まるやま食堂@蒲田
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13119166/
まるやま食堂は、自分の中で一番好きな豚カツ店【檍】の親戚が経営し、同じ林SPFを使用している店との事である。
こちらは豚カツ専門店ではなく、林SPFの豚肉を使用した店名通り食堂。メインは豚カツだが、かつ丼を始めとし、生姜焼き、カツカレーなどもある。
ちなみに林SPFとは遺伝子的に豚特有の病原菌を持たない豚で、火入れは絶対に必要であるが通常豚よりレア度高めで提供される事が多い。
しかし生産者側はあまりレアとうたって欲しくないらしく、最大の売りは良質な飼料を与える事により生じる肉のやわらかさ、甘さ、軽さとの事である。
セットのサラダ
通常かつ丼セット(サラダ+味噌汁)は1,300円だが+100円で豚汁に変更可能。
かつ丼
そしてそのメインの豚カツは、ネットなどの評判によれば【檍】にも引けをとらず、値段も安くて並びもきつくないらしい。
このような豚カツが抜群に美味い店で、本来豚カツの良さをスポイルしてしまうかつ丼を食べるのは気が引けるのであるが、かつ丼の食べ歩きを始めてしまったのでしょうがない。
さてそのかつ丼であるがさすがにカツは抜群に美味い。肉厚は2センチ弱とたっぷりあり、林SPFだけあり自然な柔らかさと、程よい甘みが素晴らしい。
ただ揚げ、卵とじと2段階の火入れにより、おそらく豚カツにくらべジューシーさは半減していると思われる。
割下は結構甘め、適度にご飯層にしみている。
カツとご飯の間に玉ねぎは存在しない。
卵は2,3回だけかき回してから火入れしており、黄身と白身が良い具合に分離し程よい半熟具合でとても良い。
決して満足感が低いわけではないが、豚カツの素晴らしさ(檍レベルという前提ですが・・)と比べれば、レベルが落ちてしまうのはやむを得ない。
しかしそれよりも改めて思ったのは、かつ丼は肉の良さだけで決まらない、いやむしろ安い肉でもそれ以外の要素で抜群に美味くなるという結構奥深い食べものなんだなと改めて感じた次第である。
点数:★★★★★★(6点)