以前は係数が高いほど貧困傾向にあると言われていたようです。
最近の食費は嗜好による部分もかなりあって、一概にそうとは限らない気がします。
食費と嗜好の明確な線引きなんて、これだけ食べ物の溢れた今、一体誰にできるでしょう。
ある人にとっては玄米は主食でれっきとした食費だけど、ある人にとっては健康のために時々取り入れる嗜好品の類い、ということが往々にしてあり得るわけですから。
むしろエンゲル係数の高さは、充実した食生活の表れと言えるのかもしれません。
しかし世の中には常に例外というものがあり、それが我が家なわけです。
うちはエンゲル係数が高く、昔からの慣例にならって正しく貧乏。
働く気力をほとんど持ち合わせない、アラフォー夫婦。
その暮らしはもちろん慎ましく、買うのは必要最低限の物ばかり。
食費の内訳は大きい順に、野菜→肉→魚→その他といったところで、割合にすると30%→25%→25%→20%という感じ。
その他の内容は、米や調味料がメインで、時々コーヒーやお菓子を調達ってな具合いです。
つまり、嗜好品の入る余地はほとんどないのです。
とまぁ、長~い長~い前置きになりましたが…
要するに普段なかなか会うことのできない、素敵なゲストがやってきたって話ですよ。


我が家にとっての高嶺の花、果物サマ御一行がお見えになりました。
それもそれも高級品、千葉県産のびわと山形県産のさくらんぼでございますよ!
見ているだけで嬉しい、可愛い。
食べればたちまち笑顔。
いつもならここに値段を掲載するのですが、いくら性格の悪いあたしでも、そこまで無粋なことはいたしません。
ここは、めったにない幸せにしっかり浸りましょう。
果物っていいもんだなぁ。
生活が潤うなぁ。
仕事量を増やして、エンゲル係数を見直すか…
たまに親切な人が何かしらくれたりするし、このままでいいや。