やっぱくんです。
また妙ちきりんなタイトルで始まりましたが、私が属する会社はIT業界にあり、IT業界の主たる売り物は、情報技術を活用したシステム基盤なりソフトウェアですね。
私はその会社で営業をしております。IT業界における営業という仕事が何かと問われると、システム部署が文字通りシステムを動かすことを専任する部署であるのに対し、営業は人の心を動かすのが仕事です。いやーかっこいいこといってますね。なに言ってんだか笑(自己ツッコミ)
で、人の心を動かすのに良い教材として、宮崎アニメを取り上げてみます。
以下ネタバレ注意です笑
宮崎アニメ、私も大好きですよ。特に、ナウシカ、ラピュタ、トトロの「黄金世代」あたりで成長期を過ごしましたからね。これらの作品に対する思い入れは強いです。
一方で、トトロの次回作、「魔女の宅急便」以後の作品と、上の3つの作品には何か感動のあり方に大きな変化があったような気がして、長年その理由がよくわかりませんでした。
今回行き着いた一つの結論は、感動の期待値に対する結末のあり方にあったんじゃないかと。
特徴的なのはトトロですね。
トトロは最後、メイが帰ってくるだけでも十分ハッピーエンドだったんですよ、ホントはね。
それなのに監督、どこまでサービスしたと思いますか?
・サツキとメイを病院に連れてってくれた
・お母さんの具合が、悪くないことが分かった
・お母さんに、メイのとうもろこしを渡すことができた
・仲違いしがちだったサツキとカンタが仲直り(いや仲違いは気のせいか?)
・お母さんが帰ってきた(退院ぽい)
・今まで家族を切り盛りしていたサツキがホントにお母さんに甘えるように、普通の少女に戻ってる
・メイの弟(妹)が生まれてる
などなど。
あとは、ラピュタの場合、ドーラたちがラピュタから逃げるついでに財宝かっぱらってきてたとか、ナウシカの場合はメーヴェと風が戻ってきたとか、ちょこちょこ本流でない感動を付け加えているんですよね。
期待値を超える感動というものは、やはり心に残りますよね。
ビジネスでも、まったく同じなんでしょう。顧客の想定する期待値をつかみ、それに応えるだけでなく、それをどう上回っていくのか。
当たり前に言われることではありますけど、トトロの大盤振る舞いを参考にしながら、より多くの感動を作っていくことがビジネス、つまり「他人のための行動をして対価を得ていく活動」に求められているんだなと、ハードルを設定してみる。
ちなみに、魔女の~以後の作品では一変して、期待値通り、もしくは期待値以下のエンディングに変わった感があります。
トンボは助けることができたけど、ジジの言葉は戻らなかった、とかね。監督の思考の変化なんでしょうか。
これはこれで趣はあるんですが、近年のジブリ作品ももうちょっと「サービス」してほしいなぁと思う今日このごろ笑。
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