テツになる勇気。 -28ページ目

テツになる勇気。

テツってのはね、乗ってりゃいいってモンじゃない。撮ってりゃイイってもんでもない。スジって一人でニヤけていたら通報寸前w。
そう、テツってのは、語ってナンボなのよ(マジかっ



ヤッパくんです。

息子がレイトン教授のDSゲームを始めました。
最新の、ではなく、もう何年も前に発売された初代のゲームだったと思います。

↓こんなの。3DSではないですw
レイトン教授

嫁がやりたくて買ったものの、途中で投げ出してΣ(~∀~||;)放置されたまま、長い事日の目を見なかったゲームが、若干10歳の息子の目にとまったのがやり始めた発端とのこと。


まあそれはいいとして。


このゲームに出てくる謎解き、私もゲームをしていないので全部は分かりませんがソコソコ難しく感じるものもあります。でもなんとかかんとか、息子本人で解き続けているよう。なかなか感心です。少なくともやり始めて3日で投げ出した嫁よりはこのゲームに真っ向から向かい合っている・・・(+_+)

攻略本なんかすでに店頭にないし、謎解きは基本自分で解かないといけません。
親としては基本、温かく見守るくらいしかできない。
(まあネットでググればたぶん答えは出てくるんでしょうけど、そこは黙っておく笑)

でも、どうしようもない問題があったようで、ヘルプが飛んできました。

こんなの↓


  5ケタの数字-4ケタの数字=33333 となる5ケタ、4ケタの数字を示せ。 
  但し各ケタの数字は1,2,3・・・9までの数字を各1字づつ使うこと。


・・・なんともまあ、めんどくさい問題を作ってくれたモンです。
こんな問題、世に言う天才型の人間以外は地道に数字をはめ込んで確認していく以外にないやないですか。
天才のテの字もない、地頭はタングステン級の超硬度を誇る私が、スパンと答え出せるわけなかろー(-_-メ


ただココで、ワカランと言ってしまうのも親のコケンに関わるので、地道にチャレンジ。
各ケタが取りうる数字のパターン表を付箋に書き出して、可能性を探ります。(↓)
おかげで付箋全部使っちゃいました(><;)

レイトン 謎解き パターン


パターン表つくるなら付箋よりもexcelでぱぱっと作っちゃったほうが早いんですけど、やり方だけ考えて付箋作りそのものは息子にやらせようと思ったわけですね。でも結構パターン表を考え出すのと、漏れがないよう点検するのが大変で、さすがに息子に託すことはかないませんでした(ノДT)

コンサルタントを目指すなら、やはりココは単純化・パターン化を突き詰めて、小学生にもできる解法を示すべきだったんでしょうね。いや、さすがに無理でした。私自身、このパターン表が完成して初めて着眼点が見えてきたくらいです。ちくしょう。


パターン表は、それぞれのケタに対し「上位からの繰り下がりがあるか」「下位への引き渡しがあるか」の切り口で、それぞれのパターンごとに答えが3になる数式を全て書き出してます。その上で、各ケタの式から1つづつ式を取り出した結果、全ての数字を使うパターンが正解!というわけですね。


パターン表を作って悩むこと10分超、なんとか正解を導きだすことができました。
IT職なので日頃コンピュータに向き合うことの多い仕事をしてますが、今回の作業は全てアナログ。
やったぞオイラはアナログでデジタルに勝ったっ!どうだまいったかっ


などとドヤ顔をしてる間に次の問題にひっかかったよう。
もう勘弁して・・・




以前、野田線にイチャモンつけるようなブログを書いて自省。

実は野田線にもいいところあるんだよというフォロー記事です。
いや使わない人にはホントにどうでもいい?
イヤイヤ、顧客サービスとは何か、その根底にある精神を揺さぶる?お話です(ホンマかよ笑)

野田線のイイところ。それはハードでどうにもならんところをソフトで補おうとしているところ。

発達した首都圏の鉄道網。
新幹線に飽き足らず、一部の民鉄ですらも高速に耐えうる線路基盤が整備されてきている今においてもまだ単線。スラブ式の高架橋なんて夢のまた夢、田んぼの中を土手盛作って敷設された線路。で、単線。

まさに、今このときにおいても3丁目の夕日のロケを行うに最もふさわしい沿線風景となっておりますw

まあこういう、目立つハードの部分は本当に貧弱な野田線。
ですが、使ってみるとあることに気付きます。結構座れるんです。

野田線の顧客流動は主に大宮、春日部、柏(おおたかの森)、船橋の4大接続駅と周辺駅間の旅客輸送です。

(参考・サルにしか分からない野田線路線図w)

野田線路線図



その意味で、鉄道としてはそれぞれの駅、例えば柏と大宮・春日部が繋がっていることにそんなに意味はありません。通しで乗る人なんて、殆どいないです。まあせいぜい居るとすると、柏・船橋方面出身の東武鉄道新入社員が北春日部にある研修施設へ通うときに使うくらいなもんでしょうか(なんだそりゃ笑)

で、その接続駅から電車に乗ろうとすると、必ず常に、電車がホームで待っているんです。そういうダイヤ編成にしてるんですね。
だからホームで待つ必要が基本的にありません。特にこの寒い季節、高齢者やお子様にはありがたいサービスじゃありませんか。

駅で待っていた電車は、次の電車が入線してから発車します。だからラッシュでも、早く帰るために立って帰るか、それとも1本次の電車で座って帰るか選ぶこともできます。

これ、実際にやっている鉄道線は少ないんですよ。みんな鉄道車両をカツカツで運用してますから、”駅で遊ばせておく”なんて発想そのものがないんです。
無理もない、たった1編成で億を超える額の鉄道車両です。売上高営業利益率だけを見てダイヤを引いたら、絶対にそんな鉄道運行をしようなんて思わないですよね。コスト削減はどこの業界でも共通のテーマですし。
でもって、こんなネタ、セールストークで使えるわけでもない。仮に言い出したら、「恩着せがましい」と東スポに叩かれておわりです涙

本当に、親切心以外でこんなダイヤ編成にする理由も動機も、企業側には本来ないはずなんです。
それを野田線はやっている。
そこは純粋にすごい、ありがたいと思いますし、もっと周知されてもいいんじゃないかなと思います。

こういうのはもうホント、企業文化、なんじゃないんですかね、東武鉄道という会社の。
春闘のニュースなどで首都圏大手の鉄道社名が報道されるときはいつも筆頭に名前が挙がるほど、業界をリードする位置づけの会社の筈なのに、旅客輸送の利益率はいつもサイテーランク。高収益を誇る東急には、逆立ちしても勝てませんw

単なる経営数字からダケでは読み取れない価値が、そこにあるとおもいます。
こういうのは、残り続けてほしいものです。

でもね、アーバンパークラインはないだろう、長いよ野田線ww
ん?




有楽町で火災があったと、いろいろメディアが賑わっています。
報道で気になったのが2つ。

1つは、現場に集まった消防車が47台とか。なぜそんなに?
しかも、実際消防活動が出来たのはそのうちの数台だとか。あとは基本、待ちぼうけですね。

延焼したわけでもなし、けが人が多く出たわけでもなし(救急車も消防車のカウントに入っているという前提で・・)、そんなに集まる理由がどこにあるんだろう?
消火活動に人が必要だから、という理由は少しあるかもしれないけど、それにしても多すぎる・・・
そもそも、集結する消防車は誰かが集中管理してる?この集まり具合をみるととてもそうは思えない、勝手に集まってきたんじゃないの?とか。

ともかく、震災とかであちこちから火の手が上がっているときにこんなことされたら(1か所に消防車集められたら)たまりません。状況判断がどうだったのか、一度見直してほしいもんです。


もうひとつは、事故の影響で新幹線が5時間以上も止まったとのこと。いくらなんでも止まりすぎでしょう。
9時間も車内で拘束された人たちが、よく暴動起こさなかったモンです。

東京駅ほどの折り返しターミナルを失えばそりゃ「通常の運行」に支障がある位は素人でも想像つきますが、品川にも立派な折り返し設備を作ったよね。そこを使っており返せば、間引き運転はやむを得ないにしても運休までする必要なかったんじゃないの。もっと言うと、もう一歩手前の新横浜や小田原にも上下線をつなぐ渡り線があるわけだから、そこを使って折り返しの収容力を上げることだって理屈ではできるはずだよね、とか。そもそも、渡り線てその用途のために作ってるよね、普段はろくに使い物にならんもんねw

なんとなく想像すると、JRの人がこれらの代替手段に頭が回らなかったとは到底思えないんですよね。
方法はあったけど踏み切れなかった、というのがホンネではないでしょうか。理由はいろいろ。

・途中駅折り返しにすると、車内清掃とか車内販売等のサービスレベルが保てなくなる
・新幹線の安全神話を守るため、極度に硬直的なダイヤ運行しかできなくなっている
・一部だけ復旧すると、人が集中し不測の事態が起こるかもしれない
・沿線火災ということで、鉄道施設そのものには影響ないのだから、火事が鎮火したらすぐに自然回復できるんだという楽観的な観測

などなど。

これらがいろいろ錯綜して、結果として新幹線は動かなかったんじゃないんですかね。
特に2番目なんか最悪じゃないですか。別に運行時の安全レベルを落とすと言っているのではなくて、閉塞方式を変えるとかで安全を担保する方法を変えるだけです。やったことないからやりたくないという発想に行きついているように見えます。

だいたい、新幹線の安全神話ってあれ、実はもう終わってるんです。
安全神話って要は開業以来死亡事故を一度も起こしていないことをアピールする言葉になっていますが、新幹線で人が亡くなる事故は起きているんですよ。
「三島事故」で検索すれば出てきますが、完全に新幹線の設備・運用体制が招いた乗客の死亡事故です。なので、いまさら「安全神話」なんて、砂上の楼閣にしか見えません。むしろ、それをタテに本来やるべきことをやらない体質になりつつあることに違和感があります。


新年早々、事件で奔走された現場の方々をしり目に言いたいことばかり言いましたが、仕組みがおかしいとすると現場はどうしようもありません。
集まりすぎた消防車も、5時間完全停止の新幹線も、事前にそうならない仕組みを考えておけば防げた部分もあったんじゃないですか。

などということを考えた新年でした。
今年もめんどくさい一年になりそうです。