言語は生きている! | やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

すっかりご無沙汰してしまいました。すみません。

お元気でお過ごしでしょうか。花粉症がある方などは辛い時期ですよね。

 

外は暖かくなったものの、年度末などで仕事が忙しくてなかなかゆったり外を歩いたりという時間が持てない方もいらっしゃるかもしれません。

 

先日、友人と言葉のあれこれについて話していた時・・・

 

「言葉は生きているからね」と、結論で終わってしまいました。

 

以前は使わなかった表現や使い方が、今では多くの方が使うことによって、以前は間違いと言われていたことが正しいものになっていってしまう・・・危険性がある。

 

その代表例が、「一段落」

 

「いちだんらく」

 

そう、現在もまだ正しいのは「いちだんらく」なんです。

 

ですが、「ひとだんらく」と読む方がもう半数以上。7割ぐらいの方が「ひとだんらく」と読むというデータも。

 

テレビやラジオでも「ひとだんらく」を耳にすることもありますし、かなりの知識人の方でも「ひとだんらく」を言う方にもお会いします。

相手の言っているものをむやみに訂正できないし(^_^;)なかなか居心地の悪いこともあります。

 

言語は生き物で、たぶん8割、9割の方が使うようになればそちらが正しいとなっていくんでしょうね。

 

「やばい」とか「大丈夫」の使い方も今は変化しつつありますね。

 

そして、朗読のひと時はいかがでしょうか。

 

先日はYou tubeに音声をアップしました。
朗読指導をしている渡邊信子さんの朗読作品です。
渡邊さんは、点字の原稿を手で追いながら朗読をしています。
ぜひ聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=G6F4wIv9p8E