ユンボ vs ジョン
東北旅行で、再出発資金10万と有り金を使い果たし、所持金が1000円以下の状態でヤルキャンに帰ってきてしまったユンボ。
さらに、頼みの綱だった昔のバイト先もことごとく断られてしまった。
ユンボは多少焦りはしてるみたいだけど、まだのらくらしてビッとしないし、自分の窮状を自分から説明せず、常に人伝いしかわからない。
オレから仕事を引き継ぐ準備さえ、全然始めない。
そしてとうとうオレの怒りは爆発。
オレ「そんな金の使い方して、これからどうすんだ!
ミッション達成したならまだしも。
活動資金を一円も集めてきたことないお前が無一文になって、これからヤルキャンどうやって運営していくんだ。
自分の飯も食えねーじゃん。
免許ない、住所ない、金ない、技術ない、仕事ない、根性ない。
そんなんで、ボラやれるわけないだろ。
お前は、充分がんばった。
引き継ぎたいって気持ちもうれしい。
でも、無理だ。もうやめとけ。」
ユンボ「いや、やりたいです。反省してます。」
ジ「あ?本当に思ってんのか?じゃ、一日待つから、ヤルキャンとしてがんばってくために何をしていくのか考えて、納得いくように説明しろ。
基本、お前は既にアウトなんだからな。
わすれんな。」
ユ「仕事探して信用取り戻せるようにがんばりますから、いさせて下さい。」
ジ「そんなんなら、ダレでもいえるわ。
具体的で説得力あるプランを言えっつーの。」
ユ「わかりました。じゃあ、明日。」
正直、行くあても身寄りもないというユンボは、追い出せば即死(笑)
ノタレ死にたくなければ、とりあえずでも「やります」と言う以外ない。
そんな子どもでも言えるセリフ、ダレが信用するんでしょう。
だいたい、ノタレ死にするために、放浪してたとか言ってたんじゃねーの?
とりあえず、この日は、あまりの出来事にかなり反省しているようだった。
翌晩。
ユンボの反省と根性を試すため、オレは話づらい空気をガンガンに出して、ずっとリビングで待っていた。
モジモジし続けるユンボ。
10分経過。
沈黙が苦しかったのか、ユンボはチャチャとジャラシで遊び始めた。
。。。
2時間経過。
時計が12時に差し掛かった頃。
ユ「すいません。明日デビしゃんの手伝いがあって、朝早いんです。今から話すと遅くなるんで、明日にしませんか?」
客が帰ってから、酒も飲まず飯も食わずで、笑顔も作らず待ってたのに、がびーん!
だいたい、早いのはみんな同じなんすけど。
オレ「お?いいよ。」
一連の態度から「やっぱ、引退卒業する決心したか。」と、思った。
3日目晩。
オラホグループが、結構遅くまでいたので、また遅い時間に。
で、また同じパターン。
オレも忙しいんだから勘弁して欲しかったり。
ユンボが重い口を開いた。
「あのー。オレ、一つ納得いかないことがあります。
オレは、3月11日に出発するっていってたのに急に1月にされて、できなかったらこの仕打ちなんなんですか?
身勝手じゃないですか?」
ジョン「ここでがんばるなら、そんな用はすぐに済ませた方がいいだろ。
だいたいなんでお前の説教から始まるんだよ。
聞いてやるから、話のあとにしろ。」
ユ「ハローワークいったら、良さそうな短期のバイトが二つありました。
1月下旬からです。がんばります。」
あれ!?まだヤルツモリしてんの?
仕事も開始日遅過ぎだし。
しかも、真面目にまってるリーダーに対して、ビール飲みながらあぐらで話すか?
ジ「はぁ。直近のことだけじゃねーか。
だいたいそれは、自分のことだけだろ。
ヤルキャンとしては、どうすんだ?
どう貢献すんだ?」
ユ「あ、えっーと。うーん。」
当たり前だけど、しっかーく!
ジ「そんなんじゃダメだ。
辞めろ、出ていけ。
つーか、なんのためにオレが今までお前を作業に連れてかなかったか知ってんの?
なんで、ハローワークの求人見たぐらいで、残りはずっとゴロゴロ寝てんだよ。
バカか、お前は。
本当に続けてくれるつもりなら、お前のたくさんある問題点2つぐらい潰してから戻ってこい。
オレがいるときは良かったけどな。
オレとしては、おまえみたいなお荷物を後に残して帰れねーんだよ。」
ユ「え?じゃあ、お金貯まるまでいさせて下さい。」
まさか、最終クビ勧告を予想してなかったのか!?
ジ「オレは、普段注意しないかわりに一発レッドカードって言ってただろ。
明後日には、自分の生活に帰れれ。
絶対だぞ。」
ユ「オレ、帰るところないです。」
ジ「知るかよ。もともとねーんだろうがよ!」
ユ「え!?じゃあ、どうすればいいんですか。」
ジ「オレに聞くな。
てめーの人生だろ。
東京帰るぐらいなら金かしてやるよ。
(オレも金ないから、だれかに借りねーとだけど)
それか、のりさんに頼んでみればいーじゃん。
申し訳ないけど、うちはお前を置いとくヨユーはない。」
(ぶっちゃけ、拾い主ののりさんにもう頼んでて、断られてるんだけどな。)
ユ「わかりました。」
(キレて睨み返して)
ジ「悪いな、今まで通りいかなくて。うちも金無いんだ。それは、オレの責任だ。もっと金のあるボラ団体違ったんだけどな。」
話からすると、ユンボは、みんなががんばってきた努力を引き継ごうって気は、あまりなさそうだった。
ただ、飯食えて、酒飲めて、寝るとこがあればいいってこと!?
そうだとしても、金銭的なお荷物にさえなんなきゃいいかと思ってた。
ずっと暮らして来た仲間。
つーか、飼って来た生き物だし。
でもね、最低ライン割っちゃったよ。
オレが厳しい目付き過ぎたのか、ユンボは、アグアグして自分のいいたいこといえてなさそうだった。
ヤルキャン唯一の草食系生物だけに、威圧的でなく優しく話聞いてやれば良かったかなって思いながら寝た。
ユンボの部屋からは
「は~~~」という長いため息と、変な独り言が何回も聞こえて来て少し怖かった。
4日目。
オレは、連日7時半にボラに出かけるので、休みボケして寝てるユンボとは顔を合わせる機会がない。
「げん氣ハウス」の作業は、ちょうど3日目。
作業しながら、いろいろ考えてた。
すると、夕方前にのりさんから電話が。
「ユンボ、連れていくわ。ゴメンね。」
ジ「(お、ラッキー。バンジー解決じゃん!)すんません。ご迷惑かと思いますがよろしくお願いします。
なんだか、理不尽すぎるオレのモンクもいいまわってるみたいだけど、聞いてあげてね。」
ハウスに帰ると、ユンボの荷物はなくも、部屋はぬけの殻。
なんの書置きもなく、汚いティッシュだけが転がっていた。
最後の挨拶が、これなんだ。。。
リビングで作業していたオラホ作業員にによると、めっちゃ笑顔で小走りで出て行ったらしい。
なにげつらかったんだな、ユンボ。
ホントに現金なやつだぜ。
そんなところがカワイかったな。
ヤルキャンよりキツイ本部長のもとで、鍛え直してもらいなさい。
そんなこんなで、ユンボは帰らぬメンバーとなりました。
周りからは一番人気者だったのにね。
5月にのりさんに拾われて、次の日にオレに山に捨てられ、再度のりさんに連れ戻され、今度はいじられ過ぎで逃げ出し、しばらくして隣町でデビしゃんに発見捕獲され、すぐにキモタクとタッグで2ヶ月バイトし、それからというもの、洗濯物や単純作業担当としてよくがんばりました。
そして、今までユンボを応援してくれたみなさま、ありがとうございました!!!
ヤルキャンにはもう戻らないと思いますが、これからまた活躍するかも!?
のりさんの次に捕獲した人には、ヤルキャン特性のシバキハンマーあげちゃいます。
↑のりさん&本部長にひきとられたユンボ(90kg)
ポリシーだった、タオルは禁止。
ヒゲとモミアゲも剃られ、男前になって再出発です。
↑ユンボ(肉)に、説教するトリガーを引いたユンボ(重機)の修理代の請求書
ヤルキャン、資金繰りひっ迫しまくりです。
さよなら、ユンボー。
ジョン
iPhoneからの投稿
さらに、頼みの綱だった昔のバイト先もことごとく断られてしまった。
ユンボは多少焦りはしてるみたいだけど、まだのらくらしてビッとしないし、自分の窮状を自分から説明せず、常に人伝いしかわからない。
オレから仕事を引き継ぐ準備さえ、全然始めない。
そしてとうとうオレの怒りは爆発。
オレ「そんな金の使い方して、これからどうすんだ!
ミッション達成したならまだしも。
活動資金を一円も集めてきたことないお前が無一文になって、これからヤルキャンどうやって運営していくんだ。
自分の飯も食えねーじゃん。
免許ない、住所ない、金ない、技術ない、仕事ない、根性ない。
そんなんで、ボラやれるわけないだろ。
お前は、充分がんばった。
引き継ぎたいって気持ちもうれしい。
でも、無理だ。もうやめとけ。」
ユンボ「いや、やりたいです。反省してます。」
ジ「あ?本当に思ってんのか?じゃ、一日待つから、ヤルキャンとしてがんばってくために何をしていくのか考えて、納得いくように説明しろ。
基本、お前は既にアウトなんだからな。
わすれんな。」
ユ「仕事探して信用取り戻せるようにがんばりますから、いさせて下さい。」
ジ「そんなんなら、ダレでもいえるわ。
具体的で説得力あるプランを言えっつーの。」
ユ「わかりました。じゃあ、明日。」
正直、行くあても身寄りもないというユンボは、追い出せば即死(笑)
ノタレ死にたくなければ、とりあえずでも「やります」と言う以外ない。
そんな子どもでも言えるセリフ、ダレが信用するんでしょう。
だいたい、ノタレ死にするために、放浪してたとか言ってたんじゃねーの?
とりあえず、この日は、あまりの出来事にかなり反省しているようだった。
翌晩。
ユンボの反省と根性を試すため、オレは話づらい空気をガンガンに出して、ずっとリビングで待っていた。
モジモジし続けるユンボ。
10分経過。
沈黙が苦しかったのか、ユンボはチャチャとジャラシで遊び始めた。
。。。
2時間経過。
時計が12時に差し掛かった頃。
ユ「すいません。明日デビしゃんの手伝いがあって、朝早いんです。今から話すと遅くなるんで、明日にしませんか?」
客が帰ってから、酒も飲まず飯も食わずで、笑顔も作らず待ってたのに、がびーん!
だいたい、早いのはみんな同じなんすけど。
オレ「お?いいよ。」
一連の態度から「やっぱ、引退卒業する決心したか。」と、思った。
3日目晩。
オラホグループが、結構遅くまでいたので、また遅い時間に。
で、また同じパターン。
オレも忙しいんだから勘弁して欲しかったり。
ユンボが重い口を開いた。
「あのー。オレ、一つ納得いかないことがあります。
オレは、3月11日に出発するっていってたのに急に1月にされて、できなかったらこの仕打ちなんなんですか?
身勝手じゃないですか?」
ジョン「ここでがんばるなら、そんな用はすぐに済ませた方がいいだろ。
だいたいなんでお前の説教から始まるんだよ。
聞いてやるから、話のあとにしろ。」
ユ「ハローワークいったら、良さそうな短期のバイトが二つありました。
1月下旬からです。がんばります。」
あれ!?まだヤルツモリしてんの?
仕事も開始日遅過ぎだし。
しかも、真面目にまってるリーダーに対して、ビール飲みながらあぐらで話すか?
ジ「はぁ。直近のことだけじゃねーか。
だいたいそれは、自分のことだけだろ。
ヤルキャンとしては、どうすんだ?
どう貢献すんだ?」
ユ「あ、えっーと。うーん。」
当たり前だけど、しっかーく!
ジ「そんなんじゃダメだ。
辞めろ、出ていけ。
つーか、なんのためにオレが今までお前を作業に連れてかなかったか知ってんの?
なんで、ハローワークの求人見たぐらいで、残りはずっとゴロゴロ寝てんだよ。
バカか、お前は。
本当に続けてくれるつもりなら、お前のたくさんある問題点2つぐらい潰してから戻ってこい。
オレがいるときは良かったけどな。
オレとしては、おまえみたいなお荷物を後に残して帰れねーんだよ。」
ユ「え?じゃあ、お金貯まるまでいさせて下さい。」
まさか、最終クビ勧告を予想してなかったのか!?
ジ「オレは、普段注意しないかわりに一発レッドカードって言ってただろ。
明後日には、自分の生活に帰れれ。
絶対だぞ。」
ユ「オレ、帰るところないです。」
ジ「知るかよ。もともとねーんだろうがよ!」
ユ「え!?じゃあ、どうすればいいんですか。」
ジ「オレに聞くな。
てめーの人生だろ。
東京帰るぐらいなら金かしてやるよ。
(オレも金ないから、だれかに借りねーとだけど)
それか、のりさんに頼んでみればいーじゃん。
申し訳ないけど、うちはお前を置いとくヨユーはない。」
(ぶっちゃけ、拾い主ののりさんにもう頼んでて、断られてるんだけどな。)
ユ「わかりました。」
(キレて睨み返して)
ジ「悪いな、今まで通りいかなくて。うちも金無いんだ。それは、オレの責任だ。もっと金のあるボラ団体違ったんだけどな。」
話からすると、ユンボは、みんなががんばってきた努力を引き継ごうって気は、あまりなさそうだった。
ただ、飯食えて、酒飲めて、寝るとこがあればいいってこと!?
そうだとしても、金銭的なお荷物にさえなんなきゃいいかと思ってた。
ずっと暮らして来た仲間。
つーか、飼って来た生き物だし。
でもね、最低ライン割っちゃったよ。
オレが厳しい目付き過ぎたのか、ユンボは、アグアグして自分のいいたいこといえてなさそうだった。
ヤルキャン唯一の草食系生物だけに、威圧的でなく優しく話聞いてやれば良かったかなって思いながら寝た。
ユンボの部屋からは
「は~~~」という長いため息と、変な独り言が何回も聞こえて来て少し怖かった。
4日目。
オレは、連日7時半にボラに出かけるので、休みボケして寝てるユンボとは顔を合わせる機会がない。
「げん氣ハウス」の作業は、ちょうど3日目。
作業しながら、いろいろ考えてた。
すると、夕方前にのりさんから電話が。
「ユンボ、連れていくわ。ゴメンね。」
ジ「(お、ラッキー。バンジー解決じゃん!)すんません。ご迷惑かと思いますがよろしくお願いします。
なんだか、理不尽すぎるオレのモンクもいいまわってるみたいだけど、聞いてあげてね。」
ハウスに帰ると、ユンボの荷物はなくも、部屋はぬけの殻。
なんの書置きもなく、汚いティッシュだけが転がっていた。
最後の挨拶が、これなんだ。。。
リビングで作業していたオラホ作業員にによると、めっちゃ笑顔で小走りで出て行ったらしい。
なにげつらかったんだな、ユンボ。
ホントに現金なやつだぜ。
そんなところがカワイかったな。
ヤルキャンよりキツイ本部長のもとで、鍛え直してもらいなさい。
そんなこんなで、ユンボは帰らぬメンバーとなりました。
周りからは一番人気者だったのにね。
5月にのりさんに拾われて、次の日にオレに山に捨てられ、再度のりさんに連れ戻され、今度はいじられ過ぎで逃げ出し、しばらくして隣町でデビしゃんに発見捕獲され、すぐにキモタクとタッグで2ヶ月バイトし、それからというもの、洗濯物や単純作業担当としてよくがんばりました。
そして、今までユンボを応援してくれたみなさま、ありがとうございました!!!
ヤルキャンにはもう戻らないと思いますが、これからまた活躍するかも!?
のりさんの次に捕獲した人には、ヤルキャン特性のシバキハンマーあげちゃいます。
↑のりさん&本部長にひきとられたユンボ(90kg)
ポリシーだった、タオルは禁止。
ヒゲとモミアゲも剃られ、男前になって再出発です。
↑ユンボ(肉)に、説教するトリガーを引いたユンボ(重機)の修理代の請求書
ヤルキャン、資金繰りひっ迫しまくりです。
さよなら、ユンボー。
ジョン
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