王ろじ@新宿
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000860/
瓶ビール 600円
とん丼 1,150円
店の入り口に大正10年創業と書いてある看板がある。
一説によれば豚肉を小麦粉・溶き卵・
そしてその当時よりメニューとして用意されているのが【とん丼】と命名されたいわゆるカツカレー丼である。
さてまずはこのカレーを一口。
うん?フルーツ系の甘み?家庭料理のカレーと同じ味がする??
しかしその甘さの後にワンテンポ遅れてくる数種類ブレンドされた香辛料のスパイシーさがとても良い。
甘味と痺れという正反対もの同士の組み合わせは、これぞ和食の技の真骨頂。単純では無い奥行きの深さにはちょっと癖になる。
そして豚カツ!豚肉を円形に揚げ、回りにウスターソースがほんのりかかっている。
まるでひき肉のように口内で一つ一つ肉の繊維がほぐれていくかのような自然の柔らかさ!!
ラードで揚げられたカツは重量感があり、しっかりしたサクサク感は卵とじのカツ丼では味わえない利点。
中毒性あるこの一品は、地味ではあるがところどころにプロの技が垣間みえ、大正10年より続いている理由がよくわかった。
点数:★★★★★★★(7点)