「王様」という言葉を聞くと、誰でも偉い人というイメージを持つことでしょう。
権力と金と絶対的地位を。
しかし、王様というのは本当は楽な仕事ではないのです。
なぜなら、その人には責任が付きまとうからなのです。
現実世界の独裁者は好き勝手なことをやっています。
羨ましくも思う人もありましょうが、チャウセスクやマルコス、フセインなど処刑された者も多々いるではありませんか。
それに霊界では、殺人を犯した者は地獄に下ることになるでしょう。
日本に原爆を落とした、トルーマンもおそらく地獄に下っているのです。
さて、私がもし「あなたも王様である」と言ったら、嬉しいでしょうか、迷惑でしょうか。
実は地球人全ては王様なのです。
ただし個人の世界、限定の。
人間というものは自分を認識しています。
しかし、睡眠時には自分を見失い、甚だ不安定です。
その世界しか認識できないのが通常の人間です。
では、もしもっと違う現実があるとしたら。
意識を超えたものが。
霊能者の中にはアカシックレコードに到達できる人もいます。
霊的視野を持つ人も。
そう人間の意識は肉体を超えた魂というものの意識のほんの側面にすぎないのです。
つまり、人間というものは魂という大きな乗り物を運行させている存在で、その船長は人間の自我なのです。
分かって来ましたか。
人間は自我を自由に使えます。
悪い方にも良い方にも。
しかし、もし悪い方に使ったら～暴力、無慈悲、エゴ、尊大さ、などを持ったら、魂という大きな宇宙船を傾かせることになるのです。
魂というのは大きな宇宙船かもしれないし、大きな王国かもしれません。
あなたの意識は「船長」であり「国王」でもあるわけです。
あなたの善良さはあなたという大きな魂を平和にし、浮遊させますが、あなたがもし悪を働いたら、その大きなものを荒れた暗いものにしてしまうわけなのです。
あなたは魂の中で選ばれた者であり、あなたの言動があなた自身の町＝世界を左右するのです。悪人は町を滅ぼし、善人は町を救うということなのです。
あなたの人生が困難か安易かが問題なのではなく、あなた自身が善良であるかどうかが問題なのです。
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