サムエル記に見る 安全保障法案=集団的自衛権の落とし穴 | 預言者のコラム2

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「サムエル記」の中で、イスラエルの敵国、アンモンの俗国アラムがアンモンの代わりにイスラエルと戦うシーンがあります。

このようにアンモンの俗国であるアラムがアンモンのために戦うという図式は、現代で同盟国が自分とは関係のない戦争に首を突っ込むのに似ています。

ベトナム戦争は当初、アメリカとは関係のない戦いでした。
しかし、アメリカが同盟国のフランスを助けるために介入し、泥沼化したのです。

現在シリア内線にも多数の国が関わっています。シリアの独裁を許せというのではなく、何とか武力以外の方法で解決を試みようと出来ないものでしょうか。
(独裁国シリアに支持しているのが同じ独裁国のロシアと中国だ)

このように関係のない国が関わるようになって泥沼化するということもありえるのです。
放っておいたらいいというのではなく、そのような指導者を孤立させるとか、支持国に経済制裁をするとか、武力以外の方法を模索し続けるべきではないでしょうか。

「集団的自衛権=安全保障法」というものの落とし穴がここにあるということです。

ところで、人は言います。「神がいるならなぜ、我々を助けないのだ」
その答えは以前にも申しましたが

「ここにミルクが入ったコップがあるとします。あなたがそれを指で押し倒そうとしたら、神が阻止するでしょうか? しないというのが答えです。なぜなら神は人間に自由意志を与えているから。そして結果的にそれが人を傷つけるような過ちだったら、カルマという罰をその人に後になって与えるのです。」

戦争もこれに似ていて、神は人間の自由意志を止めるのではなく、後でそれが悪であったらそれをした人に罰を下すということなのです。

そして、それを阻止する人間の働き~それが神の意志であると言えるのです。
神の意志は善人の行いを通して現れるということなのです。

そしてそれは地球の人間だけではなく、善の宇宙人にも当てはまります。彼らの働きも神の代行となるのです。

たとえば、彼らは災害がある時、人知れず、食い止める作業をしたり、古代核戦争の時も後始末をしたりしたわけです。

しかし、直接、人間たちの悪行を止めようとはしていません。
それも人間たちの自由意志に任せているということであり、同時に、この野蛮な世界に関わると泥沼化しかねないということを彼らが知っているからなのでしょう。
(スタートレックなどのSFドラマの設定にも他の星の文明には干渉してはならないという決まりがある)

そして、このような愚かな争いを続けて行くとどうなると思いますか。
人類が知らない地球の歴史は語っています。地球規模の浄化。つまり、大災害で文明や人類が一掃されるということです。

我々はそのようなことがないようにしなければならないのです。

そういう意味では日本というのは戦闘地域ではないのだから、その立場の国民が他国の争いに干渉するために武力を持とうとするのは間違っているということなのです。


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