献立の記憶οΟ㉑ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

子供の頃おやつをちょうだいと母に言ったら、果物でも食べたら?と返されて大いに憤慨した記憶がある。

成長期の夕飯に湯豆腐やおでんを出され、ごはんの進まないおかずに泣きそうなほど落胆した記憶がある。


それが今はどうだろう。

海外の砂糖だらけのお菓子より、くどすぎない甘さのフルーツはよっぽど好ましい。

なめらかな絹ごしや出汁の染み込んだ大根は、いっそ米ナシでも十分に満ち足りる。


◎しらすピーマン炒め煮

◎豚たまごトマト中華炒め

◎アジ洋風なめろう

ちびちび呑んでつまんで、最後にお茶漬け。

何だかしみじみ幸せ。


お向かいさんの庭になっていた柿と、叔父が送ってくれた柿。

ようやく美味しさがわかってきた気がする。

それぞれ魅力的。



箸を持つ手が止まらなかった、若き自分を懐かしみつつ…

加齢がもたらしてくれた喜びを噛みしめる、今日この頃。