昨日の総務常任委員会において、前市政時代に「適切性に疑念が示される」と認定した5事業の外部検証結果が報告されました。
これは今開始したばかりの9月一般質問の連載を終え次第、5事業すべてに渡って詳細を丁寧に書いてまいります。
加藤憲一市長は昨日の記者会見において
「市民および市議会などから疑念を持たれたこれら事案について、その行政プロセスに対し法的・制度的な観点からの検証が行われ、何が問題であり、あるいは問題でない かについてが、明確になったと受け止めている。
行政プロセスとして適正と確認されたものもあれば、違法とは言えないまでも不適切であるとされた点についても指摘がなされた。
一義的に大事なことは、これらの確認・検証作業を経て『問題』あるいは『不適切』 とされたような行政プロセスを、今後発生させぬよう、その根絶に向けた対策をしっ かり講じることである。
今回取り上げた一連の事案と、それにまつわる様々な疑念、それによる市政への不信という経験を、私たちはこれから先の適正かつ誠実な市政の実現へと、しっかり生かしていくことが何より肝要であると考える。
行政事業の執行を適切に行うことは勿論として、行政プロセス、なかんずく判断や意思決定にまつわるプロセスに関する情報の記録と、それら情報の取り扱いにおける透明性の確保、重要な情報の取り扱いに関する職員としての責務の明確化、市民への説明責任などにつき、改めて庁内で整理するとともに、必要な制度的措置を講じる 必要がある。具体的には、公文書管理条例の制定などを準備している。
いずれにしても、今回の確認・検証を経て、一連の事案についての客観的な評価作業は終了した。市政に対して生じていた『疑念』の解明にまつわる作業には、区切りをつけ、ここから先は、『誠実な市政』の具体的な展開に、全精力を注ぎこむこととなる。」
とコメントしました。
私としては今回の検証にたいしては素直に及第点を与えることは出来ません。
理由は、昨日の総務常任委員会においてまさに前市長を応援された議員の方々が
「なぜ当事者(前市長と政策監)に聞き取りを行わないのか?」
と口々に述べられていた通り、小田原市の職員からの聞き取りしか行っていないからです。
彼らは私の意見は何も聞かないで一方的に私を糾弾する一方で「小谷英次郎にも聞き取りすべきだ」とは決して言わないことが、著しいダブルスタンダードだと思いましたが、私はこういったダブルスタンダードが嫌いなので、前市長や政策監へのききとりという彼らの意見に大いに賛成します。
私はかねてから主張している通り、内部だけで無く、外部の専門家の意見を聞いた小田原市の姿勢を本当に高く評価しています。
ただ、外部専門家が、「何をもとに」判断したのか、つまり、小田原市側が提供した資料は何だったのか、によって当然見解は変わってきます。
極端な言い方をすれば、小田原市にとって都合の悪い資料は全く見せないで、小田原市にとって都合の良い資料だけ提出していたとしたら、専門家の見解は大きく変わると私は考えています。
なぜ、私がこういうことを述べているかというと、私が小田原市側に提出した資料を一切外部専門家に見せていないことがわかったからなのです。
たとえば「情報公開の問題」に関して、正式な弁護士文書で、
「小田原市は市民の知る権利を侵害しているから国家賠償請求で訴えられたら負けますよ」
という明確な論証が行われている文書を提出したのに、小田原市側は一切外部専門家に見せていないのです。
この弁護士の方は独自で調査を行って頂き幅広い証拠をもとに文書を作成。一方で今回の検証で外部専門家の方は、小田原市が提出した資料と小田原市の職員の聞き取りのみから結果を発表。
外部専門家は弁護士や地方自治に詳しい方々なので、情報公開の第一人者として専門家なら誰もが知っている弁護士の見解文書を見れば、すべてわかって貰えるという確信を私は持っていました。
なぜそれを外部専門家に見せてくれなかったのか?ただただ疑問でしかありません。
また、「政治倫理の問題」で言えば、小田原市は顧問弁護士に一切相談も無く、手続きもすべてすっとばしてただ訴えてきている一方で、私は4名の弁護士に確認。何も悪いことをしていないとお墨付きを貰っており、公式の弁護士文書も作ってもらってそれを提出しているのに、その文書を外部専門家に全く見せてくれていなかったことがわかりました。また、市長の訴えが曲解で誣告だと反論した私の文章さえ見せて貰えていないのです。
だから報告資料には訴えてきた前市長側からの視点でしか書かれていないため、完全に反論が終わっているはずの私への攻撃が綴られていました。
しかし、それにも関わらず、前市長が私を訴えてきたことは、確実にアウト、不適切だったと外部専門家がしっかりと表明して頂けたこと、昨日の委員会で執行部もそう名言したことは最低限、良かったと思っています。
それにしても、昨日の委員会で、「ハラスメントがあったとしたら救済が必要だ」とか、前市長や政策監の聞き取りをなぜ行わないのかと怒る一方で、私の意見は何も聞かれていないのに、「この議員(私のこと)はとんでもない」という前市長応援の議員たちのコメントがありました。
報告されている前市長や政策監の問題には「なぜ聞き取りしないんだ?」
私の問題には「こいつはとんでもないやつだ」・・・
真の一円融合を目指すなら、まずはこういったダブルスタンダードを排することから始まるのではないでしょうか?
少なくとも私は私の聞き取りもしてほしいし、前市長や政策監の言い分もしっかり聞くべきだと思っていますので、ダブルスタンダードでは無いと考えています。
また、ハラスメントの定義を一度勉強されてはどうかと思いました。当事者がそう思っていなくて、当事者の訴えが無いのに、どうやって無理矢理ハラスメントを認定して、救済をするという話になるのか?
あまりにも「小谷英次郎憎し」が昂じてしまっているのではないでしょうか?
私は、「守屋輝彦憎し」という気持ちは一切ありません。誰がやってもいいものはいい。悪いものは悪い。
私は、これまでの全ての教え子と、そして、自分の0才児の息子に誓って絶対に、ハラスメントを行うような人間ではありません。
当事者(前市長、政策監、私)全員からしっかり聞き取りし、白黒はっきりつけたいと思っています。
最後に、冒頭に及第点を与えることは出来ないと言いました。
しかし、公文書管理条例の制定だけでない、2度と今回のような過ちを繰り返さないための改善策をしっかり示していただくことを期待して、ギリギリ及第点としたいと思います。
政治倫理の問題に関しては、過去の記事をご参照ください。
まずは総論のblog 私はパワハラをするような人間ではありません。URL(2024年3月)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12846479434.html
詳細な連載1回目(2022年8月29日)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12761381264.html
2回目(2022年9月20日)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12765245468.html
3回目(2022年9月21日)ここにまさに書いている通り、訴えを出す前に弁護士に一言でも相談していたなら、このような文書が出されることは絶対にありえませんでした。
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12765417194.html
4回目 (2022年9月23日)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12765776070.html
5回目(2022年9月25日)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12766123617.html
最終回(2022年9月27日)
https://ameblo.jp/yasasiiuta5614/entry-12766454410.html
以降、ご連絡です。
*小谷英次郎YOUTUBEチャンネル登録お願いします。(今年からしっかり週1更新中)
https://www.youtube.com/channel/UCH8bKewqFj07I9gPiIEntsA/featured
*月1で、タウンミーティング開催中
少人数でも構いませんので、話を聞きたいという方、ご自宅でも近くの公民館でも、お話を伺いに、また、お話をしに、参ります。市民相談はもちろんお一人からでもお受けしております。2月も早速、クローズドな形のタウンミーティングが決まっていますが、3月以降は未定です。いつでもお声がけください。
*小谷英次郎とパートナーズは、市政レポートのポスティングチームのメンバーを今現在、募集しています。
そして、小谷英次郎は、私とともに、頑張ってくださる、市議会のメンバーも募集しています。2年後を目指して、
是非、
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