どうも、駅舎を見ると自然に涙腺がゆるむ系ブロガー、ヤッパくんです🚃
さてさて、おなじみ【勝手にランキングシリーズ】。
今回のテーマは、なかなか挑戦的。
「本当に何もない。だがそれがいい駅」
普通、駅の良さって、観光地があるとか、商業施設が充実してるとか、そういうので測りがちですよね。
でも今日は、真逆に振り切ります。
「何もない」という美学を讃えたい。
そして、そんな孤高の1位に選ばれたのがこちら!
馬喰町駅!!!(バクろう、バクろう、バクろっちょ〜)※勝手なテーマソング
■ 馬喰町駅とは?超ざっくり解説
場所は、JR総武快速線のど真ん中あたり。
「東京駅から近いのに誰も目指さない」という、謎ポジション。
しかも乗換え口はあるものの、
地上に出たらすぐ絶景!みたいなものは一切ない。
そう、
・ランドマーク無し
・観光地無し
・おしゃれカフェも目立たない
という、潔すぎる何もなさ。
だけど、それがいい。
それがたまらない。
■ 地上に出ると、そこは"都会の谷間"
改札を抜けて、エスカレーターを昇りきると…
待っているのは、大量の無機質なオフィスビル群。
高層ビルじゃない、程よく古びた中層ビルが、きっちり並んでいるだけ。
道行く人も、ほぼスーツ。たまに荷物を抱えた業者さん。
観光客のキラキラした雰囲気なんて、一ミリもない。
だけど、その"殺風景"に、心がふっと軽くなるんですよ。
「何者でもなくていいんだよ」って、町全体が言ってくれてる気がして。
オフィス街の隙間を、無駄に歩く。
その行為自体が、なんだか癒やし。
■ ただ歩くだけで迷い込む、ディープ問屋街
そして、ビルとビルの狭い隙間をぬうように進むと…
突然、町がざわつき始める。
そう、ここ馬喰町は、
知る人ぞ知る「問屋街」なのだ。
小売店向けの服屋、カバン屋、ボタン屋、金具屋…。
一般人が見ても「???」な商品が、無造作に並んでいる。
たとえば、
・謎の白Tシャツ300枚セット
・リュックサック500個まとめ買い価格
・超マニアックな業務用スニーカー
こんな「誰が買うの?」みたいな商品たちが、平然とショーウィンドウを飾っている。
最高だ。完全にツボだ。
一周まわって、無性に欲しくなってくる。
「俺、今日からリュック500個背負って生きるわ」みたいな謎テンションが芽生える。
■ 観光地じゃないから、逆に"旅"っぽい
馬喰町の面白いところは、
「これを見ろ!」みたいな押しつけが一切ないところ。
観光地って、どうしても「名物!」「名所!」って感じで、見るべきものを提示してくるじゃないですか。
でもここは、違う。
「何もないけど、勝手に好きに歩きなよ」
って、まるで放し飼いにされる子犬みたいな自由さ。
それが、妙に旅っぽい。
ビルの隙間から顔を出す夕日、
古びた自転車屋のシャッター、
謎に味のあるコインランドリー。
そういう「誰も注目しない景色」を、自分の目で拾っていく感覚。
これが、馬喰町の醍醐味だと思うんです。
■ まとめ:「何もない駅」は、心のデトックススポットだった
馬喰町駅は、たしかに観光地でもないし、SNS映えもしない。
でも、それが逆に心に沁みる。
都会の真ん中で、
誰にも見られず、誰にも求められず、
ただぼんやりと歩く時間。
「何もない」を味わえるって、
たぶん今、一番贅沢なことなのかもしれない。
■ 次回予告!
さて、次の【勝手にランキングシリーズ】は、
「実は○○がすごい駅ランキング」
をやる予定。
地味だけど、驚きのポテンシャルを秘めた駅たちをピックアップしていくぞ!
それじゃ、また線路の向こう側で会おうぜ!