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熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

買い物があまり好きではありません。
欲する品が明確なので、店頭に存在するかも分からないでウロつく時間が勿体ないと、ついつい思ってしまいます。
目的を決めずに、ルンルン出かけて行くのは稀です。


そのため、ますますネットショッピングの頻度が上がってきました。
対象をしっかり絞り込めるのが、面倒臭がりな私にはとても助かるのです。


検索する上で重要な項目のひとつが価格です。
どんなに良いモノがあっても、手の届かない値段であればきっぱり忘れます。
無い袖は振れません。


ところが物価高のせいで、もはやこれまでの条件では何も探せなくなってきました。
特にコーヒーの値段は、底知らずに上がっています。
購入毎に金額設定を1000円広げなければ、ほぼヒットしなくなるのが現状です。


それでも諦められません。
私には必要不可欠なアイテムです。


考えたって解決しない案件に頭を悩ませていたところ、母がエチオピア産の豆をくれました。

何でも、海外で働いている友達の息子さんが、お土産に配ってくれたんだとか。
本格的なタイプは苦すぎるの…と恥ずかしそうに譲ってくれました。


有り難い!



はたと気づきました。
世界各地に知人がいれば、素敵な出合いに恵まれる機会が増えるということに。
すぐにまた気づきました。
友達がひとりしかいない私には、それは夢のまた夢の話だということに。


長らく専業主婦だった母がパートで働き始めたのは、世間が半ドンから徐々に週休2日制へ変わっている頃でした。
イキイキしていましたが、慣れるまでは大変だったと思います。


お疲れ気味の母を助けるため、父が調理を手伝うようになりました。
それまで家事を全くやらなかった人なので、まずは簡単なモノから始めようと決まりました。
そして"週末のランチは麺"が実家で定番になったのです。


結婚後そんな話を夫にしたところ、彼もそうだったと言うではありませんか。
これは偶然なのか、それとも昭和あるあるなのか…


真意は分かりませんが、気付けば私も伝統を継承していたのでした。


麺モノのレベルは格段に上がり、何もしなくたって、クオリティの高い商品はいっぱいあります。
それでもちょっと手を加えれば、更に美味しくいただけるんです。

トッピングを工夫するのが楽しい。


さて35年前は初心者だった父、今では玄人裸足といった感じです。
母はこれまで以上にのんびりしています。
バランス良く暮らしているようで、心の底から本当に羨ましい限りです。


我が夫は、テレビの前から一向に動きません。
父の爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。


親しくしている相手ほど、理解できていない部分は多いのかもしれません。
思い込みや勘違い、結構しているのです。


四半期の付き合いになる美容師さんが読書家だと、つい先日判明しました。
ちっとも本を読むような風体をしていないので意外でした。
まぁ、見た目で判断していたのはお互い様だったのですが。



図書館で借りた本
101 塔山郁/毒をもって毒を制す
102 土橋章宏/号外!幕末かわら版
103 辻村深月/東京會舘とわたし・上
104 辻村深月/東京會舘とわたし・下
105 高杉良/めぐみ園の夏



揚げ最中で有名な和菓子屋が、美容室のすぐ近くにあると最近分かりました。
もう30年近く通っているというのに、灯台もと暗しとはよく言ったものです。


そうとなれば、何としてでも味わいたくなるのが食いしん坊のサガ。
売り切れ御免を数回喰らった後で、ようやく対面を果たせました。

パリパリしたお煎餅のような皮と、しっとりした餡が絶妙なバランスです。
大事にいただくはずが、ふたくちで終わってしまいました。
次回はまとめ買いして、たっぷり楽しもうと思います。



よく見知った人や場所にこそ、常にアンテナを張っておくべきと学びました。
アラフィフおばさん、人生まだまだ勉強中です。