彼女らは、ちびっ子にはもちろん、職場の若い子達なんかにも、やたらと配りたがります。
そんな存在を、ウザイとまではいかなかったけれど、時々鬱陶しく思っていました。
だって、意味がわからないんですもの。
バッグの中身って大体固定されてきませんか?
あたしの場合は財布・携帯・ハンカチ・ティッシュ・エコバッグ・手帳・パスケース・化粧ポーチ・小さな食料ポーチ、というラインナップです。
大人のオンナが持ち歩く、コレと言って特筆すべき事もない持ち物達です。
強いてあげるならば、ポーチの内容には多少の個性が出るかもしれません。
文房具・ハンコ・災害対策用品・裁縫道具・薬類…
化粧と謳っておきながら、それらしい物はシアバター・ファンデーション・毛抜きくらいしか入っていません。
やっぱり大して面白くありませんね。
何かちょっと食べたいなぁという時に、口に入れる物って決まってきたりしませんか?
ガムが若干苦手です。
正確に言うと、味のなくなったヤツを噛み続けていると吐き気を催します。
なのであたしはキャンディー派です。
先述した"小さな食料ポーチ"の中には常時3~5種類入っています。
乾燥すればポイ、小腹が空いたらポイ、とするわけです。
この頃、血糖値が上がってきました。
だからって、甘いモノを控えるなんてことできません。
せめて少しでもカラダに優しい物を探そう。
罪悪感を軽くするためです。

鎌倉あめ源の手作り飴、4個入・¥165
右上から時計回りに、抹茶水晶・ブルーベリー・苺みるく・レモン塩
優しい風味でたくさんの味が揃う、小さな飴屋さん。
見た目からして、外国産の妙~なヤツより体によさそうでしょう?
お店の方も何だか良いキャラクター揃いで、鎌倉へ出かけた時にはつい寄ってしまいます。
コレでまたポーチの中身が充実しました。
さぁ、みんなに配っちゃうぞ~。
気づきました?
はい、そうです。
あたし、すっかりウザウザおばさんになってます。
昔はわからなかった。
でも、今ならわかる。
飴ちゃん…
コミュニケーションツールなんです。
ちょっと甘いの口にすると元気になるじゃないですか。
たとえひと言でも話すきっかけになるじゃないですか。
全く無意識ですけど、そんな気持ちが働いてるんじゃないかな。
どうぞ皆さま、温かい目でおばちゃんの飴アメ攻撃に付き合ってあげてください。
ババァのお節介も、たまには役に立ちますから。