グラマラスな!?キャンプ | 『ちょいソト』  たかがアウトドア、されど自然体験

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グランピング(glamping)というキャンプスタイルが少しずつ日本国内にも現れてきました。

日経トレンディーの2013年9月号に掲載されたのをきっかけに「グランピング」という言葉が日本国内で広がり始めました。

グランピングというのは、「グラマラス」と「キャンピング」をかけあわせた造語です。

手ぶらで現地に向い、そこでは、まるで高級ホテルのような空間で、快適に自然を優雅に満喫する。ちょっと、いえ、かなり贅沢なキャンプスタイルです。

◆日経トレンディ トレンド・フォーカス
キャンプの新潮流「グランピング」とは? アウトドアでジャグジー、高級料理!?
「2013年09月06日 日経トレンディネット」より


日本国内でもグランピングなスタイルを掲げたキャンプやリゾートもいくつか現れてきました。グラマラスというだけあって、料金はかなり高めです。ですが、ちょっとした高級ホテルや高級リゾートだと思えば、もしかすると飛び抜けて高いというものではないかもしれません。

中には「これって、全くグラマラスじゃないじゃない!」といった似非(偽物)グランピングもあるようなので、十分に情報を得てから現地に向かうようにしてくださいね。


きっとここ数年内にグランピングというスタイルが日本国内にも広がってきそうですが、そもそも、なぜこんなキャンプスタイルが注目を浴びるようになってくるのでしょうね。

自然を思いっきり満喫してみたい、と思っている人はきっとたくさんいるでしょうが、一方ではキャンプなどで野外で過ごすとなると、テントを張る・片付けるのは面倒、ご飯をつくる・片付けることも面倒、シャワーではなくゆったりとお風呂に入りたいのに、トイレは水洗できれいな方がいい、でもキャンプファイヤーはしてみたい、という人も多いのです。

実際に、こういった面倒なことや不便さがあるゆえに、自然から遠ざかってしまいがちなのも事実のようです。こういったところに、このグランピングというスタイルが浸透していきそうです。

何を言っているんだ!
手間をかける、不便さを味わうところがキャンプの醍醐味のひとつではないか。

という声も一方では聞こえてきますね。自分もどちからというと、何もないところで、何もないなりに過ごす空間や時間が大好きです。

でもそうは言っても、何でもそろっている、上げ膳据え膳、宿泊設備や食事は高級ホテル並みというこのグランピングというスタイルもなかなか捨てたものではないようです。

自然に親しんでいく人たちが入り口がどうであれ増えていくのであれば、このようなスタイルが広がっていくことも大歓迎です。

(や)