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やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

ご無沙汰してしまいました。

 

残暑厳しいですが、お元気でしょうか。

 

つい、エアコンのきいた部屋の中で過ごす時間が多くなりますよね。

まあ、このような酷暑の中では、とにかくエアコン使って過ごしてくださいという呼びかけになりますので、仕方ありません。

 

今年の4月から作ってきた「聴くトレ」のコンテンツですが、今回からは、お子さん向けのものをお送りしjます。

 

聴くトレKids  お子さんとおうちの人と一緒にお話を聴いて、あとの質問について、一緒に考えながらお話をしてもらえたらなと思います。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

 

 

 

関東は、梅雨明けしないで8月に突入しそうですね。

 

最近はまた、「日本語学習」の大切さを感じることが多いです。

 

母語は、生まれてから、圧倒的な量を聴いて過ごし、その言語を習得してきました。

 

もちろん、少しずつ話したり、読んだり、そして書いたり・・・

 

日常生活の中で、習得することができる環境にあったんですよね、昔は・・・

 

でも今は、母語の習得であっても、圧倒的な言語量に触れていく中で習得されていけるのかというと必ずしもそうではない。

 

限られた言葉を使い、生活ができてしまうから。

 

本を読んだり、積極的にいろんなものを聴いたりと、自分から新しい言葉に触れに行かないと、言語力がアップしないんですよね。

 

学校の国語の授業も、発表したりすることが取り入れられたりしていますが、まずは、そのための言語知識、語彙量、表現力(文法力とか作文力)を身に着けないと、思ったことが伝えられない。

 

物語など様々なものを読んでいくことももちろん大切だけれど、「日本語」という言語の使い方をしっかり学習させることが、今は必要なのではないかと強く思います。

 

学校の授業に「国語」と「日本語」があってもいいのではないでしょうか。

 

しっかりと「日本語」が学習できると、伝える力が飛躍的に伸びると思うのですが・・・

 

 

まだまだ落ち着かない日々が続いていますね。

 

このような状況の中で、暮らしていくために様々な工夫をしていくことが必要となっていくのでしょう。

 

今日は、言語の4技能について

 

そう、読む、書く、聴く、話す

 

どの技能が一番優先されるのかというのは、その言語を操る人の状況によって様々ですよね。

 

母語の習得と第二言語の習得では、大きく違うことがあります。

 

とにかく話せるようになることが大切・・・と思えば、文字の学習はおいておいて、聴く話すという音声言語を身に着けることを優先して学習します。

 

でも、ある程度会話ができると、読み書きのレベルを上げないと、困ることも起きてきます。

 

また、年齢によっても、どの技能を多く使うかは変わってきますよね。

 

母語の習得と、第二言語の習得では、その習得の過程も違うことが一般的ですが、最近は、様々なバックグラウンドを持っている日本語話者や日本語学習者がいるので、個々の状況をしっかり見極めていくことが大切かと思います。

 

学校の「国語」の授業に、そろそろ「日本語」という授業を入れてもらうといいのではないかなと感じます。

 

言語を身に着けることは、思考力を身に着けることにもつながりますからね。ハート