器「身体」は老いても、眩しすぎた職人魂✨✨

冬至の本日

元代表でありながら
尊敬される存在でありながら

「長生きすると迷惑かけるからよ」
と言う口で

「日本は米を配るんじゃなく
美味い米の作り方を教える方法をとらなければいけない」

「良い木を使って作った家具ほど
何十年と使い込み修理をしながら使うことで、木が締まり丈夫で強く良い家具になっていく」

熱く語りながら
「原ちゃんも、好きなんだね！
ちょっとこれも見てごらん！」と

椅子から立ち上がり歩くその両脚共に
決してスムーズではないが

泥臭いほどのその職人魂を燃やす背中と語る瞳は強く輝いていて
私は帰りを急いでいたにもかかわらず
時を忘れました。

あまりにもその「尊い命」が目の前で
自分に向け伝えてくれている感謝と

近くにいすぎて工房内でその主様の

商売人こその語りグセを周りの人は

「あたりまえ」を通り越し

「うるさいだけ」の様に扱いながらも

無言でありながら常に気遣っているのがわかるあたたかさ

この時代に忙しく作業依頼に励む

職人さん達が動く工房の
そこかしこに飾られている栄誉の歴史の数々や、巨大な一枚板・木工作品の置かれた空間の中で

「継承されていくこと」の偉大さ
時代を生き抜いて来た「魂の逞しさ」
どんなに偉大な人生を歩んだ方でも
最期に想いが還っていくのは
ご家族への愛だと言うことを聴きながら

人とは少し違くても
不器用でも
夢の実現に時間がかかっても

「こういう感覚や時間を美しいと

思える心をいつまでも私は大切にしたい」

改めてそう、思いました。