に仇を討とうとするアレハンドロに今の力の無さを思い知らせる。そこで剣の手ほどきを受ける事になったアレハンドロ。
厳しい修行により腕前は上がったが、ラファエルに近づくためには品格を身に付けなくてはならない。その面でも特訓を受けるアレハンドロ。

 

ラファエルの主催する晩餐会。アレハンドロはスペイン皇室の資産管理を任ぜられている貴族、デイエゴはその侍従という触れ込みで晩餐会に入り込む。うまくラファエルに取り込むアレハンドロは、成り行きでエレナと情熱的なダンスを踊る。
ラファエルの親衛隊長として近辺を守るハリソン・ラブ。

信用を得てラファエルが集めた地主たちの集会に案内されたアレハンドロ。メキシコからこのカリフォルニアを買い取って民衆に解放すると宣言するラファエルを信じきれない地主たち。
 
ラファエルは地主らに内緒で秘密の金鉱から大量の金を掘り出していた。共謀者は最有力地主のドン・ルイス。
地方の村人が拉致され、強制労働を強いられていた。
ディエゴはアレハンドロにマスクを譲り、金鉱の場所を記した地図を盗み出させる。

 

ラファエルらは事件をもみ消すため、金鉱を鉱夫もろとも爆破しようとする。そこに駆け付けるアレハンドロとディエゴ。ディエゴはラファエルと、アレハンドロはハリソンと戦う。
ラファエル、ハリソンとも討ち取られるが、ディエゴは受けた銃弾によりエレナの胸で絶命。

アレハンドロとエレナはやがて結婚。息子も生まれ、カリフォルニアの地は二代目ゾロによって守られた。

 

 

 

 

 

さて本編。髪フサフサの「レクター」先生には違和感バリバリだが、その動きはなかなかシャープで良かった。
ダメっぷりがハンパない二代目。二代目愛馬「トルネード」を手に入れるくだりは笑えた。

 

典型的な勧善懲悪であり、まああまり考え過ぎずスカッとする向きには好適。ハッピーエンドだし。
エレナ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ええなぁ。そういえば「幸せのレシピ」のケイト役だったっけ。