「雨」。
通常、我々はこれを悪い象徴として受け取ります。ジョンレノンも悪い象徴として歌を書いています。つまり、人生の困難の時期としての比喩だ。
しかし、イスラエルの人々は雨を作物を豊かにする恵みの雨と解釈します。すると、「雨は善人の上にも悪人の上にも降る」という言葉は、「恵みは良い人たちばかりでなく、悪人にも、もたらされる」となるのわけです。
つまり、この世の中、良い人間ばかりが恵まれているのではなく、悪人が世で頭角を顕わしていることもある、ということです。
ということは我々が突出していると思っている有名人の中にも悪人はいるということになります。
いや、こう考えてみましょう。果たして、この世に悪人ではない人などいるのだろうか? 全く罪を犯したことのない人間などいるだろうか。
現代人が罪だと思っていない罪もあります。たとえば、「人間は伴侶以外とセックスをしてはいけない」というのは神の法であるが、大概の人はこれを守っていない。そして権威者が威張ることも、他人を見下すことも、著名人が金を浪費することも、自惚れることも、他人に礼儀を持たないことも、誰であれ誰かを傷つけることも罪の一形態です。
そしてこのような罪人たちにも恵みは降るということなのです。恵みは良い人間にも降るが、悪い人間にも降るのです。
そして悪い人間がその恵みを悪用したら、それは自身の破滅となるのです。
罪とは現世のことばかりとは限りません。多くの場合、前世の罪を負っているのに関わらず、不当に力を得ているのです。現代の権威者たちはほとんどこれに当てはまるのです。
現代人はそれを考えなければなりません。恵み=人生で優位に立つ時、他人を傷つけていないか、自分のエゴを助長していないか、などを考慮しなければならないということなのです。
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