いま、アガスティアの葉を皆で読めれば…

　皆さんご機嫌如何ですか？　東洋占術研究所・確占会主催の鎗田です。

またしばらく時間があいてしまいました。申し訳ありません。私なりの時間の使い方で、他の方面についつい時間を使ったりしています。ですから時間が開くまでしばらくお待ち下さい。

年のせいでしょうか、最近は風呂に入っている時に昔のことを思い出したり、あるいは最近の事をいろいろ考えたりするようになっています。今日はちょっとそういう事をお話ししてみようと思います。

最近思い出したのが、青山圭秀（あおやま・まさひで）著『アガスティアの葉』を読んだことでした。ほかに『理性のゆらぎ』とあと一冊を読んだのが、確か1994年頃だったと思います。著者の青山さんとは、大学は違うのですが学年が一緒なので私は勝手に非常に親しみをもっています。

なぜかわかりませんが私は『仏教』に非常な思い入れがありますので、卒論は『原始仏教のおける縁起説について』という題名でした。あ、私は文学部卒です。さらに中国の道教や儒教の易についても、相当研究（？）したつもりです。もちろん漢方とアーユルヴェーダもちょっとかじっていましたし、野口整体も愉気を一人でやったりしていました…。なぜだか分かりませんが、要するに一般人と違う事ばかりをやっていたわけです。1994年と言えば30年前の話です。

アガスティアの葉というのは、インドで太古から連綿として残されている　“個人の生まれてから死ぬまでの完全なる予言書”　なのです。それも何代にもわたって書き写されて来たので、現在にはいろいろな保管場所があるのだとか。

私の師匠筋に当たる先生が、サティア・サイババに会ってきたり、ご自分のアガスティアの葉を探してきたりしたそうです。特にアガスティアの葉は自分の人生でもっとも正しく（？）的確であり、それを読むのには①絶妙なチャンスにいるのと②インドの神様が認めないと読むことが出来ないと言われます。

その先生はサイババに会った瞬間に『おまえはなんでここに居る？日本にも素晴らしい方がいるだろうが、なぜその師匠たちに会わずにここ来た？』と言われたそうです。それはそれで素晴らしいことですね。

何が言いたいかというと、最近はやたらと潜在意識の書き換えだのなんだのと、思い込み・信じ込み・刷り込みがあってはダメだとか、方法は教えるが答えは教えないから自分で掴め！とか、やたらに騒いでいます。この意見は正解でしょうが、これも風の時代だからでしょうか？　新しい精神世界の時代が来たと言ってもよいのでしょうか。

その指導をしている方々があっちの団体のやり方が拙いから会員さんがおかしくなっている！とかちょっと声が大きい感じです。どんな指導者も因縁解脱は出来ていませんし、まだ運命に縛られているのですから仕方がありませんが、思い込み・信じ込み・刷り込みはダメだということはちょっと違うのではないか、と思います。

その指導者の方が言いたいのは【あなたにとって悪い思い込み・信じ込み・刷り込みはダメだ】という事であって、【あなたにとってよい思い込み・信じ込み・刷り込みはグッドです】とは言ってないことです。私が30年前に読んだ書籍にはよい信じ込みと悪い信じ込みとが並記されていて、どうしたらよいのかがしっかりと書かれていました。

世の中の事はすべて陰陽論で大方の結論はでます。それともコマーシャルとして極論に近い言い方をしているのでしょうか、ちょっと疑問ではあります。

もし日本中の誰もがたった今、アガスティアの葉を読むことができたら誰もが納得できるのに！と思います。でもそれは間違いなのは解っています。人は修行をしてある意味悟りを開いたからこそ教えを説けるのであり、インチキ指導者は所詮インチキ指導者としての運命にあるのですから…。アガスティアの葉が読めるレベルになりたいものです。

そうした意味でも、変な指導者には騙されないようにしましょう。とはいっても、どんな事も　“神様のいう通り”　なのかもしれませんね。

我々は　い　ま　しか生きられません。それ以下でもそれ以上でもないことから始めましょう。これからもよろしくお願いします。

本日の当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございました。次回をお楽しみに。さようなら。

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