坂本屋@西荻窪
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13001134/
アサヒスーパードライ 550円
かつ丼 850円
長らく店主の病気で休業していたが、約8か月の休業を経て、当面かつ丼のみの提供にて復活。
さてかの山本益博が日本一のかつ丼と称しているので興味がわき、ターゲットにしていたがようやく行くことができた。
もともとミシュランとか評論家が言う〇〇一にはうがった見方をする親爺であるが、一口食べた途端全面降参。
美味い!美味すぎる!!
まず割下。個人的にかつ丼特有の甘ったるい割下が苦手であるが、こちらの割り下はかなり甘い。
しかし甘ったるくはなく、さっぱりしているのでご飯がぐいぐいいけてしまう。
こちらはご主人が揚げ、奥さんが卵とじと分業制であるが、まず揚げの方で驚かされる。
一般的なかつ丼は衣とカツが密着しているものだが、こちらは衣とカツの間に空気が入っているような揚げ方で、決して肉厚があるカツではないのに、実態以上に肉厚を感じる。
一方卵とじの方は、ほとんどかき混ぜず、黄身と白身が分離した形の半熟玉子を全体の2/3ほど上からかぶせる作り方。つまりとじるのではなく卵をのせているのであるが、こうすると卵がかかっていないところでは衣のサクサクが残っており、サクサク、しっとり両方楽しめるのである。
全体的には関東で昔からあるオーソドックスなかつ丼なのに、パーツパーツ一つ一つの仕上がりが他に比べ半歩以上リードしているので、結果、他の追随を許さない最上級なかつ丼に仕上がっている。
この夫婦タッグでいつまでも最上級のかつ丼を提供して欲しいものだ。
点数:★★★★★★★★★★(10点)