「おとなかいぎ」にこだわる理由 | 本やりcafe

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3月31日(日)に日光街道・ニコニコ本陣にて

「『こどもかいぎ』上映会&リアルおとなかいぎ」

を企画しました。

 

今回の企画の言い出しっぺは

昭和生まれ、辰年、年男の私です。

「まずは、”おとなかいぎ”」

企画の最終目標は、「こどもかいぎ」が

学校や園や施設で継続的定期的に開催されること。

つまり、日常になることです。

その土台を作るためにも、
まずは大人が「対話」に慣れることが必要だと実感しています。
なぜなら、

自分自身が「対話」に慣れていないからです。


昭和生まれの辰年です。
バリバリの偏差値教育の中で育ってきました。
それは他者、つまり子ども同士の比較・競争でもありました。
自分の考えよりも、
正しいとされる答え
を早く正確にたくさん
出すことが求められてきました。
今、社会の中核を担う50代〜40代の世代は、

まさに、この偏差値教育で育ったのです。


そんな教育を受けてきた結果、
今は、真逆のものを欲しています。

正解のない問いに対して、
お互いを尊重しながら、
安心して自分の答えを伝え、
他者の答えの中にも、
自分の答えを見出そうとしていく、
そんな対話の場を求めています。

しかし、
それには経験やスキルが必要なことに気づきました。
ただ、主張すればいいのではない。
ただ、相槌を打てばいいのでもない。
多様な、異質な意見や考えをどのように受け止めていくか。
形式や忖度から脱却して、
どのように本音を尊重し合うか。


だから、
「おとなかいぎ」です。

映画『こどもかいぎ』では、
そんな経験やスキルは関係なしに、
子どもたちが対話をしていきます。
その対話の場が積み重ねられていくことで、

子どもたちは、いろんなことを身につけているように思います。


大人も「おとなかいぎ」で積み重ねていくしかない。
と思うのです。



今回の企画の目的、
ハッキリ言って、
個人的には、
 

「おとなかいぎの仲間を集めること」
 

です。

「対話について対話したい仲間が

対話っぽいことをしていると

次第に対話の仲間が集まってくる。」

ようにしたいのです。


「こどもかいぎ」の実践はその先にあります。



焚き火を囲んで、語り合えたら最高ですね。
焚き火があると、「対話」のスキルとか経験なんてぶっ飛びます。
その場に”いること”で満たされる。
そんな気がします。

image

 

 

子どもたちとの「かいぎ」は、
予測不能、予定不調和、想定外の連続です。
でも、そこから生み出されるものは、
ものすごく新鮮で斬新です。




キリフリの活動では、

結構、あたりまえに、「対話」がされているように思います。

体験を共有しているから、

遊びを共有しているから、

アドベンチャーを共有しているから

「対話」の土壌ができているのかもしれません。

 

 


「まずは、おとなかいぎ、始めましょう」