大場正一郎。
昔の鋸鍛冶です。
天下一品で有名な鋸なんですが、細かいことはさておいて。
これが大場正一郎の鋸です。
鋸というよりタガネが好きなんですけど。
全然読めないタガネ。(笑)
筆でさいげんしてみました。
益々読めないタガネです。
でも、めちゃめちゃアーティスティックですよね。
どうみても。
そうは読めない。
前向きに読んでみました。
こういうこと?
真ん中に狐いますよね?
でないとあんなふうにならんよね?
初代のタガネ。
益々読めない。
読ませる気もない。
字も足りない。
しかし、大場さんのメッセージが聞こえてきます。
この鋸の素晴らしさが分かるか。
このタガネを読めるレベルにならないと、わからへんで。
そういってるような気がします。
新潟の人やから関西弁ではないでしょうが。(笑)
しかし、タガネだけでここまでの美しさと独創性が出せますか?
抽象画のカンディンスキーを彷彿とさせるし、個人的にはそれ以上のかんじもします。
このタガネは鋸で、一番好きなので。
やっぱりハサミにも取り入れたいね。
しかし、なかなかバランス、センスが難しいです。
あんなふうに絶妙にいかなあかんし。
まだまだ、検討がひつようですね。
ちなみにこちらが、大場さんの師匠の五十嵐万吉。
やはり読めないし、このタガネの浮遊感。
すばらしいです。
逆にこちらが名工で有名な渋木貞助。
めっちゃ読める。(笑)
読めなければいいというわけでもないんですよね。
ちなみにこちらが伏見鋸の仲重藤兵衛。
左文字。
鏡で見ると読めるという不思議なタガネ。
これもやってみたいですね。(笑)
まだまだ楽しいことだらけです。