監督:ロバート・ワイズ 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ウィリアム・シャトナー(カーク)、デフォレスト・ケリー(マッコイ)、
レナード・ニモイ(スポック)、スティーブン・コリンズ(デッカー)、
バーシス・カンバータ(アイリーア)
日本でも「宇宙大作戦」として人気の高かったこのシリーズにおける初の映画化。源題は「Startreck The Motion Picture」
新生エンタープライズ号(デッカー艦長)の出航を控えて、地球外から謎の発光雲が接近。重大危機であるということで、元艦長のカークが乗り出す。
艦長の交替を命じるカーク。デッカーは副長(科学主任)に。
緊急事態のため、以前のクルーが集結(TVシリーズのオリジナルメンバー)。もちろんスポックも。
デルタ星から派遣されて来たアイリーア大尉。彼女とデッカーは元恋人同士だった。エンタープライズは「ヴィジャー」と呼ばれるその巨大物体に接近。そしてアイリーアがヴィジャーのプローブとして支配され、ヴィジャーからの指令を伝えると共に、エンタープライズの情報収集を始める。ヴィジャーの旺盛な知識欲。
ヴィジャーの内部に導かれるエンタープライズ。
ヴィジャーの中心部に据えられた機械。それは人工衛星だった。
はるか昔に地球から送り出されたヴォイジャー6号。それが長い年月でデータ収集を行ううちに自律した知能を獲得して知識や機能を集積し、一種の生命体となって地球に舞い戻って来たのだった。
ヴィジャーは「クリエーター」と合体することを最終目的としてインプットされていた。クリエーターは何処かと迫るプローブ(のアイリーア)。デッカーがヴィジャーに残ると言い、ヴィジャーの一部であるアイリーアと「合体」。
彼らを残してエンタープライズは離脱。
まあ「宇宙大作戦」を見ていた世代には非常に懐かしく「やっぱ艦長はカークでなくちゃ」と思わせてしまうのが、果たして成功なのか?
ヴォイジャーはとんでもなくバカでかいのだが、その行動は極めてデリケートであり、やや違和感あり。アイリーアはカツラでなくマジスキンヘッドだったが、非常にかわいらしくて印象的。
機械と人間の合体って、そーゆー事だったのね~、と最後に笑ってしまった。
アメリカでは「トレッキー」と呼ばれるスタートレック「ヲタク」が多数いるらしい。
そういえば、日本でも「週刊スタートレック」なるものが発行されていた。