どうも、レールの音を子守唄にして育った系ブロガー、ヤッパくんです。
またまた始まりました【勝手にランキングシリーズ】。
今回のテーマは、なんとなくみんな気になっているけど、深掘りすると底なし沼にハマるやつ。
「下町のディープな空気が残ってる駅」
東京近郊には、下町っぽい顔をした駅はたくさんあります。
しかし「ガチで昭和からタイムスリップしてきた空気感」を体現してる駅は、そう多くない。
そんな中、堂々の第1位に輝いたのが……
京成立石駅!!!(ドンッ)
■ 京成立石駅とは何者か
京成押上線の、超地味な位置にいるこの駅。
正直、路線図だけ見たら「何があるの?」ってレベル。
でもね。
降りた瞬間、わかるんです。
「ここはただの駅じゃない」と。
駅前に広がるのは、昭和とビールと焼き鳥の香りがミックスされた、五感で感じるノスタルジー空間。
どこかで鳴っている演歌、昭和のまま時が止まったような床屋の看板、
そして、昼間っから焼き鳥片手にビールをあおる地元のおじさんたち。
ようこそ、ここが"リアル昭和"です。
■ 飲み屋街は、もはや異世界転生レベル
改札を出てすぐ、"呑んべ横丁"という名の迷宮が広がっています。
正式名称ではないけど、地元民にも鉄道オタにも、そう呼ばれて親しまれている。
この呑んべ横丁、すごい。
・細い路地に飲み屋がギュウギュウに詰まってる
・扉がない、暖簾だけの店もザラ
・外から丸見えなのに、誰も気にしない(むしろ見られる前提)
たとえば、
1軒目で串焼き、
2軒目でモツ煮込み、
3軒目で謎の手作り餃子、
4軒目でなぜか寿司……
という、胃袋のキャパを破壊するハシゴコースがデフォルト。
しかも、どの店にも共通していることがひとつある。
「メニューがめちゃくちゃ安い」。
ビール中ジョッキが300円台とか、焼き鳥1本100円以下とか、経済破壊してない?ってレベル。
もはや価格設定が昭和から更新されていない。通貨単位ももしかしたら昭和かもしれない。
■ 人が、あたたかすぎる問題
初めての街、初めての飲み屋。普通ならちょっと緊張するものです。
でも立石では、そんな心配無用。
一歩店に入った瞬間、常連さんに絡まれます。(高確率)
「兄ちゃんどっから来たの?」
「立石初めて?じゃあこれ食べな!」
「写真撮るなら俺も写っとく?」
そんな感じで、あっという間に飲み仲間ができる。
知らないおじさんと肩組んでツーショット撮ってる自分に、3時間後にはびっくりするはず。
ここには「他人」とか「お客さん」とか、そういう境界線がほとんど存在しない。
誰もが自然に、立石という磁場に引き寄せられて、肩を並べて笑っている。
それが、この町の"ディープさ"の本質なんだと思う。
■ 街のディテールにも萌えろ
飲み屋だけじゃない。
立石のすごさは、町全体が「昭和のまま動いている」というところにある。
・寂れたパチンコ屋
・小さな文房具屋
・駄菓子屋(リアルで営業中)
・謎の雑貨屋(たぶん入ったら出られない)
町を歩くだけで、いちいち胸がギュッとなる。
特に、夕暮れ時。
駅のホームから見える赤く染まった空と、
商店街のぼんやり灯る裸電球。
まるで、映画のエンディングシーンみたいな風景が、なんの演出もなく、そこにある。
■ 総括:立石は人生のエネルギー補給所だ
今、都会はピカピカのタワマンが建ち並び、
スマホで何でもできる世の中になった。
でも、そんな効率主義の時代だからこそ、
「何も効率化されていない町」に惹かれるんだと思う。
立石には、忘れてた何かがある。
人との距離の近さとか、笑い合うだけで満たされる感覚とか、
肩肘張らない、本当に自由な時間。
だから僕は言いたい。
疲れたら、立石に行け。
昼から飲め。
知らないおじさんと乾杯しろ。
そしたら、たぶんちょっと元気になれるから。
■ さて、次の勝手にランキングは?
次回は
「迷子確定!ダンジョン系駅ランキング」
をやろうと思ってる。
(新宿か渋谷か…いや、意外なあの駅か!?)
それじゃ、また線路の向こうで会おうぜ!