小田原市議会がとても熱いです。こんなに激論がかわされているのは議員になってから初めてのことだと思います。

 

今日も激しい議論が繰り広げられそうです。是非、市民の皆様もご注目下さい。

 

 

 

 

この記事ですが、「弁護士の意見聞いていない」。

blogの方で私のパワハラ冤罪について書いていますが、ここでは神奈川新聞記事の是非(市長の抗議が是か非か)はおいておいて、「訴訟を視野に」と抗議文を出すのに、なぜ、弁護士の見解を聞かないのでしょうか?

 

私は職務執行妨害だと言われた時、4人もの弁護士に見解を聞いたら、「全く職務執行妨害では無い」と皆が口を揃えて言ってくださいました。それなのに、職務執行妨害だと決めつけて訴えているほうが、弁護士の見解を一切聞いていなかったのです。

 

弁護士の見解は一切聞かず、抗議する、訴える。同じことを市長は、これからも繰り返すのでしょうか?

 

また記事の中に、「市長派は『議会の立ち場から不正がなかったと言える』と市側を擁護した。」とあります。昨日のものが議事録にならない前にあやふやな事は言えないので控えますが、

 

不正があったかどうか

 

を一切、私は争点にしていないことはこれまでも繰り返し述べていますし、この場でも改めて述べておきます。

 

「不正さえなければ、業者名も選考日程もしっかり把握しているが、市の税金約200億が使われる事業者選定の前にその受注業者の本社を訪問しても何も問題ない。」と考えている市長と小田原市の、市民感覚からの著しい乖離についてを私は問題にしています。

 

どうしても理解して貰えないようです。それではblogでは

【市長の公用車が立ち寄った先が黒塗りされていて怪し過ぎるので議会で質問したら、その3日後、市職員へのありもしないパワハラをでっちあげられ、市長選挙で市長を応援していた市議会議員たちからよってたかっていじめられていた話。パート3。】

をお届けします。

 

 
 

 

 

 

【市長の公用車が立ち寄った先が黒塗りされていて怪し過ぎるので議会で質問したら、その3日後、市職員へのありもしないパワハラをでっちあげられ、市長選挙で市長を応援していた市議会議員たちからよってたかっていじめられていた話。パート3。】

前回の振り返り
・市側の唯一の証拠である私の電子メール公開!!職員さんとのメールのやり取りから、どこにもパワハラの要素は見られない
・「自分にだけ特別に教えるよう要求した」行為がパワハラにあたるらしいが、秘書室長の事情聴取の議事録から、私が「自分にだけ」も「特別に」も一切発言していないことが明らかに!

さて、「もう勝負あり」と思いますが、最後、市長の主張のデタラメさをもっとあぶり出します。争点は次の2つ。

争点1 市長は私を訴える文書を作成するのに法律の専門家である市の顧問弁護士に相談したのか?

争点2 念書発言

まずは争点1に関して、もちろん私は相談しています。友人の弁護士3名と、相談料を払って行政法の第一人者と言われる敏腕弁護士1名。合計4名に相談。結果、4名ともが、「こんな出鱈目な文書、顧問弁護士に相談したら出すなって言われるに決まっている」との見解。

そして、私は12月16日の訴え直後、急遽呼び出された17日、「パワハラを認めて早く謝れ」と恫喝された事情聴取の際、恫喝に負けず即、このことを市側にたずねました。ところが、3ヶ月以上経過しても無回答。こんなの即答できますよね?相談した、相談していない、YESかNOかなんです。議会事務局を通して秘書室に聞いても3ヶ月以上回答が無いので、総務課に直接、質問をしたところ衝撃の事実です。







一切、顧問弁護士に相談していないということです。






人を犯罪者呼ばわりする文書を作るのに、法律家に相談すらしていない。驚きです。政治倫理の規定は、議員としてとても重たい問題となる行為に対してのみ訴えが可能です。たとえば「遅刻した」などは確かに議員として不適切な行為ではありますが、そのようなことでは政治倫理で訴えることは出来ません。
議員の今後の立場に大きな影響を与えるような、政治倫理で議員を訴えているのに、その議員の行為が法律として問題にあたるかどうかの確認も一切行っていない。私はこれはとんでもないことだと思っています。

ただ、顧問弁護士に相談していないのは予想通りでした。なぜかというと、4名の弁護士の方々が皆一律にそう仰っていたとともに、情報公開制度において、私の今回の一連の行動は問題ないからです。

まず黒塗りを教えるよう要求した行為は、国の情報公開審査会の答申において「公務員の出張先を黒塗りにしてはいけない」というものがあります。市長は平気で国の答申を無視して黒塗りしています。

この黒塗りに対しては不服申立て(=審査請求)というのができるのですが、それをしなくても情報公開請求者には職員に対して「再考を促す」権利が認められているのです。

つまり、「黒塗り部分を教えて下さい」との発言は、情報公開制度の運用上、情報公開請求者に与えられた権利であり、一切、問題がない行為なのです。

このことは、11月15日も12月8日も電話する際、私は複数の法律家から「黒塗り部分を教えて下さい」と要求することは何も間違っておらず、正しい行為だとお墨付きをもらった上で電話をしていました。

「黒塗り部分を教えて下さい」と要求することを情報公開の適切な運用を妨げるという見解を持っている市長は間違っているということです。

次に念書発言に関してですが、これは誤解を与えてしまう発言でした。この一言でもって、私は完全に揚げ足をとられ、悪用されてしまいました。

私の真意を説明します。まず大前提として「黒塗りは外さなければいけない」のです。ただ、外れて明らかになっても情報公開請求者にしかわからないのです。だからもし不正使用でない場合は、自らの口でいいふらしたり、SNSで拡散したりはしないよと伝えているだけなのです。

公用車で行ったからには、絶対に教えなきゃいけないのだから、次からは公用車で行くのはやめようね。でも、せめて武士の情けで、不正使用でないなら、わざわざいいふらしたりしないよ。と言ったのが真実なのです。

こういった市側に配慮した好意を、敵意むき出しに逆手に取って、パワハラや暴力団のような不当要求だと言っている市長の主張には、流石に無理は無いでしょうか?

私の「念書」の発言には問題があると思われる方もいらっしゃると思います。私も相手に揚げ足を取られてしまうことをやってしまった己の浅はかさを反省しています。ただ、まず、この電子メールはパワハラや暴力団員的な行為なのでしょうか?

そして、「自分にだけ」「特別に」教えろと私は要求していますでしょうか?もう自明の理であると考えます。


最後に、そもそも市の担当職員は誤解していないと思います。なぜならそれは職員の返信メールから明らかだからです。

職員は私の電子メールに対して「上司に報告のうえ、改めてご連絡します」と返信しています。

前回も書きましたが「何度もお伝えしたように、お教え出来ません。」という返信ではないことに注目して下さい。

 

つまりは、私はずっと一貫して、市長の出張先の黒塗りはおかしいと言い続けていたのです。それなら「何度もお伝えしたけど・・・」と返信があるはずです。ところが、上記メールで初めて上司に相談をする旨が返ってきたということは、12月8日のこのメールを送る直前に対面で話した際、情報公開請求者である私に、不服申立て(審査請求)以外にも、課員に再考を促す行為が情報公開条例上認められていることを理解してもらえたということを示しているのです。

だからこそ、担当職員には決定を変更する決裁権がないため、ここではじめて、決裁権がある秘書室長に報告、相談すると言っているのです。つまり、私の行為が正当な権利である「再考を促す」行為であるということをお互いに確認しあえているということの何よりの証左です。

 

その後この職員さんから送られてきたメールには「相談した結果、やはり教えられないということになりました。」とあり、再考を促すことが出来なかった私は、その後、それ以上の要求は一切しておりません。これのどこがパワハラなのでしょうか?

 

私と担当職員との間では、このように情報公開条例に対しての理解が最終的に一致しているにも関わらず、市長が無理くりに「パワハラ」と揚げ足を取ってきたということが、真実ではないでしょうか?

以上のことを、私は何度も丁寧に議会に説明しているのに、市長のお友達の議長や議員たちは全く聞く耳を持ちません。最初から結論ありきで私を裁くためにはどう無理矢理に理屈をつくりだすかということにだけ一生懸命頭を絞っているからです。

本当にそんなことする前に、訴えを起こす前にたった一言だけでも、顧問弁護士に相談してほしかったです。

次回は連載4回目として、私をパワハラ議員と決めつける市長が職員を守るためにどんな対策を取ったのかについて書くのと私の処分を決める2度の代表者会議の模様を実況します。

まず市長は私をパワハラ議員だというなら、当然担当職員さんを私から守るために対策を取るはずです。結論からいえば、対策は一切ありませんでした。それがまさに私がパワハラ議員でも職務執行妨害議員でも無いことの証左ですが、市のその後の驚くべき対応については、次回詳細を書きます。

さて今日のまとめです。

・国は「公務員の出張先は黒塗りにしてはいけない」と答申を出している(最高裁判例でも同種の判決を出している)
・市長は顧問弁護士に一切相談せずに私をパワハラで暴力団のような議員だと断定する文書を作っていた
・私は4人の法律家にアドバイスをもらった上で、「黒塗りにしてはいけない部分を教えて下さい」とメールした
・「念書」は余計でそのせいで揚げ足を取られたが、「自分にだけ特別に教えろ」などとは一度も言っておらず、不正使用でないなら自分からいいふらしたり、SNSで拡散したりしないよと、市側を思いやっての発言だった
・市長は、私の好意を逆手に取って揚げ足をとり、敵意むき出しでパワハラ議員と訴えてきた

以上です。普通、議会としてはこの後どうするでしょう?私は無実です。冤罪を着せてきている市長を逆に怒りますよね?でもそうならなかったのが小田原市議会です。

次回、いよいよ代表者会議で処分決定です。以下の動画をあわせて御覧ください。

 

前編

後編

 

 

リットリンク