Blue Bossa | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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この曲はジャズのスタンダード・ナンバーとして良く親しまれている。
作曲はケニー・ドーハム。ジョー・ヘンダーソンのリーダーアルバム「PAGE ONE」のために提供したものであり、彼自身のリーダー作には収録していない。
たまたま、アート・ファーマー版で知っていた曲なので、好きなもの順に並べてみた。


 

Art Farmer版

 

 

アルバム「MAIDEN VOYAGE」に収録されているもの。このアルバムは1983年に録音されたものであり、ピアニストの佐藤充彦が編曲・指揮している(ピアノも参加)。この時期はCDがJAZZ等の、いわゆる高級系の音源として使われ始めた頃であり、ライナーノーツにもその様な事が書かれている(もちろん私はレコードで買ったが)。アート・ファーマーは昔から好きで、他にも数枚持っている。

ソフィスティケートという言葉がピッタリ来るイントロではあるが、しっかりアート・ファーマーらしさが出ており、あのロン・カーターのもたつきも適度に抑えられていてオススメ。


 

Jazz In The City版

 

 

YouTubeでけっこう曲が出て来るが、ネットで調べてもあまり正体の判らないグループ。無名の演奏家が多数登録されていて、その都度メンバーを構成して演奏している様だ。
グループ名同様、けっこうオシャレな感じ。


 

Joe Henderson 版

 

 

先に書いた様に、この曲が初めて世に出た時のもの。ケニー・ドーハムのトランペットの後、ジョー・ヘンダーソンのテナー・サックス、続いてマッコイ・タイナーのメランコリックなピアノ。いいなあ。


 

Kenny Burrell版

言わずと知れたギターの名手。アルバム「MOON AND SAND」に収録されている1曲。あくまでもジェントルなスタイルが心地よい。上質という言葉が良く似合う。

 


Dexter Gordon版

アルバム「Biting the Apple」に収められた1曲。このテナーの図太さもけっこうな快感。バリー・ハリスの堅実なピアノも、いい。

 

 



Steve Kuhn版
http://www.youtube.com/watch?v=Gjxby5LM8HU&feature=related

スティーブ・キューンと読む。実は知らなかった人だが、堅実なピアノ・トリオスタイルで非常に印象が良かったので追加。