つきのわさんには、ここ数年活動実積のないバンド仲間がいる。
アラフィフのおじさん達、ごくたまに集まっては、演奏もせずに、お喋りしたりランチしたりしている。
お金をかけて作った、我が家の防音ルームが泣いている。
勿体ないから使っておくれよ。
メンバーはギター・Gさん、ベース・Bさん、ドラム・つきのわさんの計3名。
先日電話でBさんと話していた時に誤解を生んだようで、肩身の狭い思いをしている。
どうやらあたしのことを、意識高い系のオンナと勘違いさせてしまったらしい。
土鍋でコメを炊いているという、その1点のみで…
Gさん(謎のコミュニティに身を置いているおかげで、ほぼ無職状態なのに悠々自適の暮らしをしている)が食に相当こだわっていて、そんな話から、そんな流れになったみたいで…
確かに対外的には、美味しいごはんのためと謳っている。
しかし実情は、電気代の節約とパーツを洗うのが面倒という、極めてふざけた理由から始めたことなのに。
とにかく旨い白飯を求める欲望と、炊飯器を使わない貧乏性、ただそれだけ。
うちは全くそういうんじゃないですよ。
ホラ、見て!
旭川&函館ラーメンは我慢できない。
さぁ、このまま期待に応えて、偽・意識高い系オンナを演じるか。
あるいはしっかり誤解を解いて、元通りの関係性に戻すのか。
慣れないことを続けるのはしんどいし、くどくど言い訳するのも何だかなぁ。
もう、Bさんと距離を置くしかないわぁ。
あぁ、つくづく言葉足らずなつきのわさんが憎らしい。
本の備忘録
9 川上弘美/東京日記1+2 楽天主義には思いもつかない、ネガティブからこぼれだす発想と妄想。持論:エッセイが面白い人は小説も面白い。小説が面白けりゃエッセイも面白い?…どちらにしても、とにかく好き。
10 宮藤官九郎/ん!? ドラマ気分を掻き立ててくれる、唯一の脚本家。持論:エッセイが面白い人は脚本も面白い。テーマや着眼点がユニーク。だけどごめん、何度行ってもナマは苦手。舞台以外の作品は常にチェック。
