50年ぶりのプラモデル | 救急医の戯言

救急医の戯言

元呼吸器内科医であった救命医が、患者として2回手術を受けたこと、最近の医療について思うことを思いつくまま書いてみました。

 1ヶ月前にGozzila -1.0を観てきた。僕自身、Gozzilaを映画館で観たのは後にも先にも初めてだ。ストーリー、画像、キャストすべて満足させて頂いた。丁度同じ時期にこたつのない家というドラマでグダグダだった吉岡隆秀さんが、この映画ではキリッとした博士を演じていたのが良かった。

 最後にGozzilaを倒したのが、震電という戦闘機であったが、この戦闘機はプロペラが機体の後ろにあり、水平尾翼がない代わりに、カナード翼(機体前方の水平翼)がついているというマニアックな作りであった。これは、1980年代の後半にジェット戦闘機の機動性を上げるために開発された流行りの形だったのだ。この震電は実際に終戦直前に開発され、試験飛行まで行われたが、実戦に投入されないまま終わった幻の飛行機なのだ。

 グラマンX-29という実験機(実戦投入されていない)

によく似たこの震電がいたく気に入り、僕は50年ぶりにプラモデルを購入した。小学生の頃は、誕生日とかクリスマスだとかにごくごく稀に買ってもらいことがあったが、プラモというものにはほとんど縁のない人生であった。今回は、アクリル塗料を100均で購入し、色つけまでやった。

 ついでにGozzzilaのフィギュアを購入し悦に入っている。

 奥さんには、こんなものにいったいいくらかけているの?と呆れられているが、これは理解し合えない世界だ。

 もう少し、自分が器用で、根気があればジオラマづくりなんかいいな、と思っている。