ヨガとアロマとメンタルケアの教室
YAR00M通信
（ＮＯ．60）２０１３．12．5
休息、仕事、運動、
何をしているかは幸福度とあまり相関がない。
没頭しているときが人間の幸福度は最も高い。
（脳科学者 永沢 哲）
先日、永沢先生の脳科学のワークショップに行って参りました。
そこで、疑問がはっきりと解決できました。
「ヨガを始めてからなんか自分は変わった気がする。」
「ヨガを始めて願いが叶うようになった。」等々、
YAR00Mの皆様に、度々お聞きしていて、嬉しいのですが、
皆様がどうしてそんなふうに思われるかの疑問に
脳科学の実験データが答えてくれたのです。
YAR00では、ヨガレッスンの最初と最後に瞑想の時間を入れていますが、
このヨガと瞑想が脳に変化をもたらしてくれるそうなのです。
一昔前の考え方だと、「瞑想するとα波が出る。だから心地良い。」
しかし、現在では、
「瞑想すると脳の構造が変わってくる。
脳の活性パターンが変わってくる。」
ということが立証されています。
「アハ！体験」をご存じでしょうか。
ニュートンが木から落ちるリンゴを見て、
万有引力の法則を発見したこともアハ！体験だと言えるでしょう。
人がアハ！体験をすると、0.1秒ほどの短い時間に、
脳の神経細胞がいっせいに活動して、
世界の見え方が変わってしまいます。
神経細胞がつなぎかわって、「一発学習」が完了し、
今までと違った自分になってしまうというわけです。
何かがわからず、ずっと考えている時のうずうずした感じから、
答えがひらめいて「ああ、そうか！」と思うあの時の感覚。
緊張が解けて、同時に大きなよろこびを感じる心の動き。
そのような感覚を体験することで、
関係する脳の回路を強化することができるのだそうです。
そして、なんと、瞑想をすると、
脳はこのアハ！体験と同じ動きをするのだそうです。
しかも、普通のアハ体験は0.1秒間ですが、
瞑想の場合は瞑想している間中がアハ体験ということになるのです。
そして、瞑想には次のような効果があるというデータがあるそうです。
①加齢による前頭前野の萎縮が止まる
②不安やうつ症状の改善
③癌や心臓病による不安や痛みの解消
④刑務所への再収監率が劇的に低下。
７５％→５０％（インド、アメリカの刑務所でのデータ）
⑤薬物乱用の低下
⑥学習能力の向上
授業をする前に瞑想をすると記憶力が１６％向上
チベットやブータンでは、
授業の前に瞑想と同じ効果のあるマントラを唱えてから学習に入るのだそうです。
インドの企業では、仕事の前に瞑想をするそうです。
確かに、中学校でも授業の前に「黙想～！！」と号令をかけて
気持ちを静めると授業にす～っと入っていけていました。
又、iPhoneを使った調査によると、冒頭に書いたように、
「休息、仕事、運動、人が何をしているかは幸福度とあまり相関がない。
没頭しているときが人間の幸福度は最も高い。」
という調査結果が出たそうです。
漠然と遊んでいるよりも仕事に没頭している方が幸福ということですね。
瞑想はまさに没頭。瞑想をすることで、
なぜ幸福なのか、心おちつくのかはここに関係しているんですね。
1992年、脳科学者Kabat-Zinnは、「瞑想とヨガを組み合わせると効果的」
と発表しています。
確かに、じっと座って瞑想するだけだと疲れてきますよね。
身体運動と瞑想を組み合わせたら最強といえます。
ヨガレッスンの時に得られた感覚は次第に脳の構造そのものを変えていきます。
だから、「私、なんだか変わった気がする。」と思えるのだろうし、
前向きに変われれば、当然、願いも叶ってくるというわけです。
脳科学が実証してくれたヨガと瞑想の効果。
嬉しくなりました。
YAR00Mの皆様、これからも楽しくレッスン続けましょうね。
きっと、皆様の人生が変わります！！
いや、もう変わり始めています。
福岡県 古賀市 ヨガとアロマとメンタルケアの教室 YAR00M 納冨 康恵
