言語は生き物だからこそ・・・伸ばし棒のはなし | やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

日本語を外国の人に教えることも、日本の人に音声化を教えることもある私にとって、どうしても日本語の表記と音の不一致が問題になります。

 

言語は、生き物だから・・・とかで、言葉の意味も変わってきたりしますよねえ。

 

もちろん、言葉のアクセントだって、変わってくるんです。

 

しか~し、表記については、変わるのは難しい・・・っていうか、みんな表記については、ルールを厳守しているということなんですけれど。

 

以前にも書いていますがが、やはりここは、しっかりと明確にしたいなあと。

 

音声と表記の違い | やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力 (ameblo.jp)

 

 

ひらがな表記とカタカナ表記では、長音の表記の仕方が違う。

 

例えば、王様 おうさま   自動車 じどうしゃ ・・・って当たり前に書きますが・・・

 

カタカナ語だと、スーパー  ゲート で、伸ばし棒を使いますね。

 

でも発音は、ひらがな表記のものも、 おーさま、  じどーしゃ なんですよね。

 

ひらがなにも伸ばし棒を導入したらどうかな~と思うんです。

でないと、「おーさま」を 「おうさま」と読む人もいるだろうし、日本語を外国語として学ぶ人にとってもなかなか難しい壁になってしまいます。

 

歴史的仮名遣いが現代仮名遣いに変わったように、ひらがなにも伸ばし棒表記を導入したらいいんじゃないかな~と思いますがどうでしょう。

 

そこでひとつ、音声と表記の不一致がクリアになるんですよね。

 

もちろん、これだけで、不一致問題は解決しないんですけれど。えーん

 

言語は、生きていくのに大切なツールだけに、ある程度までは楽に使えるようにするのが一番だと思うんですよねえ。