山スキークリニック(練習法)
昨年もお伝えしましたが、
私自身は何も資格を有していないただの山男です。
それでも長年山スキーをやってきた中で、
ゲレンデでは上手に滑れるのに、
山では上手く滑れないという人をたくさん見てきて、
その理由を具体的に解明したいと思うようになりました。
ゲレンデでのスキー教室はたくさんあっても、
BC向けのスキー練習というのはあまり聞きませんよね。
現在のカービング技術を取り入れながらも、
でもそれだけではない、
昔からの技術も大事だという事に改めて気づかされています。
他人様にスキーを教えるという機会を頂くようになりましたので、
僭越ながら、素人ながらに練習法を皆様と考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお付き合いください。
昨年掲載したものは以下にありますので、
併せてこちらも見ていただければうれしいです。
山スキークリニック(練習法)Ⅰ『横滑り基本編』 | 登山ガイド「らっせるまん」のブログ (ameblo.jp)
それでは始めましょう。
『ジャベリンターン』
これは谷足荷重と外向傾の姿勢を矯正するための素晴らしい練習法です。
ただ見た目よりずっと難しいです。
基本はプルークボーゲンで曲がる時に内足のトップを浮かせて
外スキーの上にクロスさせて滑るというもの。
しつこいですが、ハの字であることが大事。
揃えるとかえって簡単になり練習になりません。
まずは静止画で。
ターン前に立ち上がり
内足をクロスして、
ハの字で曲がる。
外足荷重で
外向傾(谷肩が下がり、下方を向く)
注意1)骨盤(上半身)が上方を向いているとローテーションになりダメです。
曲がりすぎてスピードが落ちるので分かります。
2)小回りはせず、曲がりきった後スッと立ち上がって体勢を立て直しましょう。
3)スピードを一定に保つよう気をつけましょう。
4)「よいしょっ」と足を上げては意味がありません。
その場合は後傾になっています。
テールをつけていいので、持ち上げる筋力は要らないです。
足を上げたままで維持できる体勢を作ってください。
こちらが動画です。
所々でうまく滑られていないのが分かりますね。
超上級者でも振り返りとして練習に取り入れているみたいですよ。
※一般公募の「山スキークリニック」は終了しましたが、
個人的に対応できますので、興味のある方はご連絡ください。