監督:シドニー・ポラック 音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
出演:バーブラ・ストライサンド(katie)、ロバート・レッドフォード(Hubbell)
バーブラ・ストライサンドが歌う「追憶(The way we were)」は当時本当にヒットして、FMつければいつでも聴ける状況だった。ただ、たまに見る映像は大きすぎるカギ鼻とか、ちょっと間が開いた目とか、ややファニー・フェイス。
まあ音楽だけのつきあいであり、映画まで観る動機付けはなかった。
それが先日土曜、深夜映画でやる事を新聞で知り、曲のなつかしさで思わず観てしまった・・・・
舞台は第二次大戦をはさんだアメリカで、20年間あまりの男女を追ったドラマ。
第二次大戦中のニューヨークのレストランで1人の軍服姿の仕官(ハベル)を見つけたケイティ。
2人は大戦前、同じ大学で学んでいた。
大学で政治活動に熱中するケイティ。それに対してノンポリのハベル。だが彼には文才があった。
彼女は自分より優れた才能があるハベルを見て文学を諦める。
卒業後は別れた2人。そして10年あまりを経ての再会だった。
再会した2人は一緒に暮らす様になり、やがて結婚するが、反戦活動に意欲を燃やすケイティと、ごく普通の感覚のハベルとは時に対立。
戦後になってハベルの書く脚本が売れ出し、映画化の話が進行。ただ共産主義者狩りの追及が厳しく、当局から目をつけられているケイティはハベルの立場にも悪い影響を与えていた。
妊娠していたが、ケイティはハベルに類が及ぶのを避けるため、出産の後ハベルと離婚。
さらに年を経たニューヨークの街角。原爆禁止の署名を集めていたケイティは思いがけずハベルと再会。彼は夫人を同伴していた。そして彼女も再婚していた。
お互いの今までをいたわり合う様に抱き合う2人。
そして別れ。
http://jp.youtube.com/watch?v=rL1Sb8Jeewk
コンミュニストの娘など、およそラブ・ストーリーに似つかわしくない設定の上、あの特徴的な顔。これは観続けるのがキツいなーという印象。それに対してハベルの方は、まあ大方が認める「イイ男」ただ、この先ケイティの健気な一本気がけっこう胸に迫る部分もあり、だんだんイイ女に見えてくるからフシギ。
その場面設定にジャストミートで乗って来るあのテーマ曲。
後半、ヨットに乗る2人のバックに流れる場面が一番好き。
http://jp.youtube.com/watch?v=-Lm2gAl8rE4&feature=related
映画を観た者にとっては、あのラストシーンで流れるテーマも「沁みる」のでしょうね。
愛し合った2人が後日互いに別の人と再婚してから再会。まあ「ひまわり」のシチュエーションにも似ているか。
でもこれ「ちょっと前の映画」に入れようと思ったら、なーんと35年前の映画。
やっぱ「旧い映画」に入れとくか・・・・
彼女の近影。イイ歳の取り方です。YouTubeも。
http://jp.youtube.com/watch?v=X4-x4SCQLPg&feature=related