幼い頃は、月島のマンションに住んでいた。
複雑な家庭の事情により、両親は離れて暮らしていた。
久しぶりにそのマンションの前を通った。
相変わらず綺麗で長閑な場所だった。
そんなに良い場所で暮らしていても、家庭の関係が複雑で、、
幼き頃ながら純粋な私の心は年々どんどん汚されていった。
それから15年間、成人となるまで人に対する怒りや憎しみは増すばかりだった。
二十歳を越え、成人となってから改めて考え始めた。
人ってなんだろう?…生きるってなんだろう?…
自分が嫌ってきた大人に、今自分もなろうとしてるのではないだろうか?…なりかけているのではないだろうか?…
そんな時期、、地元の児童館でのアルバイトをしていたら、そこには純粋な子供たちの姿があった。
無邪気な笑顔で、今を活発に生きる子供たちの姿があった。
それを見て、思い出した。
純粋さの大切さ、笑い合うことの喜び、今を生きることの素晴らしさ。
そんな子供たちを見てから、幼い頃の自分もそうであったことを思い出してから、人に対する怒りも憎しみも全てなくなった。
今はただ純粋に人をもっと知りたい。良いとこも悪いとこも全て。
全てを受けとめて、人と分かり合い、笑い合い、成長し合い、、
どこまで上り詰めることができ、とこまでが限界なのか、限界はどこまで越え続けられのか、純粋にそれが知りたい。
今この瞬間そう思えるのも、ここまで生きてこれたのも、幼い頃まで愛情もって育ててくれた母親のおかげ。
大前提、産んでくれた母親のおかげ。昨日は母の日。
小学生の頃に両親が離婚してからは、ほとんど会っていないけれど、今でも感謝している(^^)