10月19日、曇り | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

モテ期が3回あると聞く。


我が身に当てはめてみる。

小・中学生の頃は人気のある方だったと思う。
明るいタイプとされていて、運動全般が比較的得意で、頭も悪くない。
告白されたり、両思いだと冷やかされたり。
でも周りに合わせていただけで、本当は好きな人なんていなかった。
高校に入ると途端にみんな色気づき、彼氏だデートだと騒ぎ始めた。
望めばそれなりに、お付き合いするような相手は見つかった。
でも実際は友達と過ごすのが最優先で、恋人なんてモノには全く興味がなかった。
そんな状態が何年か続いた。

どうやら、成人するまでにモテ期はナシ。

社会人になると、さすがのあたしも意識を変える。
いよいよ、色恋沙汰に真剣に向き合わなければと腹をくくる。
そうと決まったからには、来るもの拒まず去るもの追わずの精神で突き進む。
結果、結婚するまでお一人様タイムはゼロ。
20代は本気・浮気・遊び問わず、常に誰かしらボーイフレンドがいたことになる。
友人から当時はモテててたよねと言われた。
別れたと思ったらすぐ次の相手、何なら完全に二股だったよね?もアリつつ…
そりゃ、そんな評価にもなるわな。

しかし冷静に考えてみて、あれをモテ期と言ってよいのだろうか。
単にストライクゾーンがデカかっただけ。
超特大サイズの粘着テープを広げて、引っかかったオトコをもれなく拾い上げていただけ。

そして、結婚から10年。
愛するつきのわさんヒト筋!
今や、元々持ち合わせていたおじさん力にますます磨きがかかり、色っぽい話が出るどころか可愛い女の子を好きになる始末。

おいおい、モテ期ねーじゃん。

人生には時折、ターニングポイントが訪れる。
振り返ると、大なり小なり自分を変えるような出来事があったとわかる。
そこには進学だったり、就職だったり、恋愛だったり、何かしらの要素が絡んでいる。
言い換えれば、何かを始めることは新しい自分に出会うチャンスだということ。
転職すれば知らなかった才能に気づくかもしれないし、失恋した後には最高のパートナーが待っているかもしれない。


あたしにもまだ、ときめきチャンスは残っているはず。
なんせ、モテ期がまだ3回残ってるんだから。

だけどこんな経験不足なあたしに、実際にモテ期が到来した時ちゃんとわかるのかしら?
下手したら知らぬ間にスルー…??

それは流石に勿体なさすぎる。