"○○好き"と公言することに抵抗がある。
果物の中では断トツでみかんがナンバーワン。
デコポンも清見オレンジも金柑も、シーズンが待ち遠しい。
だけど、伊予柑やら八朔やらグレープフルーツはあんまり食べないよね?とツッコまれたら、もうジ・エンド。
"柑橘類好き"とは、あたしには言えない。
"みかん好き"ならばどうか?
安い時にしか買わないし、サイズもSしか買わない。
こんな偏りがあって…
やっぱり言えない。
つきのわさん、チーズ好きを堂々宣言する。
家には常に数種類のストックがあり、買い物の時には新作のチェックも欠かさない。
それなのに、青カビ系とかヤギミルクとかは決してクチにしない。
ちっともクセのないモノばかりを選ぶ。
だったら、あたしの方がよっぽど幅広くチーズを食している。
ありとあらゆるタイプが乗っけられた、盛り合わせプレートが完食できるようになってから言ってほしい。

そんなオトコが見つけてきたスモークチーズ。
驚くなかれ、1㎏でたったの¥1000!
よくぞ見つけた。
さすが、いつもアンテナを張っているだけある。
だけど、言わせていただきます。
あなたはただの"プロセスチーズ好き"です。
本の備忘録
23 新田次郎/富士山頂 ザ・高度経済成長期。現代のスピード感溢れる仕事っぷりには到底敵わないけど、昭和の働く現場は圧倒的にドラマチック。人間臭さって面倒だけど、私はそっちの方に惹かれるみたい。
24 中澤日菜子/星球 何かに囚われて、自分を閉じ込めて縛り付けてしまう人がいる。他人の言葉に耳を貸さない私には、理解できないけど、ちょっと羨ましくもある。悲劇のヒロインってヤツ、一度はやってみたいもの。
25 似鳥鶏/彼女の色に届くまで 美術部を舞台にした軽い謎解きかと思いきや、親の仕事と才能に翻弄される重い物語でもあった。私も周りも平凡で良かった。己のキャパシティーを把握できていることは平和で幸せだ。