我が家の中学女子と東京本屋さん巡り。
前回、東京を巡ったのは、
コロナ禍直前の2020年2月末。
あれから4年。
久々に東京の空気を吸ってきました。
今回は、神保町。
本の街。書店の街。古書の街。
昔ながらの古書×専門書の店構えに
どこか異郷の地の雰囲気がありました。
我が家の中学女子にとっては、
店先や店の壁沿いに古本たちが無造作に陳列されている光景は
とても新鮮に映ったようです。
実は、数十年前、学生の頃にはよく神保町に来ていました。
休日の過ごし方の一つ。
何を買うわけでもないけれど、古本屋、古書店、大型書店を見て歩く。
ネット時代とコロナ禍をよく生き延びてくれた!と拍手したくなるような
古書店の雰囲気などが変わらない一方で、
小洒落た店構えの本屋さんも増えたように思いました。
特に今の流行は、2つ。
一つは、棚貸し本屋さん。
10〜20冊くらい入る棚にオーナーさんがそれぞれいる。
自分の蔵書を古本として置いているパターンと
店にオーダーして新刊を取り寄せて置いているパターンがあります。
スモールな個人書店です。
小綺麗な新しい店舗が2つありました。
それぞれの棚に特徴があり、
そのランダム感が本との偶然の出逢いを演出してくれます。
流行りだから?なのか、
フランスのメディアが取材に来ていて、まさかの動画インタビュー。
もう一つは、
ブックカフェ乱立。
カフェ併設的なお店が多く、看板をよく見かけました。
ただ、
ブックカフェ巡り歴5年となる我々としては、
ただ”併設”されているだけ感が否めない。
本とカフェがうまく混じり合っていないというか、
分離しているように思えてしまう。
カフェのガヤガヤ感の中に本屋があったり、
本屋の静かな佇まいの中にポツンとテーブルと椅子があるだけだったり。
店主の”こだわり”が見えてこない。
きっと経営者と店主が違うのだろう。
今の時代、本の売り上げだけでは厳しいのだと思います。
ということもあって、
最後は、神保町から上野に移動して、
4年ぶりの「ROUTE BOOKS」へ。
こちらは、店内の内装も装飾もドリンクもお気に入り。
そして、なんといっても、選書と棚づくりがいい!
本が生きてます。
思わず手に取りたくなってしまうのです。
今回の仕入れ本。