悲しき裾上げ | 救急医の戯言

救急医の戯言

元呼吸器内科医であった救命医が、患者として2回手術を受けたこと、最近の医療について思うことを思いつくまま書いてみました。

 東京に遊びに行き、新しくなった東京駅から銀座までブラブラ歩いた。

東京駅近くの新丸の内ビルディングに立ち寄った時、珍しく医療用白衣のお店が出店していた。客層が大変限られているため普通はショッピングモールで出店するような商品ではないが、我々医療職にとっては試着できる店は通常はなく、普段はほとんど通販で購入している。流石に丸ビルなだけあって、出店していたのは普通のスクラブのおおよそ倍の値段で売られるものを扱っている。スクラブ上下でおおよそ2万円だ。

 店のしつらえはブティック然としており、長身の女性店員が一人で対応しているようだった。

 丁度、持っている何着かのスクラブも大分痛みが強くなっていたので、一つ高級な?やつを買ってみようかと店に入った。生地はやや光沢があり、色目もなかなかシックだ。

 モスグリーンの一着を選んだ。試着してみてなかなか良し。

 パンツの丈が2〜3cmだけ長いので、裾上げが必要だ。

 裾上げをしていただくには2週間かかり、配送扱いになるのだと。

 店頭でサイズ合わせをしてもらい発注をしたが、伝票を見たら、股下66cmとあった。

 この商品はもともとの股下はたしか72cmだったので6cmカットされることになる。

 股下80cmはあろうかと思われる店員さんに66cmの伝票を切られるとは、、、、、