トランセンデンス (2014年) | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督 ウォーリー・フィスター
製作総指揮 クリストファー・ノーラン

ジョニー・デップ (ウィル・キャスター)
モーガン・フリーマン (ジョセフ・タガー)
レベッカ・ホール (エヴリン・キャスター)
ポール・ベタニー (マックス・ウォーターズ)
キリアン・マーフィ (ブキャナン捜査官)
ケイト・マーラ    (ブリー)


 

あらすじ(Yahoo 映画より)
人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。


感想
ワタシ的には案外好きなテーマ。ただ、いきなり最初のシーンで事件が終わったところから導入されると「結局解決した話じゃん」というのがミエミエで「水戸黄門じゃないんだからぁ」となる。
やっぱ結末を予想させるのはマズいよ。

人工知能PINNとそのコアとなる量子プロセッサ。銃撃されたウィルは、その時は命に別条なかったが、弾丸に放射性物質のポロニウムが仕込まれていたので、数週間で命を落とす運命にあった。
ポロニウムって何や?と思い調べた。ココ

暗殺目的に良く使われるものらしい。

 

こういうテーマでやっぱり出て来るのは量子コンピュータ。これについても調べてみた。ココ

最近の進歩を見てみると、こういう話も実際にありそうだと思えて来る。


 

全盲者を見える様にしたり、瀕死の者をたちまち治したり、PINNとなったウィルの示す驚異(脅威?)の世界。ナノマシンのアイデアもなかなか良かった(ただ、元ネタは伊藤 計劃 ?)

 

しかし、このとんでもない怪物に対抗するのが「ウィルス」だってアナタ・・・(そういえば「インディペンデンス・ディ」でも宇宙人をやっつけたのがコンピュータウイルスでずっこけたが・・・)
それもコンピュータウィルスなのに注射器で注入だってアナタ・・・・

テーマ選定は良かったけど、料理の仕方でイマイチでした。
ただ、叙情的に、最後は世界が救われたという結末の中で、夫婦愛みたいな落としどころを持って来た点で、まあ「良し」としよう。
妻が自分を「アップロードして!」という言葉を怪しむ分身のウィル。だが銃撃を受け瀕死の状態の妻に身を重ね、同化する道を選んだ。

「インセプション」の時みたいに、世界観が表現されると良かったか。例えばPINNの側から見た世界とか・・・

 

でもこんな BLOGみたいなこきおろしは好きくない。