『10年後、ともに会いに』
寺井暁子著
宇都宮に新しくできたブックカフェ
「KMGW BOOKS」に初めて行ったときにあった本。
本の作りも、装丁も、サイズも、肌触りも、
そして、内容も気になってしまった本。
その本を全く目配せなしに、
我が家の中学女子も気になったということで購入決断。
作品紹介文(出版社より)
それは17歳の自分との約束。
「いつか、友を訪ねに世界を旅する」
27歳。
思春期を一緒に過ごした仲間たちは今、
世界のどこかで、揺れながら生きているのだろうか。
旅はヨーロッパ、北米を経て
イスラエル・パレスチナへ。
そしてエジプトで革命に出会う。
「迷ったときはどうやって決めるの?」
「それは教えないよ。だって君は答えを知っている」
トンネルの向こうに見えたものは、なに?
ここまで↑
前半に出てきた若者たちは、
国境を当たり前のように超えて働く若者たち。
働くこと、キャリアを積むこと、
そして、そのキャリアを、
手放し、他のキャリを手に入れること。
確固たる自信があるからできる
働き方であり生き方だなと感じました。
後半は、「アラブの春」の真っ最中である
「エジプト革命」の生々しいリアルなレポート。
もし自分も「革命」の渦中に飛び込めるとしたら
どうしただろう・・・。
この本、クルミド出版から出されているのもまたいい。