気まぐれ聖書講義2 ヨナ書 | 預言者のコラム2

預言者のコラム2

俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
人生、宇宙、宗教、
時事問題などを語って行きます。



まずあなたは聖書を手にする必要があります。
私はあなたご自身のものを買うことをお勧めします。

新共同訳が適当でしょう。
ちなみにいろいろエディションがありますが、ケイシーいわくどの訳でもいいそうです。
自分に合いそうなもの、装丁が気に入ったものを探すもの楽しいかもしれません。
もちろん図書館で借りて眺めても構いません。

私は新共同訳の旧約と新約が合わさったものと、新約聖書だけのものを持っています。
あと、ヘブライ語で書かれた旧約のハードカバーを。こちらは読むためではなく、研究用ですが。

聖書は旧約と新約から成る

「聖書」と一言で言っても聖書は旧約聖書と新約聖書に分かれています。

旧約はヘブライ語で書かれており、歴代の預言者がリレーで書いて行ったものを繋げたものです。彼らはもちろん申し合わせてリレーして書いたわけではないのですが、結果的に数千年に渡り、聖典が集まったので、歴史順に編集したのが旧約聖書となったのです。

そして新約聖書とは主にイエス・キリストのことを書いた書なのです。
これはギリシャ語で書かれており、4つのイエスの平行した物語と使徒たちの働き、使徒たちの(主にパウロのもの)の手紙類、黙示録、で成り立っています。

最初に聖書を手に取ってみると薄い紙で、まるで辞書のような枚数の本で、ぱらぱらめくると読む気が失せることと思います。

適当なページを開いてみても、「動物の血を祭壇にふりかけて」とか「~の者は呪われる」とか、やたら「神」とか「主」とか書かれていてとっつきにくいものです。

途方に暮れるものですが、
一体どこから読み始めるのが良いか?

私のお勧めをお教えしましょう。

それは
「旧約聖書」の中に「12小預言書」という単元があります。
その中にある「ヨナ書」という文書なのです。

これはまるで星新一のショート・ショートのようで、読みやすく、何となくユーモラスで、途中で断念するということはないでしょう。

それに一度読むと何度も頭の中で物語を転がすことが出来るものです。
物語そのものを比喩として現代に当てはめたり、
ヨナが大魚に呑まれたというのは、本当はどのような意味があるのか? もし本当に大魚に飲まれ、中で人が生きていられるのか? 大魚と何か、クジラのことか? 
などなど

ちなみに「ヨナ」というのは英語発音で「Jonah」~ジョナ~となってポール・サイモンの歌のタイトルになっています。(彼の歌は別に、ヨナ書を直接歌っているわけではないが)



以下ネタバレ

物語:



ヨナは神からアッシリアのニネベを救済するよう命じられる。
しかし、ヨナはニネベの反対方向に行き、船に乗ってしまう。



すると海はしけ、大嵐になる。船員たちは神の怒りを買うものが乗っているのをつきとめ、ヨナを海に放り込んでしまう。



ヨナは海の深みに沈み、大魚に呑み込まれる。



彼は三日三晩魚の腹の中にいて、自省する。



すると魚はヨナを海辺に吐きだす。ちょうどニネベ側の陸だったのだ。
彼は三日の道のりを一日でニネベに辿り着く



彼が町で「あと四十日でニネベは滅ぶ」と呼びかえると、王は民に「頭に砂をかぶり、粗布を着て、断食するよう」命じた。







ヨナは様子を見るため高台に行く(高みの見物だ)



しかし、日蔭を作っていたトウゴマの木が枯れて彼を苦しめる
ヨナは神に抗議する「私のトウゴマの木を返してください」



神は言う「あなたは元々自分のものでもないものを惜しんでいる。ニネベの住民は私のものだ。私が私のものを惜しまないはずがあろうか」



どうですか。
「ニネベ」とは地球のことに思えませんか?

地球人は皆、神のものであって、神はひとりひとりを慈しんでいるということです。
誰であっても滅ぶことを神は望んでいないのです。

ちなみに「滅ぶ」とは災害で死ぬとか、病気で死ぬとかいうことではなく、「正義ではなくなること」「愛の存在ではなくなること」「エゴイストになること」なのです。

そして皆さんは預言者の言うことを聞かねばならないというわけなのです。
滅びないために。

参照:
読むための注意
「瞑想・聖書・夢・精神世界に関する注意」
http://yhwh.at.webry.info/201408/article_16.html

聖書全般:
http://yhwh.at.webry.info/theme/3d73d87ece.html



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